まああれだ、ともあれこれだ
とりあえずまあそれだ、それでいいじゃないか
美味しいラーメンを食べるのもそれはそれで好しとしてさ
とりあえずまあ美味しいラーメンを全力で投げ飛ばそうや
キミの変 ....
誰しもが健康であることを望んでも
人間はタバコを吸うと云う
嗜好があれば
病気を悪くしたり
病気を患ったりする
まだ若いころ
人と人との距離感を
思うとやるせない気持ちが
するよう ....
呪詛の雲が立ち込めている
変わるべきは私ではない
私の頭にかぶり付け
尻から脳味噌はみ出すぞ
槍降る夜 轟く欠伸
放り出すジョーク
蓼を食む痩躯
遁走 潜望鏡
譫妄と共存せよ
おなか、空いてない?
きみにそう聞かれるとぼくのおなかは減りはじめる
そしてそう聞かれたときから余すことなく満たされていく
朝の光のなか、テーブルに触り、きみのそばに座り
きみに満たされた ....
ただ電車が通り過ぎていくのを
意味もなく微笑んで見送った
誰に語りかける言葉もなかった
本当の言葉など要らず
偽物の言葉で構わないのに
偽物の言葉すら持ち合わせていない
も ....
今までに出会った人なんて
台所に落とした
砂糖の粒くらい数えきれない
ほど 多いはずだけど
きみのことは覚えてるし
二度と会いたくないくらい
好きだよ
どうしてか忘れられない味だ
....
安保法案反対もデモも自由だけど、「強行採決」という言葉を使う意味が分からない。与党が法案を通せる議席数を持っているのは、投票者による投票行為の結果であって、それを否定するのであれば民主主義から否定しな ....
駆けた
夜の夢を
君のために
その熱量は
人生で一番荒いから
足が燃えた
賭けた
指差す方向どちらに
行く方が正しいか
それに答えはないので
手のひらは燃えた
掛けた ....
何が正解か不正解かって
分かりきった世界なら
何度も誤って謝って絡まり
空回りしなくても済むかな
遠回りも近道も
行く先はおんなじで
踊る阿呆ばかり、意識高くても
逝く先はおんなじで ....
夢でおちたばくだんを
昼まで胸に抱えてうろうろ過ごしている
人びと、
街の風景はあまりかわらないが
夜、ようやくわすれたころに見る夢に
ばくだんが落ちてくる
たいていばくだんには詳 ....
わたしはよこ向きにうつ伏せて
雨のふるのを聞いていた
かすかにモーターの音が混じっていた
どうしようもなく世界が果てしないと
思っていた水色のとき
安保法案に反対する
ジジイババアで結成された
「安保法案に反対するジジイババアの会」
代表下山田芳雄(128)氏は
政府への対抗措置として
今後一切年金は受け取らないとする
年金受給ストラ ....
息をとめていると
だんだん頭のなかが白くなって
そのまま
眠ってしまいそうになる
たくさんのものが
行ったり
来たり
忙しそうだ
とどまっているもの
変わらないものを
置き ....
グンゼのパンツ1丁で
猿ぐつわをして
何の関係もない
人々に突然斬りかかる
ヤク中の男をやっつける
正義の味方
その名も「通りマン」だ!
名前の付け方
間違ってるだろ・・・
....
『崖の上のポニョ』も
『もののけ姫』も
『天空の城ラピュタ』も
ポニョが宗介に受け入れられなかったら
サンがアシタカに受け入れられなかったら
パズーがシータに受け入れられなかったら
話は終 ....
あの人の店のそばにあった
公園の緑の匂いがとてもつよく
茶色のオフタートルにジーパンの
彼女はいつも笑っていた
窓ガラスを揺らす
バスの後部座席にふたりで腰を掛け
曇った朝の日 ....
老舗のホテルで寝ている舞は
魚みたいで
息もしていないのに
きれいに見えた
お互いどんなしくみで
そうなってきたのか わからないのに
仕方なくそう抱き合って
迎えた朝のような ....
感情があるからダメだったのか
そんな訳はないと思いながらも
否応無しに下がっていく体温
勝手に好かれて
勝手に嫌われて
何の説明も無いまま進んで
いつの間にか無かった事 ....
1
あたしは名前を持たずに創り出された
たとえ
世界中の有象無象がそうだったとしても
彼らは
他人から呼ばれる名前に安寧の場所を探し
その名前を借りて色を持つ
色即是…
その後は
....
昼会った友人と
朝まで一緒にいた
夜 ベッドの中で
(お前さ、もし俺が今お前としたいって
言ったらどうする?)
と聞かれた
彼にし ....
戯れが過ぎたのか
名月が遠い 待てない心臓が加速始め
この訪れの麗らかさを
深呼吸トクトク鼓動にはもって上体を反らして
螺旋の儚い軌道を静止飛んでいる
ひたひたの心に ....
誰かの言葉になんか慰められたくないし
言葉なんてものに何の力もないのよ
そう言って君はグラスを置く
アスファルトの陽炎(かげろう)
やがて入道雲に変わる・・・
....
空の見えない
白い夜は
籠ったため息で
爆発寸前
限界を越えてふくらむ不満
針の先程の穴でもいいから
抜け道を頂戴
生ぬるい夜風が
髪を湿らせてもいいから
祈りも宅配便で
時間 ....
枝葉に付着した
無数の小さな丸い水滴 銀の透明
は、
照らしだす光に 光を通し輝く
光そのものは見えずに
只、
銀の透明響かせます
無垢なる人の魂に
線香の白い煙の糸がたちのぼる
追って見上ぐれば
黒い梁から見下ろす遺影の果て
白い路(みち)はほどけてく
おそらく、天上界まで届いたあたりで
夏は喪のシーズンだ
祖霊が帰り
私も帰り ....
何か
大切な物が 欠けて
情緒が欠落している
月に
力を
借りただけ
魔力が落ちないように
ヒトを
食っただけ
だから どうした
眠れない夜だったから
架空の国へ出かけた
王位継承
森の魔物
結界の霧雨
本を閉じると
外も
いつのまにか雨
この雨が結界なら
私も連れ去ってくれ
見わたす現実の
....
あなただけに告げる「ワタクシの秘密」と言う台詞が
どうも くすぐったくって 仕方が無いのです
地図に無い場所を求めて 彷徨う旅人だとか
誰も受信できぬ電波を 感じる肌が
むず痒くて ....
さて、僕のおなまえは?
「ジンゴロウ!」
元気があって良いな、ジンゴロウくんは
それで今日はおじさんが
ジンゴロウくんのババアの顔を
描くからね
ジンゴロウくんが
ババアの特徴をよく思い ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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