私の窓辺に晩秋の風がやってくる。
 あの山の麓の村にもそれは訪れただろうか。
 恋しくてたまらない。
 我が半身は今どこを旅しているのだろう。

 想像の翼を広げてみれば新たな地図が必要ら ....
脈を打つ山型のラインが
平行線をたどった。

手を握り
「お父さん。」と呼び掛ける私の前で。

(父は目を閉じたまま、酸素マスクを着けている。)

力の抜けた手は
時間と日にちを追 ....
草影の虫の音 止み
静けさ 日に増す 夜の冷え
夜に落ち葉 風
かさかさと地面を擦り
見上げれば
オリオン座 澄んでいる
澄んでいる 訪れる
今年は特に
季節の周り 時の流れ
早い  ....
言わなくてもいいこと

真実

人間の好き 嫌い

生理的にダメなの

それは言わなくてもいい

誕生日のプレゼントに ブランドのスカーフ

喜んでくれていたのに

「ゴル ....
これからは どうもしないよ
腕を引かれて向かうは将来 過去は死ぬから振り返ってはいけない
きみが抱えるあらゆる不安を取り除くため 悪役を買ってでてあげよ
これからの人生をだれよりも有意義にいきな ....
すきなことをするつもりで
すきなことらしきことをした

自分の事なんてやっぱりわからない
きらいじゃない
なんて言葉がきらい

なにかと戦っているひとの本を
店員に隠れながら立ち読みを ....
電車内で態度の悪い
高校生をいきなりぶん殴ったら
倒れたきり動かなくなった
多分死んでいると思う

態度の悪い高校生は
態度さえ悪くなければ
こんなことにはならなかったと
後悔しながら ....
真冬の空を見上げると
触れればたちまち血が噴き出るような
鋭利で銀色をした太陽の光が
突き刺さってきて
女はとたんに眼を閉じたが
まぶたを通しても痛みを感じるほど
眼球は鋭い光の残影を見る ....
もの言わぬピエタを前に
ぼくはすでに言葉を失っっていた

何を語ることもなく
鼓動だけはゆっくりと打ち続けていた

螺旋の彼方に消えて往ったおかあさん
ぼくは何かを伝えたかった
も ....
NCM参加作品 僕は今もうんちですけど



「皆くたばってしまった。」


私はその男の詩を、いくつか、読んだことがある。
 数年前から私は『文学●●』という詩の投稿サイトを、だ ....
僕が酒のさかなだった頃
僕はネット詩の歴史を書いた
やがてすべてを飲み込んで
今では楽器屋に勤めている
彼のように 僕は歌を歌う
呼吸が、止まらないから、
止まらないから、叫び出す
 ....
レトロ映画館
ふたり手をつなぎ眺める

カタカタ回る映写機
上映作品は砂嵐

灰色のノイズの繰り返し
響き渡る摩擦音

「すごく面白いね」
目を光らせて君が言う

「そうだね楽 ....
人は忙しい
食べなければならないし
時々泣かなければならない

すべてなげうって
頁のなかほどでずっと
うずくまっていられたら
どんなにいいかとも
思うけれど

ごめんね
もう行 ....
去っても
忘れても
過ぎても
酷も
すももも
甘酸っぱい

落としても
疲労
少しずつ
気付きあげて
幾年月

コスモスの花が
散るように
浮遊しはじめた
空気の中 ....
鉄砲玉は小さく固められた
他人の罪によって表面を鍍金され
もはや己の言葉を発せない
鉄砲玉は撃ち出された
望まない相手に向かって
望まない高速で
引き金を引いたのは誰だ
引き ....
洗いたての助手席に白い泡のようなおっぱい 無関心無関心夜のままのセロファン 枕蹴飛ばされ地球も複雑骨折 待ちぼうけが苦手でガラパゴス進化する。 つぶやきたくなっても
我慢するこった

才能がない分だけ
我慢が必要だ

おまえの我慢が
飽和点の遥か彼方に
達したとき
おまえのつぶやきは
初めて
鼻くそのような聴衆に
聞き ....
一等好きで
嫌いなあなたを信じていた
からからと振り回されるかざぐるまの
無邪気さに心痛めて

傷んだことに驚いているあなたは
思いもよらなかったのだろう
意味のないボタンを押すように
 ....
夜になるといつも
自分しかみえない
だからさみしくなるんだ

朝がくれば世界がみえる
だから歩きだすんだ

さみしい夜を
こえるために眠るんだね

なんのためになんて考えない
い ....
花火はまるく枯れていきます
ショーケースの中の目玉焼き


煙の輪
海月だよね

水族館で青い光に泳ぐ球形の
触手は意思もなく揺れていて
夜を渡る浮遊はそれぞれに
腕を伸ばす
 ....
私は 地獄通りの道を歩いている
「詩人」という、重荷を下ろせば きっと
地獄通りを 通らなかったに違いない
こんなにも暗く、高潔で、淫靡な道を 
コトバだけで築き上げた 女の迷路からま ....
自分の時間は
有限であるから
あなたのためにも使いたいと
思ったならば
それは
それほど大切に思っている
ということである

目を閉じると
香る風は海の匂い
懐かしく思うあの日 ....
うさぎが死んでしまうのはなぜ?

さびしいってどんなこと?

知性?

感性?

本能?

全部?

うさぎってぼくらのこと?

さびしいとよわまるものなあに?


 ....
ゴキブリなんて大っ嫌いギャーギャー言って逃げ回
るくらいだけどもっとキライなものがあってそれは
ギャーギャー言ってさわぐやつなんかみんなシねば
いいのにって思ってるそんな自分こそシねって思う
 ....
あの花の名前を知らないならさっさと調べればいいと思うし、台所で話しかけたかったらさっさと話しかければいいし、もたもたしないでちゃっちゃっとやっちゃいなよって思うのよ、ときみはラガービールを片手にフ .... 零れ落ちる火球の美しさが 夜空に映えるショットを
ゆっくりと 眺めながら

過ぎ去った日々の思い出を 紐解いて見る
天井では ピーチク・パーチク

お母さんは 何処へ 行ったの?
 ....
自分を描き出しながら東京24区は月の匂い
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ため息ひとつヒヤシンス13*15/11/7 6:38
僕は寝ているふりをした。梓ゆい2*15/11/7 6:17
しみじみ冬秋也215/11/7 3:19
言わなくてもいいこと佐白光1*15/11/7 0:10
萼(がく)ayano315/11/6 22:44
負け戦朧月215/11/6 22:07
キンタマ王子、高校生を殴る花形新次315/11/6 21:58
冬の光カメグ215/11/6 20:12
母の肖像レタス13*15/11/6 20:02
NCM参加作品 僕は今もうんちですけど赤青黄3*15/11/6 19:16
NCM参加作品 僕が酒のさかなだった頃kaz.115/11/6 15:45
わるい子供たちwakaba015/11/6 14:46
栞紐そらの珊瑚1515/11/6 12:27
コスモス藤鈴呼4*15/11/6 6:57
鉄砲玉の唄葉leaf415/11/6 5:40
洗いたての助手席に白い泡のようなおっぱい北大路京介415/11/6 3:28
無関心無関心夜のままのセロファン515/11/6 3:28
枕蹴飛ばされ地球も複雑骨折315/11/6 3:19
無題梟由香里015/11/6 2:37
キンタマ王子、我慢しろ花形新次015/11/6 0:13
一等のかざぐるま這 いずる415/11/5 22:50
ひかりをつくる朧月315/11/5 22:40
はて315/11/5 22:14
花火為平 澪815/11/5 22:09
有限瑞海6*15/11/5 21:16
うさぎ吉岡ペペロ215/11/5 21:02
僕は寝ているふりをした/即興ゴルコンダ(仮)投稿.86こうだたけみ7*15/11/5 19:37
僕は寝ているふりをした 阿ト理恵9*15/11/5 15:33
かき氷藤鈴呼1*15/11/5 3:02
自分を描き出しながら東京24区は月の匂い北大路京介7*15/11/5 1:24

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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