厚揚げを肴に一杯やろうと思い
小銭入れを握りしめて
商店街へと向かった
近道をしようと団地の公園を横切ろうとしたところ
厚揚げに似た薄茶色のぽってりとした猫がニャァと誘うので
ぼくは猫のあと ....
バドミントン選手が
賭博をやった結果
オリンピックに出られなくなったのに
競輪選手が
オリンピック代表になれるのは
矛盾ではないのか?
答えはノー
すべては違法かどうかの問題なのだ
で ....
春はいつも落ちる .... 人が死んだら神様になると子どもに言ったら
神様が死んだら何になるのと聞かれた
神様はたぶん死なないよと言ったら
なんで死なないのと聞かれた

死ぬのは生き物だけ
神様はタマシイだけだから
 ....
果物屋は空調がきいている
バナナの薫り
痛んだ苺のにおい

小さな路面電車
通りすぎる車窓のひとつに
あなたの暗い顔

今、どう暮らしているの
スーツを着ていたわ
仕事かしら
 ....
近所にスーパーができたので
ひとりぼっちで買い物に行った
自動扉を中に入ると
アナキストとすれ違った
笑ってやれ アナキストを

さあ 渡ろうじゃないか
どこへ
どこへともなく
いつ ....
  ぬるい肩ら、
  いまは{ルビ抱=いだ}きあう
  あたたかな那由多に


  {ルビ細雪=ささめゆき}、
  うす燈り
  耳のなかの馬にのり
  ぬるい肩、はなれていく ....
自称詩人は犯罪者かその予備軍だ

詳しく言うと
ナチュラルボーン変態や詐欺師だ

ナチュラルボーン変態で有名なのは
ペンペン草田男(58)
こいつは猫なで声自称詩で
頭の弛いオバチャン ....
かあさん
わたしは誰ですか
昨日は もう弔いました
それでも自分がわかりません

若い桜の樹ばかりの町
そこでわたしは生きています
信じられますか
そこでわたしは生きています

弔 ....
温かな陽射しを浴びて
細い腕の静脈が
緑色の葉脈となってしまったのは何時のことだろう
そう
苦しみのない世界に来てしまったのだ
父が死に
母が死に
弟が死に
妹が死に
失うものはすで ....
失う口形を魔の辺りに視て尚も孕むかシ
トワに問う意味に倦み編みあぐね拗ねる
ウタの蒼さ麻袋に包み墓に供え貫かれた
裸の螺の水仙うねりのネを張り伸ばし蝕
される音韻のシズク触覚でハジク悼むこ
 ....
私ハ、亜十夢。

アノ日カラ、人間ノフリヲシテ
娑婆ニ混ジッテイルノデス。

胸ノ蓋ヲ開イタ燃料ハ
何時モ ばうわう 燃エ盛リ
気ヅイタラ…今日モ日ガナ
鼻息荒ゲテ! 働キマシタ。
 ....
門の前はひっそりとして
呆けた顔で、立ち尽くす
{ルビ襤褸着=ぼろぎ}の男

雨の滴は、腕を濡らし
門柱に ぺちゃり と
白い糞はこびり、落ち

(この世を覆う、雨空に
 数羽の烏は ....
干からびたあたまの中で声
が、き、こえ、る、
どよう
丑の日
今日
からは

湯呑
電話

抹茶
あじ

反則技
かけて
ごらん
なさい
よせよ

だっと走る
 ....
「思春期」


疎ましく膨らんで
悩ましく弾けて
狂おしく奔って
暑苦しく押し黙って

思春期なのか
四月は変拍子

狼狽える前髪で
躊躇う指先で
彷徨う吐息で
蹌踉め ....
セックスは単なる体液の交換だと
映画のセリフを引用して
カッコつけて見せたが
ポコチンはビンビンで
先っちょはもう濡れているのを
リルは見逃さなかった

「ちょっとー、いやだー、やめてく ....
憧れてはいけないと思うし
聞く尊さゆえに忍んでる
私は私でいても良いのだなどと
思い切ることが難しくてもそれでも

夜空にオリオン座がかならずみえてそれが
不思議ではなかったそんな頃
畏 ....
 すべての家の窓は閉められている。
 通りには誰ひとりいない。
 路地裏は灰色の匂いがする。
 この世に僕一人しかいないような感覚。

 家並みを抜けると開けた田園地帯になる。
 僕は ....
料理の雑誌に載っている
誰にでもすぐ出来る簡単料理
時間もあまりかからない

時間をかけて出来た料理のように
見た目も味も変わらない

簡単に出来ることだけを考えて
楽しい美味しい料理 ....
 オルゴールが穏やかに流れる
 喫茶店の窓から外を眺めると
 桜がさらさらと散っている。
 春が終わろうとしている。

 桜の薄いピンク色の花びらが
 ひとつまたひとつと僕のいる
  ....
2メートルおきに眠る
肥えた兎
薄桃色の淡い毛並みは

ゆれて
ゆれて

蒼い夜
泡が浮かぶ
球体に敷きつめた
草は
安らかな時代の彫刻

銀兎はあらわれ
消える
おばけ ....
きみにもたぶん

色んなことがある

公転と自転をくり返し

わけがわからなくなる日ばかりで

砂時計を抱きしめたまま

大気圏を突破すると

今度こそ本当に笑うよ、と ....
【無口】


山高帽の男の顔は見えないが
どこにでもある石を缶詰のように
開けようとしている

男にだけにわかる匂いを閉じ込めたのは
誰なのか
日記帳の文字の旧字体が
机 ....
遠くに並んでいた劇の数々が
間近でにわかに動き始める
近くで私を統括していた原理が
いくつもの山の彼方に拡散する
遠さの中にはいつでも近さがあった

人のためにするという行為の目的 ....
春に叫べども
春に泣けども
ジグザグな道を脇目もふらず
僕らは駆けていく
クライマックス
バラ色の未来
黄金郷
究極の悟り
ノーノー
否否
そんなものより大切で大変な何かが裸で寝そ ....
バドミントン賭博?
何を言ってんだ!
対戦してる奴等
どっちも知らねえのに
怖くて賭けられるかっつうの!
オグシオはいねえのか?
オグシオは!

えっ、そうじゃない?
バドミントン選 ....
          160408

65年前のアメリカ製ラジオが
らじるらじるの代わりに
春に小雨が降る/なんて歌ッテイルよ
小生意気だね
RCAの5級スーパーは110ボルトから
100 ....
文春の影響力は海を越え
パナマ版が発売されたらしい
得意の暴露記事も
世界的なレベルになって
プーチンや習近平、メッシ
が標的にされているとか

いやはや
文春恐るべし
夜が好きで

夜に生きてる

人が寝静まった空間が

なんともいえず落ち着く

ダメな人間だとよく言われるけど

ダメでいいと思うようになった
みんな
期待にこたえたいから
泣くんだ

自分の幸せを
願ってくれる人のために
苦しむんだ

誰も私の幸せを望んでなければ

私はこんなに苦しんだりしない
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夕暮れレタス216/4/10 18:45
猫真似花形新次016/4/10 17:52
桜の木の下にはTAT216/4/10 17:05
半分神様イオン1*16/4/10 17:02
青い商店街印あかり7+*16/4/10 16:56
近所にスーパーができたのでオイタル316/4/10 14:27
nayuta草野春心316/4/10 10:42
自称詩人は犯罪者かその予備軍だ花形新次016/4/10 10:41
信じられますかもっぷ116/4/10 7:20
春死なんレタス216/4/10 5:07
書くか・ソレデモただのみきや7*16/4/10 0:51
亜十夢の丘服部 剛016/4/9 20:43
116/4/9 20:08
干からびたあたまの中で[group]ふるる5*16/4/9 17:54
発条式発泡詩 <1>nonya1416/4/9 10:23
ミッキー吉野家&ラリルレロラリ「肉体関係」花形新次016/4/9 8:00
モノドラマもっぷ216/4/9 5:48
人生の選択ヒヤシンス5*16/4/9 5:43
簡単料理夏川ゆう216/4/9 5:24
予感ヒヤシンス3*16/4/9 5:14
おやすみ物川祐治216/4/8 23:45
白い花もり2*16/4/8 20:33
姫たちのお茶会 中[group]るるりら9*16/4/8 10:08
新任地葉leaf316/4/8 4:19
虹色の走者たち秋也016/4/8 2:55
バドミントン賭博問題花形新次016/4/8 1:01
一日中雨の日にバイクが過ぎるあおば2*16/4/8 0:41
パナマ文春花形新次016/4/8 0:16
わたしガト1*16/4/8 0:09
答え2*16/4/8 0:03

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