古い草は苦いって思い込んでいると右隣の若い草
からしっぺ返し食うんだペシリパクリおかんむり
の画数なら同じなのに黙々と食んでいる木曜日は
羊みたい雲がもくもくと駆けてます欠けてます月
あかりの ....
風の車内に、
弾丸が飛び交っている。
女の鋭い視線に、
私の眉間は打ち負かされる。
ここでは、
誰もが皆、
小さなスライド硝子のなかに弾丸を隠している。
ある男は弾丸を飼っ ....
青い翼があったなら
ぼくはどこまでゆけるのだろう
成層圏はもう間近なのに
ヒマラヤ山脈をやっと越える翼があるだけで
青空の先に映る星はみていないのです

できることなら鋼色の青い翼と
 ....
   たくさんの街が存在すること


   昨日 仕事帰りに職場の人と飲みに行った
   焼き鳥屋の二階 座敷に座った
   最近知り合った人たちは
   それぞれに可愛か ....
ぶーーーーーーぶっ壊したい

ーーーーーーー学校なんか

ーーーーーーーーーーーーーー ぶぶっ壊したい

 ....
乾いている


鼓膜に打ち寄せる波に温度はあるのか
でも 飲み込んだ言葉はひび割れていた
靴音から調律までが一番好きだ
酔っていれば君を見つめていても
秘密のまま 鍵は手の中 ....
どうしてひとは死ぬのか
でも
恐竜やマンモスたちが死んでくれなかったなら
わたしたち、居なかったね

どうして父さんは死んだのか
十余年がんを繰り返して
苦労したから痛かったから我慢はた ....
スズや、スズ、と 呼べば白猫が一匹
呆けてしまった昭和の頭に 鈴の音だけでやってくる

年老いて逝く者の生きがいのために 孤独死を恐れてか
「アパート一室につき猫一匹飼育可能」、の高邁な ....
人より一本多い肋骨を
左胸に隠してる

きみがテストを丸めて
ロトの剣にしてた

くらいの大きさ
家に呼ばれなかった子供たちが
二階の窓にはりついている

メリーゴーランドの
オルゴールがみえるかい
メカトリル鉱石で
千年先も残るんだ

窓を開けると秋葉が舞い込んでくる
夜になれ ....
一人でいる方が楽だから大丈夫 という声が小さい
大勢の中に入ると面倒 という声を出すのが面倒

私は何をしているんだろう
なんで私はこんなに辛いんだろう

思えば 私は私のことしか考えてき ....
未来

くたびれた大きなバスが
大袈裟に息を吐き出して発車した
窓ガラスに映るのは
やはり同じようにくたびれた顔たち
拝啓、エメット・ブラウン博士
ここにはタイムマシンもなければ
そも ....
いやなけはいにみあげればすいたばかりの和紙みたい月が五線紙のような電線にひっかかっていてシがなっている苦い昼を閉じるため視線をずらしてソラみたことかとならしてみる今夜はおでんにしようかとわたしと大 .... 夜の粒が
とけだしてゆく
空の底は
うすむらさき色にゆるみ

未来が滴らした
おれんぢが
静かに攪拌されてゆく

ここは
宇宙の果てなのだ
あるいは
巨大なグラスに注がれた
 ....
初めてってなんだろう。
わたしの父は、父を初めてしているような感じのひとだった。人生を初めて経験しているようなひとだった。
わたしだってそうだ。小学校の頃、いつもふしぎに思っていた。放課後はまいに ....
死にたい時がある

別に構って欲しいわけじゃない

だれかにすがりたいわけでもない

誰も聞かなくていい

誰にも届かなくてもいい

ただ、そういう時自分は

死にたいんだな
 ....
溢れてしまう君への想いが歌になる
早口で唄うのは照れ隠し
美しさを突き詰めれば君になる

記憶ってもんは
会えないあいだに美化されていくはず
リアルな君は常に成長中?
直に見りゃまた世界 ....
キンタマ王子という名が
全国的に知られてしまったため
今までのように自由に行動出来なくなった
キンタマ王子は
東横インにチェックインする際に
生まれて初めて偽名を使った

中島みゆきの大 ....
あなたはいつも 視線の先に


ねこじゃらしの房が
朝日に照らされ
柔らかな光の珠になった
そのままとんでいって
しまいそうだった

抱き枕じゃ足りなくて
誰かに思い切り甘えた ....
目が覚めると、私は小さな部屋にいた

殺風景な部屋だった。
真っ白な壁。部屋の四隅を示すように、上部の硝子が嵌め込まれた窓から差し込む光が唯一の光源だった。
家具などはなく、代わりに、部屋の中 ....
あの頃 人間花火に成るんダ! って
本気で 信じてた

大きなダリアの花模様は
ほんのちょっと 仰々しかったけれど

其処に 空白の 心なんて
存在 しなかった

トレンディードラマ ....
毎週の水曜日は
たまご10個で100円だ
妻が自転車のタイヤに空気を入れて
スーパーに走ってゆく

ぼくからしてみれば
どうこう言うことは無いのだけれど

妻は走ってゆく

ぼ ....
夕月が
悲鳴をあげているような赤
骨の色に似た電柱の上で
闇のようなカラスが羽を休める
よどんだ、生温い空気の
送り主を忘れた鎮魂歌のような始まり


血液は半睡の眼と同じ ....
ああ素晴らしき日常

私と君とを繋ぐのは
もう一筋の電気しかないのか
引き裂かれるほどの痛みを持って
私たちは寄り添うのだろうか

そもそも痛みとは何か
私の痛みと君の痛みは
同 ....
黒髪で
すらーとしてる女の子
15歳らしく
元気で明るいんだけど
じーっと静かに
こちらの話を聞いている
その顔を見ると
何だか何を考えているかわからない
その子の右目は二重で左目は一 ....
ナイフを手に入れろ
くすんだ景色を切り裂くために
ほら こんなに青く 世界は
青く燃えて たゆたい――

ナイフで胸をえぐれ
にぶい痛みを消し去るために
ほら こんなに紅く おまえは
 ....
ぼくは何処までも往きたくて
ありったけの大枚の札を払い
列車に乗った

河を越え
トンネルをくぐり
何処までもゆく列車に乗った

車窓を開けたなら
緑色の空気が
車内を満たして ....
片側二車線の国道に車に轢かれた
猫の死骸が横たわっていた
電線に横並ぶカラスたちの視線は
一点に集中している
ひっきりなしに通り過ぎる車の間隙に
猫の死骸は潰れて
薄くなってゆく
や ....
いつか

きみとぼくしか知らない季節があった。

8月は32日あったし、

クリスマスは2週間くらい続いて、

だいたいが春。

気温だっていつも3度、
高かった気がする。

 ....
貴方を包むに
私の腕は小さすぎて
夜に溶け込んで
星や月と共に
貴方を抱きしめてしまいたいのに
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
苦い昼/即興ゴルコンダ(仮)投稿.82こうだたけみ3*15/10/22 22:25
ささくれあおい満月6*15/10/22 21:39
空へレタス2*15/10/22 21:23
スミノフ、ウォッカ崎山郁5*15/10/22 21:19
もり4*15/10/22 21:06
観想凍月9*15/10/22 18:37
おしまいの或る詩[group]もっぷ1215/10/22 17:22
アパート@猫一匹為平 澪9*15/10/22 17:05
つるぎmizuno...215/10/22 15:04
moonless night215/10/22 14:39
泣けない女の子陽向∮12*15/10/22 14:10
未来itukam...3*15/10/22 13:01
苦い昼阿ト理恵8*15/10/22 12:11
リキュールな朝そらの珊瑚16*15/10/22 8:44
放課後の家族吉岡ペペロ815/10/22 8:26
死にたい季節があるkei99215/10/22 1:15
傾国北大路京介715/10/22 0:10
キンタマ王子、偽名を使う花形新次315/10/21 23:07
隣には誰もいない凍月5*15/10/21 22:53
白い部屋愛心215/10/21 22:35
お洒落な言葉なんて要らない藤鈴呼3*15/10/21 21:53
たまごレタス215/10/21 21:44
いまだ降る光のレインホロウ・シカ...4*15/10/21 21:43
エレキテル瑞海6*15/10/21 21:33
opus115/10/21 21:33
旧・青少年非行団の歌ただのみきや18*15/10/21 21:23
緑色の切符レタス115/10/21 21:17
ブラックバード115/10/21 20:43
狂った季節もり5*15/10/21 20:08
抱きしめたい中村 ながる6*15/10/21 19:52

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