明滅がせわしなくてうつくしい

渡されたまま 騙されたふりをして
わたしたち
殺された草を食む
なんという動揺のあとの
なんという静寂

 〈たくさん毒を食べるから
  たくさん薬が ....
春の日差しに照る光
影と陽の二重音奏は
日常というリズムを奏でている

自然の一つ一つに
咲き始めた根を張る花弁に
青空のキャンパスを渡る一片の白雲に
私達の一つの想いに
無数の生活に ....
「総理完成しました
 これが、コンピューター付きブルドーザーの
 コンピューターをシミュレートした
 人工知能、カクAIです」
「そうかついにできたか
 これで判断に迷うことは無くなるな」
 ....
君のその変色した合成樹脂みたいな脳みそから
濁ってる記憶だけを取り出して
映写機に装填してレトロ上映会を開きたい

僕があの頃の君に惚れていたかどうかなんて
そんなどうでもいいくだらないこと ....
○○君!?びっくりした…
そんなカッコで
急に呼び止めないでよ…
塾の帰りですけど~
一人ですけど~悪い?

喫茶店?私はいいけど
そっちはいいの?
バイト中でしょう…
残り一個だか ....
夏が近づくと、
青空が目に染みる。
遠いはずのあなたを、
こんなにも近く感じる。
あなたは、
私の手首に突き刺さった、
血にまみれた硝子の破片を、
一枚ずつ抜いてくれました。
私は、
 ....
愛は常温がいい

たまに刺激があってもいい
凍る恐怖も
気化する悲しみも
たまにはあってもいい

でも愛は常温がいい
波はないならないほうがいい
つまらなくていい
くだらなくて ....
馬鹿サヨク崩れの
最も許しがたいのは
自分の主張を
正当化するためには
デマゴギーを振り撒いても
平気だというところだ

コイツらは表面上は
良いことばかり言ってるくせに
中身はほぼ ....
金色のドアノブ
回して入る
白い羽毛
一欠片
遥か上からふわりふわり
眺める私
落下というにはあまりに遅く
「あの子も地面に優しく抱きしめられただろうか」
思い耐えがたく去り戻る
土 ....
故郷の日差しは金の光
輝かしい夢の名残日
新郷の日差しは銀の光
傷痕の上を冷たく滑る

故郷の道路には乗用車があふれ
人々の生活で満ちている
新郷の道路には工事車両がいっぱい
 ....
「中野ぉ~中野ぉ~でございます」 
ぷしゅー…っ ドアが開いたホームには
なぜかお巡りさんが、目を配らせている。
今日は伊勢のサミット最終日 オバマさ
んは広島原爆ドームにて黙祷する――。
 ....
路面に、跳ねた
鳥の糞すら
書家の一筆の如き、あーとだ

――この世界は
  詩に充ちている
受け取ったナイフで
少女は林檎を割った

夕べ、僕が刺し殺し
眠い目を擦りながら
それが起き上がりはしないかと
見張っていたんだ
部屋の隅で

分かるかな、この感じ
血のついたナイ ....
僕は必要。不必要
いらなかった?
なんで作った?
本当の理由は聞きたくなかった

なんで産んでしまったのかな
夜な夜な後悔することがある
若さとあなたへの当て付けだった
今はもうキライ ....
光が濁っている 
花粉のように
ここは
朝なのか
もうずっと前 
愛した
あの誰でもない……誰か 
夜の湿り 
かさねた翅 
月の淡い幕に覆われて 
昨夜のことか
精をささげ 
 ....
人は不思議だね
1人ぼっちだと死ぬのが怖くなくなる
1つ歳をとるのがどうでもよくなる
けれど好きな人と一緒にいると
死ぬ事が怖くなる
1つ歳をとるのが怖くなる
好きな何かから逃げてしまえば ....
寛解、というのだろうか
表面が四方に向かってひかっているさまを見ろよ
アスファルトの単位、瀝青のかどを水滴が打って
二次元の広がりを持つ表面を
雑音には継ぎ目がない
日常に継ぎ目がないほどに ....
「生きている」
 この世界に

「生きていた」
 あの世界に

ああ
なつかしいな
西暦があった世界の2000年頃に
わたしのバリエーションが詩を書いていた
おそらくそんな世界があ ....
恥じらいをレモンに例えよう
その丸み、その香り
べろの根が押し上げられるような
ちょっとした痛み

足がわなわなとする
勢いにまかせ
こんなところまで走り着いた

さっきのあなたが西 ....
俵ぼっちを編んでいる
逞しい背中に薪を投げつけて
目から火が出たが
火事にはならなかった
消火器も置いてないのに
火花が小さすぎたのだ
花火になっていれば
桟俵法師の名で書いているかもと ....
みにくいあひるのこ は有るのに
みやすいあひるのこ は無い

おきのえらぶじま は有るのに
おきのえらばないじま は無い

正常位 は有るのに
異常位 は無い

アルバスダンブルドア ....
わたしを呼ぶときは
歌うように呼んでね
るるるるる〜
まるで電話のベルみたい
わたし声色ひとつ変えて
答えましょう
はいこちら、
るるるるる〜でございます
陽気で愉快で意地悪な
るる ....
  床への
  暮れどき
  バナナ、薫り
  ふさがれる
  夢の耳


  碧い
  シャツの海では
  あなたらしき丸みが
  ちぎりすてた影が
  つぎのひかりを ....
ざくり 
 ざくり
  切り開いていく

  ザクリ
 ザクリ
切り裂かれていく



沈没しようが
岸に辿り着こうが
時流は静かに流れる

己、凝視スル眼
潮流を読み笛 ....
ようやく、わたしの冬眠が、始まった。

再び、負け惜しみに身を焼べる、

それは、昔から、望んでいたことで、

木漏れ日を身篭る、晩秋のにおいを抱え、

磁場の上に、星は繁殖する、
 ....
赤の世界。
掌、日焼けの少ない白い太股は、車の赤ランプを浴びている。黄色い布は暖かそうな、かつ目を閉じたくなるような眩しいオレンジに変わった。だが、青いトランクスだけは毒々しい紫に包まれて、すっかり ....
犬たちが今朝を踏み荒らして
僕は足跡の上の
潰れた学校へと
忙しく歩く

明日は早いから寝なさい、
僕のシーツで発火して
朝になっても残っている、宮崎さんの
差し向けた犬たちが遠吠えし ....
緩やかな流れに触れたいと想う
雑多なものをすべて洗い晒してしまう水のちからに

ただ流星の軌跡をおいかけて
その先の消滅を想う

ときに走りときに休みときに泣いて
やはり今がいいとおもっ ....
結局のところ
クソの役にも立たない演説と
やりたくもないジジイとのハグを残して
奴は足早に去って行った
辞めた後の就職活動に
忙しいからだ

ところで
変なおばはんが
テレビで
「 ....
{引用=さびしさで明けた一日は
かなしく暮れゆきまた終わる
遠くのどこにも里はなし
近くのどこにも愛はなし

かなしみで終えた一日は
知られぬなみだで幕となる
みあげるどこにも星はなし
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
窒息する伊藤 大樹116/5/29 19:47
忘却鷲田116/5/29 19:41
カクAIイオン016/5/29 14:20
イレイザーヘッドwakaba116/5/29 13:24
最後の一箱しょだまさし016/5/29 12:17
文月あおい満月216/5/29 12:00
愛は常温がいい蜜 花316/5/29 10:54
死ね!デマゴギスト花形新次016/5/29 10:22
兵士たち秋也1*16/5/29 10:22
新郷葉leaf016/5/29 7:34
中野~高円寺探訪記服部 剛216/5/28 23:59
路面の文字116/5/28 23:10
梅雨の林檎山部 佳016/5/28 22:52
母はバカ、女としては最高独奏016/5/28 22:45
ヘビトンボただのみきや4*16/5/28 22:30
ほんねリィ1*16/5/28 22:15
一日中雨の日にバイクが過ぎる(ゴル投稿長考版)高橋良幸1*16/5/28 19:14
もと居たところ(ゴル投稿長考版)0*16/5/28 19:14
レモン印あかり316/5/28 19:02
コアラぼっち.あおば2*16/5/28 16:42
少年(しょー...016/5/28 15:45
暇なので電話しませんか縷々流 縷々316/5/28 14:58
丸み/時の棄て場草野春心316/5/28 13:23
個船ひだかたけし316/5/28 12:34
隠れ里kaz.3*16/5/28 12:32
透明赤シート2*16/5/28 12:28
眠れる宮崎さん2*16/5/28 12:21
君へ梅昆布茶1316/5/28 12:01
クソ演説花形新次116/5/28 10:43
茜音(幕間として)もっぷ416/5/28 6:12

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