金のことを語るのは下品だ
と思っている奴がいる
貧乏人の自称詩人に特に多い
確かに金のことばかり言うのは
どうかと思う
しかし、本当のところ
金は他人の命より
圧倒的に大切だ
それはア ....
無風に花瓶、押し倒れ
転がる転がる、少女の手許

受け止める幼手、花瓶は砕け
甲高い笑い声、さも当然に

さも当然に、笑い声響くなか
花瓶は完璧に粉々に、亀裂走る円卓

少女は意識し ....
どんな噂をたてられようが
雨は お構いなし
降る時は降る 
降らない時は降らない

誰ともひっつきたがる酸素は
水素に恋をし 焦がれて
この地球を覆っているのか
酸素と水素の出会いは恋 ....
きみ
そこに大したドラマがあるとは限らない
きみが期待するものがあるとは限らない
きみが期待するものは
 おまえが自分で作り出せ

ゆめのなかでゆめを見るな
現実の中でゆめを成せ
 ....
雨の原宿シティー

傘の花が踊る

人の群れに咲く

喧騒をBGMに

不揃いな拍子で揺れる。
地球がおかしい    日本はもっとおかしい
大きな地震が多い   ひどい豪雨が多い
夏の暑さが異常だ   39度が普通になった

地球が怒っている   アリのような人間が
排気ガスを出し続け ....
平熱の日々には
ひとの軸が熟していく
高熱のうめきも低熱の苦しみも
何もないので表面はなだらかであるが
ひとの上へと落ちてきたものは
どこまでも着実に収蔵され
ひとを通過する静かな ....
都市を横に連ねたような貨物列車が駆け抜けたあとに
鳥のエサほどに分けられた轢死体ひとつ
十六の少女、と夕方のニュースが声をひそめて告げた
そんな歳で絶望なんか本当は出来るはずもないの ....
目覚め
口の中の乾きを覚え
非日常を知り
異空間で過ごす数日に
不安を覚え
朝食を摂らず
外出する
見慣れない物
すれ違う人たち
初めての音を伴う
言葉が行き交う中
孤独を覚え
 ....
わたしかなり年を取ったら
おばあちゃんみたいな
きらきらに
透き通った灰色の
髪の毛になろう

それからもっと年を取ったら
転んで足を悪くするかな
そしたらわたし
茶色につやつや光る ....
朝、制服
うすい雨のなか
ビニール傘をさして
バス停まで
拒食の脚であるいてた

傘の向こう
こまかな雨粒の向こう
紫陽花が鮮やかに
青色ににじんでけむる
ブラウスが肌にはりつく
 ....
レレレのれんほーが
恥事、もとい知事に
立候補した場合
オッパイに泡を付けて
グラビアを撮った過去を
ほじくり返され
日本のチッチョリーナ的
扱いを受けるのは明白だ
(リオでもやれと言 ....
誰もいない空におもうこと

記憶をもったどうぶつたちが

今日についてはなすこと

エンジンは吹かしてはいけないし

風は時おり止まないといけないね


誰もいない空におもう ....
意識 開かれていく
音の響き自在な界に
眠りの底 オオゥオオゥ
覚醒の内 ォォイ ォォイ
子音は母音に溶解し
回遊するシの言葉ガ
音像の絶えざる変形に
至福の在る形態、歌い創る

( ....
貴方の居ない部屋


 いくらでも優しくなれるから

  涙と一緒に詩が生まれてくる

   溢れてくる

不安と孤独の中ペンを走らせ

  優しい詩を

夕空に ....
きのう
知ったの
恋愛は
条件付きの愛なんだって

どうもおかしいと思っていたの
どんなことでもゆるして
なにをしても見捨てないで
そう、
なんで母親みたいになっちゃうんだろうって
 ....
新しい詩を詠む

生まれたてほやほやの

一日一生

何時も今日が最期だから

新しい詩を詠む

生まれたばかりの新鮮な

潤い輝く魂の詩を詠む
ヨワナよわない梅酒だソーダのイワナ岩ない河原だそうだのワナビー罠ピー四駆スカンク最後っ屁ならぬサイコップからのCQしーきゅー月の廻りのリズムプリズムポリリズム変わる川上から川下へアーユーフロムエンドシ ....  夜花の香りが漂う闇夜に

   湿気が肌に絡みつく

蛍火が舞い上がる水辺

   シルクのドレスの女が

水無月の詩を詠う

   ほ~ ほ~ 風に乗り

    ほ ....
終着駅までのすべての往路が足し算の暦なのだと
信じきっていたころも確かにあったことを思い出す
アネモネの蕾をみて安堵したように降りはじめる雪がある
ことはまだ知らなかった
降りつつ、積もる雪で ....
  梅雨(つゆ)の隙間の
    木洩れ日のもと
常日頃は見向きもしない
   街なかの原っぱに
   うずまきただよう
   黄いろいエナジー
    それは それは
     卒寿と ....
幼い前髪を撫でると
私の内臓の匂いが仄かに香る
私の風貌によく似た少年の
幸せだけ、今日も願っています

今日もあなたが幸せでありますように
十年後も、二十年後も
私が触れることすら叶わ ....
その川は病院の屋上にあった
男はゆっくりと川に入った

  早暁の屋上には看護師はいなかった
  監視カメラも男をとがめなかった

男の中で長年… 
そう 半世紀ものあいだ
渡りきれな ....
焼き豆腐は とても素直
邪悪な世界の空気を 自らが吸い取り
拡散もせず 大人しく
鍋の横で 蹲っている

ヒロインとして 崇められた湯葉のように
くるくると 蜷局を撒いた 蛇の如くに
時 ....
満月に高層雲のメスが入った
よく見る光景だ
私は成り行きを見届ける
通り過ぎたメスの後
何事もなかったように
光々と輝く満月
ほっとした私は息を吐き出し
メスの行方を探したが
散り散り ....
一日ぶんのねじを巻いてきたはずが
まだあかるいうちに切れてしまった
時間をみせて
とかりた
あなたの時計もなんだかへんだ

かつて
わたしがいて
あなたがいた
それが全てだった時 ....
        160619
雨を排出して
街の個性を潰すアユ
雨を貯め込んで日照りに備える
イワナ
貧乏な車が田圃に転落して
運転者は打撲傷で済んだが
後部座席でシートベルトを無視し ....
3・14から始まる円周率は
無限に続く

わたしが生まれた瞬間から
円周率を言い始めたとして
数十年を経た今も
それは言い終えられないことになる
そして、わたしがこの一生を閉じる ....
防御の意識を溶解され
ビートの強度が脳髄貫き
自己循環のループ壁取っ払い
スッポンぽん ノ 真っ裸
偽って 成って 鳴ったなら
個体の内楽音 ハ 天体間楽音
あおあお宇宙 すっくと独り
 ....
世界には溢れ落ちるほどの悲しみがあって
奪い合うほどの幸せしかない

溢れ落ちた悲しみにも思い出がある
なのに 誰しもが口をそろえて拒絶する

幸せの種は不幸の種でもあるのに
期待と絶望 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夏のボーナス花形新次116/6/21 22:09
必然ひだかたけし2*16/6/21 22:03
小さな扉小川麻由美1*16/6/21 19:54
きみの汚染狩心116/6/21 15:58
ダンシング傘たいら016/6/21 13:46
地球がおかしい 北極点移動st1*16/6/21 13:02
平熱葉leaf816/6/21 5:46
誰かが降り続けるホロウ・シカ...1*16/6/20 23:23
旅先坂本瞳子0*16/6/20 22:08
としをとったら田中修子1+*16/6/20 21:13
あおの中から4+*16/6/20 21:08
人気もない花形新次016/6/20 20:55
_雨へのダブリ...016/6/20 20:29
思考シ.06ひだかたけし216/6/20 20:17
優しい詩星丘涙1*16/6/20 18:10
条件付きの愛はなもとあお2*16/6/20 17:52
新しい詩星丘涙2*16/6/20 17:33
イワナ アユ/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ1*16/6/20 17:22
水無月の夜星丘涙0*16/6/20 16:55
おむすびもっぷ716/6/20 16:46
塑像(五)信天翁116/6/20 13:49
私の分身へゆるこ216/6/20 13:27
ある男の命日にイナエ9*16/6/20 10:56
すき焼き藤鈴呼4*16/6/20 9:19
青い光のもとで小川麻由美1*16/6/20 3:34
ねじはるな216/6/20 0:47
イワナ アユあおば2*16/6/19 23:54
円周率千波 一也516/6/19 23:32
思考シ.05ひだかたけし216/6/19 23:01
ジャンキー八雲みつる016/6/19 21:05

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