岩山の岩壁の岩棚に
産み落とされたぼくは
産声もあげず
銀の龍に鷲づかみされてしまった

遠い記憶の底

あれから言葉など誰も教えてくれなくて

ぼくは誰とも話などしたことは無い
 ....
残響、
生まれ絶えることなく
静謐循環回帰スル物質の界

透明な音の響きの渦に呑み込まれ
感情は濾過され
音の響きは音の響きを引き裂き残響
鋼鉄を叩き合い振動増幅し震え震え
宇宙の深淵 ....
赤ちゃんが泣く
その理由はたぶん
単純なものだろう

なのになぜ
怒るのだろう
許さないのだろう

親とよばれるひとは
赤ちゃんからみたら
どうみえているのだろう

少しはなれ ....
転がる

揺れる

探す

魔が差す

交錯する

受け放たれる

きれる
               151208

竹藪のショートカットを抜けるとそこには
ソフトの親分が子分を従え、何かを探させていた
バグに決まっているだろうとは思ったが
虎の親分に睨まれたら ....
ざわざわとささくれだった霜は
冷たい空気に張り付いて浮いている
朝の街から聞こえてくるざわめきは
熱を持たずに乾いたまま遠くへ響く

冬の朝は平等に残酷で
どんな生き物にも降り注ぐ

 ....
私は会社に絶望していた。私は上司からパワハラを受けて、心に深い傷を負い、一時休職しながらもかろうじて復職した。だが、私に対する周囲の目は冷たかった。私は自らの受けたありのままの被害を幹部に .... 頬をつたって
涙は

地面へ落ちる

落ちながら、砕ける、
落ちて、
砕ける、

その

砕けたしずくに映るのは
砕けた我が身に
あらず

砕けたしずくに映るのは ....
この街は寒いのに 雨を雪に変えない
小さい傘を君にさして僕は濡れてしまう

クリスマスツリーの点灯は君との別れの時間
またねと改札を抜けていく 一度も振り返らずに

雲の上には眩しいほどの ....
それは突然に来る 音がする
ヒタヒタと迫りくる
晴天が急に曇り、突然降る

人は剥き出しだ 傘もささずに

12月の初めの風 南に向かって
匂う道 曲がる季節

今日の天気 晴れのち ....
冬の風に冷えた鋼鉄が、花の記憶を掻き消す、すべては結晶化してしまい、現実として機能するには足りない、なにもかもが完璧に足りない、朝食のスープはほんの少し食べるのを忘れていた .... コインランドリーで千円札を崩す目的で買う定価の炭酸飲料を半分飲んだら半分崩れていく
退屈のカタチに色褪せたジーンズの右ポケットで縮こまる銀河
音のない戦争がはじまる
担架の上できみ、いや、ぼくは ....
搾りたかった
何にでも
搾りたかった
握力はまだ
いくらでもあった

さんまでも
松茸でも
唐揚げだって
刺身だって
みんな
スダチだった

それが徳島だった

だから
 ....
    遠くで鴉が騒いでいる
近くでキジバトがうなっている
    そして 里山の林には
    小雀たちが戯れている
  深閑を讃美するかのように

 カラオケのさざなみをたてて
   ....
私が昔
吐いて捨てた言葉に
躓いて転ぶ今の私を
腐った道が笑っている

はじめから途方に暮れていて
今では
どう感じれば良いのかもわからないのだ
平和と愛は無関係なんだってこと
平成時代になってやっと思い知った
人類がわたしです

ヘリコプターの音を聞きながら
食べる 野菜スープのあじと
安定しなさいと言って
聞かせる平らな親の目 ....
今、数学の世界では
いよいよリーマン予想が
証明されるのでは
との期待が高まっている
その急先鋒が
カリフォルニア大学
バークレー校の
カール・ヤスムッセン教授(28)だ
十代でハイン ....
季節はずれの太鼓囃子がきこえる

思考を急激に 過去へともっていかれる

いちばん最近の 夏の記憶を掠めながら

さらに遠い夏へと

苦労も苦悩もなにも 知らず感じずに過ごしていた
 ....
はっきりしてることがある

2015.4.10._19:03 2015/04/12

道が見えるという人もいれば この足が道を作るという人もいる
僕はどちらだろう? 僕にはどっちがしっくりく ....
メールの受信が待ち遠しい

あなたにメールを送信し
返信メールを受信するまでの時間が
日に日に長く待ち遠しくなっていく

恋をしているんだ私、と
一人思う

私はあなたのことが好きな ....
隣のゆるいおばさんが貸してくれたレディコミに男と女がえがかれて
9歳で知った
それは海に骨をまく話
ぼくが死んだら海に骨をまいてくれという話
言いながら
抱き合う話

あの歌手が歌った歌 ....
ゆれる ゆれる
しずくが ひとつ

ゆれる ゆれた
なみだが ふたつ

葉の上で キラキラ
一滴 ユラユラ

ちょっと 寂しげに
見えた瞳と かくれんぼ

ねぇ だいじ ....
冬の暗い夜に
遠くから聞こえくる音は
線路の断末魔である

パソコンの光だけは
部屋に拡がって
四隅の闇に吸い込まれていく

誰も世界につながることはできない
誰も外に出ることはでき ....
 

ゆけなかった

ひび割れた空のかけら
拾い集めて
黒曜をながした月光
あなたのような
静謐
いだかれながら
緩やかに枯れてゆく
水底の
片羽根なくした
蝶を

想っ ....
できの悪い推理小説のプロット
夢の死に絶えたファンタージェン

造物主のいない創世記  
すべての夢がわずかな因果の隙間に託されるなら
いつもつまずいている僕はニッチな日雇い漂流生活者

 ....
『偸盗』も



イイよ ....
今、アメリカでは
ボビー・フィッシャーの再来と
呼ばれている
レナード・レヴィンという
14歳の天才チェス少年が注目されている
近い将来現世界チャンピオンで無敵の
マグヌス・カールセンを破 ....
1日の終わり
グラスで氷が回る


なんでもない繰り返し
あなたを考える無意味な繰り返し

眩しくて
おじけづいしまう
その綺麗な瞳が私を映してくれないなら
見えなくなればいい
 ....
リケジョが婚活
ノケジョが就活
そんなニュースが流れる一年
俺はカノジョと生活していた

ドボジョがゆう活
スージョが菌活
そんなニュースが流れる一年
俺はカノジョと生活していた
鼻が咲いている
といって言葉遊びではない
ほんとうに咲いている
鼻血が出る
といって垂れてくるのではない
溢れ出てくる
溢れ出て
止めようもなく
はな
はなはなはな
川辺は静かで
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
仙境レタス515/12/8 18:27
楽_音たけし8*15/12/8 14:58
赤ちゃんというひと朧月215/12/8 14:38
a spatiotemporal imageopus015/12/8 12:20
虎と丸眼鏡あおば4*15/12/8 8:54
枯葉朽つ藤山 誠8*15/12/8 4:48
真実葉leaf315/12/8 3:47
砕けたしずく千波 一也315/12/8 1:17
雲の上には眩しいほどのシリウス北大路京介1415/12/8 0:16
鷲田415/12/7 23:22
最初で最後の、樹氷が見る夢ホロウ・シカ...0*15/12/7 22:42
26歳の風景もり4*15/12/7 22:35
スダチ「巣立ち」花形新次115/12/7 22:21
風の舌(七)信天翁215/12/7 20:16
▪︎はるな315/12/7 20:11
食べすぎなんじゃないですかユッカ815/12/7 18:51
キンタマ王子、サラリーマンになる花形新次015/12/7 18:44
季節はずれの太鼓囃子w.tsub...115/12/7 18:01
はっきりしてることがある余韻015/12/7 17:49
私恋をしているしょだまさし115/12/7 14:00
夜間飛行ともちゃん9...515/12/7 11:50
羽ばたくならば藤鈴呼1*15/12/7 10:43
ジュラルミンの冬藤山 誠2*15/12/7 3:38
うつほレモン29*15/12/7 2:47
季節はずれの蜃気楼梅昆布茶1515/12/7 1:01
tycj 60032TAT1*15/12/7 0:45
キンタマ王子、グランドマスターになる花形新次115/12/7 0:25
余計なこと藤原猫315/12/7 0:17
シングルワン、二人高橋良幸0*15/12/6 20:43
春日線香215/12/6 20:04

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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