お友達のお家じゃダイソンのSF的扇風機がクールに風を発生させてるのに
昭和な扇風機を昭和なわたしは
ぐるぐる回してアーアー言って
うちわで首に風をあて
カップメン片手に名古屋場所み ....
160717
ゾンビにはなりたくない
奴隷生活はご免だ
やめてくれ~
いくら悲鳴を上げても
ご主人様はジャズ聞きながら
投資物件を探している
騙されるなよと言いたいけど ....
少しの間視界が
滲んでいることに気づかなかった
時折聞こえる話し声が
体温より僅かに低いくらいの温度を感じ
させ それで少し
安心する
雲が降りてくる前に
何かを憶えておきたい
扉の軋 ....
きえねばならない思いをかかえて
心の溝を覗くとき
淵に足をすくわれそうな闇を前にして
問うてみる
闇は誰のため
誰の物でもない
とてつもなく広がる
だれそれのたそが ....
実際の風景よりもiPhoneで撮った画像の方がきれい
目の前の君よりもTwitterで数行ずつ切り取られた君の内面の方が好き
お肉をもぐもぐ食べる時より今夜の店のレビューを見てる時の方がお ....
こどもをつくるためになんども
なんども裸で抱きあっているあいだ
ケーキをまえに三人で写真をとり
それを実家や友達にメールしているあいだ
ぼくはずっと
防衛省でコストダウン ....
今日も偏頭痛に襲われる
感覚を覚えた
そろそろやって来る
足の裏が冷たい
脹脛が浮腫む
指先がむず痒い
目蓋が重い
二の腕を温め
肩を温め
温かい飲み物を飲み
ブランケットを被 ....
真実
なんて優しい響きだ
ママに似ているからだろうか
真実
お前が生まれたとき
初めて笑顔を見せてくれたとき
パパと呼んでくれたとき
どんなに嬉しかったか
幸福という塊を味 ....
止めておけ
見てはいけないことがある
聞いてはいけないことがある
知らない方がいいこともあるんだ
好奇心など捨ててしまえ
ほんの少しの間我慢すれば
忘れられる
嘘ではない
....
軽く立ち歩く音 、迫り来る
響く裏廊下廻り 、ペタペタと
君が現れるいつもの時間、
濃密な沈黙にいつの間にか
白壁の前で膝を抱え
白いスリムのジーンズ
相変わらず
君は24歳のまま
....
草木も太陽に向かって伸びるんだもの
心も開いて活きないと
私はオープン
なんて豪語している内に
オーブンで カリッカリに焼かれるような言葉を
発しては いないかと
ハッとする
....
午後の壁で
冷たい粉を拭う
わたしではなく、
あなただけが白い
子供になっていく海
無色透明な硬いさそりのようだ
一回きりの
嚏
ゆうべの夜汽車から
わたしたちは悲しさをひろった
たがいの指をつかい傷だらけの愛をかぞえ
蒼くけぶる夏のかげに涙あふれるまま
遠い山から朝日が耀くのをみつめた
....
手のひらに真珠をのせ
なめらかに海に流す
一連の動作は帰ることを意味する
君を待って
長らく浜辺で時を過ごした
捨てられたボトルや
流れ着いた流木と共に
私はもう待たない
....
ティーポットにそっと忍ばせる
その秘密が彼女には宝石すぎたから
一番上等なカップ&ソーサーでもてなしながら
待っている
誰かが口火を切るのを
「あらご存じなの?
頬は上気して
....
埃っぽい一日が暮れかける
ゆくあてもない想いが影といっしょに夕闇に溶けて行く
ちっぽけな哀しみを手のひらで転がして
ため息にも似たつぶやきを繰り返す
幼い頃母に背を押されるようにして嫌 ....
私たちの血に
記憶が
あるのならば
英霊はやがて
太陽の下に
くっきりとした
その輪郭を現す
私たちの血に
歴史があるのならば
一度の挫折が
終わりではない
繰り返される
....
音の滴、斑点となって飛び跳ね
郷愁、遠く奥から到来する
堪らない憧れ、未知から打刻され
遡行する時間、源頭の水流を浴びる
振動する大地 、脈打つ心臓
終わることのない命
....
咲くバラの 夏のかおりにさそわれて
雨上がりの 公園へいく
白いバラのかおりに 恋し
赤いバラのかおりに ささやき
黄色いバラのかおりに こころをいやされ ....
死は形を持たない
一つの過程があるだけである
死の過程の支流に絡まることにより
私の過程も死と斉唱を始める
誰も呼ばない声がする
誰も来ない足音がする
だが空間が膨大に隔たっていて ....
きのうあたらしいところに行った
ひとりでは行けないところだった
猫の耳たぶがどこにあるか しってる?
わたしはきのうそれを見たんだ
きのうわたしたちは夏を齧っていた
いじらしく硬く、青臭い
ビルの高さを馬鹿にしながら
幸福はただの文字になり、遠くへ
かわいいものたちの国を走り抜け
もちろんはだしで 手を上にあげて ....
むかし、
ボクは花に埋もれた
白や紫、
黄、青、赤‥‥
――ある日、
紫の桔梗の花を
ベットいっぱいに飾って
素敵な夜を過ごした
しかし残酷な朝が来ると
花はすべて萎れていた
悲し ....
夏の窓辺に座り
そして
待っていよう
ポエジーを
最後にして最高の夏が来た
アンドロメダから夏が
僕は君の心に
夏の焼印を刻んだ
ただ
君の返事を待つ
そう
今年の夏は
待 ....
今朝、サボテンを
ちょんと切って食べてみた
泣き腫らした目の下の
やわらかい、にくのあじがした
乳白色の空を
アラーム音が貫いた
悪魔が穏やかな寝息を立てている
レースの影が頬を泳い ....
あめつちを貪り ふとっていくからだを
絞ってください。
きゅう、と絞ってください。
わたしこのまま みにくいからだをさらせません。
わたしから滴り落ちるしるは
林檎の厚い皮と 寂しい ....
すべての望みをかなえることができないように
すべてのいのちをいきることができないように
ぼくたちはあるフレームできりとられた風景を生きる
ことばでそれらをデッサンする
どうやったら頭のなか ....
わたしには方舟がある
1LDKの部屋
いっぱいの木造船
そこがわたしのベッド
そこがわたしの書斎
心配症なわたしの祖父が
一人暮らしのお祝いに
据え置いていったのだ
いつ来るとも知れぬ ....
水色の胴体
シルバーの網の中の 透明ブルーの羽
36年間 夏を共に過ごしている
この夏も涼しい風を送ってくれる
やさしい風
冷たい風
なぜか温かく感じる涼風
....
あなたとの時間を過ごす
安らぎの中で感じる愛
想いと想いが重なる
美しいものに目がいく
自然にそうなる
言葉一つ一つが輝き
心の中が光で溢れる
あなたの仕草
一つ一つが ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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