3時間寝ればよい
72時間起きていられる
結婚相手は自然体でいられる人
自分で考えろ
自分で調べろ
人を活かせ
とにかく頑張れ
繰り返せ
人ができないこ ....
身体に電流を流すかわりに
しびれるような音楽を流して
腕を流れる血液のかわりに
どばどばと音楽を流して
胸が張り裂けそうな孤独
その心臓の鼓動に重なるドラム
身体の中に抑えきれ ....
私はサンチュという名の自称詩人で
妻がカボスというこれまた自称詩人です
ついでに息子もチーズトンカツという自称詩人です
家族三人揃って自称詩人をやっています
私とチーズトンカツとは
親子のせ ....
自称詩人256人殺し
256という数字は4の4乗
つまり死の死乗を意味する
俺の一番好きな数字だ
死の上に死を重ねる
折り重なって朽ち果てていく
自称詩人の屍を見ながら飲む
ウイスキーコ ....
黑く鎖ざされた新月の夜
叢を吹き曝す風の一陣
太古の黄泉を此岸へと繋ぐ
それは鍵穴であるのか
外套を羽織る私を睥睨し
墳墓は聳える
辺り一面の闇は射干玉
糸を引いて粘着くよう ....
底翳の眸で深淵を覗いた先
脳髄を酩酊させる郷愁の蟲が
意識の裏から青褪めた肢を伸ばす
ドス黒い墨を打ち撒けたように
群れを成す陰鬱な夜の眷属の
屍を蒐めて瞼を展けば
銀色の鮫が水面の満月を ....
ごちゃ混ぜゴォン
千の鈴鳴り紅赤緑
街路樹色づき貴やか
ひと吹き風に揺れ動き
色々重ね鈴鳴り千の
奥深く億の
森掻き分け
拍を踏み
ふと内懐
入り込む
入り込み
....
哀しみに憧れ眠り
憧れに哀しみ眠り
表層を滑走すること、
突然に深みに嵌まり
聳え立つ巨大な相貌、
内面に湧く泉呼応し
郷愁に憧憬伴い
憧憬に郷愁伴い
眼差す 純白の瞬間、 ....
おかしな箱だなと思ったところで目が覚める
わたしは眠っていたわけではなかったのだ
かわいいあの子がスカートにスープをかけられてるときや
足が遅くて詰られた子が来なくなったとき
集合時間 ....
季節は関係なく
よくいつもの丘に来る
私を待っているかのよう
冷たい風さえも
心地良い風に感じる
あまり都会ではない
自然が多くて
眺めていると楽しい
雪は降らない
今年 ....
ことしは喪中はがきが多い
きょう、八通目が届いた
古い友人
映さん、七三才
わたしの姉と同い年なのに
映さんの本名は、恵子だという
知らなかった
詩友とはペンネームでのお付き合いだか ....
楽しめ 味わえ
と いのちが
ささやいています
毎日が初めての
いのちだから
深緑の
葉は
光を
反射している
静かな息で
黄昏に
金の雨降り
幼子へ
みどりの壺に
骨を入れよと
泥沼に
もがき苦しむ
指先で
届かぬ糸を
手繰ろうとする
ブランコを
二人でこいだ
姉さまは
浴衣すがたで
....
ころころ、ころころ
肌触りの悪い紙に包まれて
ずいぶんと劣悪な道を転がされて
半年を終えました
半分寝ているような覚醒しているような
まるで白夜のようでした
作業所のピノキオたちは寝静 ....
人も時代も変わっていく
私は無常を越える
常住の法を求めて旅をする
哀しみも苦しみも幾年月
最も苦しかった日々は
最も輝いた日々だと感謝する
人も時代も変わっていく
私は無常を越 ....
悪くないのに謝ってみたり
少しでも愛に近づきたくて
誰にも読まれない
目盛りのような隙間で
今日も息をしている
数字を追いかけながら
走るのに疲れても
働いて汗をかいたら
目盛りが ....
毎晩に硬直し冷え凍る脳髄を
焼酎飲み がぶ呑み
薬は効かず 温め柔らか暖かめ
動脈硬化進み肉の滅び近く
近付きかなぁ と予感し。
これぐらい耐えろよと
相互の調和カンディンスキー、 ....
やわらかい毛布
まくらのふくらみ
あなたの手の平
うねる運命線
天井のしま
耳たぶ
かわいた爪
ぬくもり
お夕ご飯
ニンジン
....
女だって人の尻を見る
女だからこそ
そらさずに見る
人が尻から生まれること
女は少女の頃から知っている
男は父となる日まで
疑っている
つねってやろうか
青が開ける
まっさらな朝の空
光は弾け
鎮まるわたしの心
魂の均衡と調和のうちに
世界のすべてを受容する
颯爽と歩き過ぎる若者、
駆け回る子供たち、
凍り付く紅葉、杖つく老人
....
無事に
今日を
終えられた時は
ああありがとうさま
と つぶやく
ああ かけがえのない
人や
自分や
一日と
生きています
君の荒らい息が赤い林檎を温める
夢は剥き出しの牙で己が身を焼き尽くす
掴もうとした蜃気楼が君を倒転させるんだ
君の壊した桃源郷で
亡霊共の哄笑を葬り去れ
セラミックに偽装されたス ....
○「年末ジャンボ宝くじ」
宝くじは
当たるために
買うのじゃない
夢を見るために
買うのだ
○「鳥の目」
老眼の僕は
雀の群れが
眼鏡もかけないで
よく細い電線に止まるなあと
....
きみのいない午後は
あたたかいけど うつろで
コーヒーの湯気が のろのろ移ろうのを
ぼんやりと 眺めている
こんな感じ 音もなく葉陰が揺らぎ
窓枠に
淡い緑が染みこんでゆく
....
理想に貫かれた理念に
日毎努め静かさ観じながら
私の気力はたと萎えさせる、
時間という無機質
墓石の無表情。
現実という
刻一刻と
移り変わる最中に、
微細な相貌の顕れ新た
....
保育園に通っていた頃
クラスのある女子から 毎日つねられてて
ひとは笑いながら意地の悪いことをすると教えられた
好きだった男の子からは
思えば思われるというのは嘘っぱちだと教えられた
....
射す光に紫の輝き
花の群れ、流れ揺れ
意識 ゆったりあけひらき
紫の色光、無数無限
広がる透空を自在に泳ぎ
意識いよいよ光景に溶け入り
光景これこそ意識そのものと
○「菓子袋」
僕は菓子袋を開けられない
切り口がわかっても
開けられない
なんでこんなにじょうぶに作ってあるんだよ
○「田舎暮らし」
「多勢に無勢」という言葉がある
「骨折り損のくた ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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