まだまだ若いのに
叔母さんがいよいよ危ないって
季節先取りの真っ赤な元気出そうな
チューリップの束を頼んで受け取って
花屋さんを飛び出して
息に間に合ったけど
意識に間に合わなかった
チ ....
90㎝×45㎝の水槽を購入した
熱帯魚はぼくには眩しすぎるので諦めて
タナゴか金魚を飼うことにした
本当は岩魚や山女魚を飼いたいのだが
餌の調達や夏場の温度管理などがややこしい

金魚なら ....
コンビニから車の列を見ていた
それは果てしなく続いていた
果てしなく・・・

所詮自分の人生は
自分で引き受けるしかないのだから
強くなるしかない
強くなるには
一人では駄目だ
誰か ....
幼い頃には特別な場所が在った
古い石橋のたもとだとか
椿の大樹の根元だとか
石垣のちょっとした隙間など

ぼくはそんな処に
緑色や赤や青い水晶の欠片など綺麗な石を
お供え物のように隠した ....
念なんて 無いねん! 
な~んてな 

強いて 在ると するならば
愉しい 想い

敷いて 在ると するならば
ビニールシート

これがないと 
座っている間じゅう

おち ....
街頭に立つ

歩きつつ
パンフレットを配る
2人の親子、ニッコリ
笑って受け取った
妻は言う、一人でもいいから
受け取ってくれれば
うれしいと
ぼくも三人のひとに
配布した
「 ....
風、跳ぶ乙女

跳ぶように、ひるがえる
風の乙女
青と赤と白の服を着て
とぶように、目の前を
あちらの方へ
講義は脱線しせんせいの雑談が始まる
いつものこと
冬休み明けだったからか
学生アルバイトのやった英雄的実話
お中元だかお歳暮の宛名書き
(ができるほどの達筆!)
本当に実話なのだとしつこく ....
湯船にゆずが浮かんでいる

まばらに浮かぶそれらは

まるでこの世に

湯に沈むものなどないと

思わせるほど

あたりまえの様に浮かんでいる

沈んでいる自分の体に

そ ....
(この男、殺したい )

私がはじめて、
胸のなかにナイフを握ったのは、
まさにこの瞬間だった。
その男は私に出会うやいなや

(アオイサンテ、
ソノ足ハ障害ナンデスヨネ、 ....
眠れない夜は
いろいろなことを考える
明日のご飯や
さっき読んだ本の続き
ここ最近の心配事や
死んだペットの事。

普段気にしないことでも
眠れない夜だと大事に感じる
きっと目を ....
石ころ蹴って草をちぎりながら歩き
空を見上げながら喉を鳴らす

道を歩いている時
可愛らしい女性とすれ違うほど
苦痛なものはない
挨拶をするのも変
だが目線の置き場に困る

日差しで ....
孤独がコトリと音たてて

薄いオリオン座拝みます

恨みもせず

妬きもせず

孤独がコトリと音たてて

街が滲んで見えるのです

避けもせず

罵りもせず

孤独がコ ....
刹那に大宝塔は天を突き
おんおんと唸り初めた
散りばめられた宝玉が
瞳を圧倒する
金色の眩しさに
怖れをを成し
言葉を失い
胸に呪文を唱える

これは人々が入る墓なのか
転生へと導 ....
なにか に
何かに包まれているこの感触
背中から 気泡幾つも浮かんでは滑り消え
そのたび全身温まり
じわじわジンワリ熱くなる
〈前進しろ 停滞するな〉と

感じるんよ
背後から背後から ....
きつねうどんの
お揚げさんが甘過ぎると
正月早々
ダイエー金沢八景店内の
フードコートにある
丸亀製麺で暴れた
ロックグループ小太鼓のリーダー
ミッキー吉野家こと
吉野幹也(32)が
 ....
別れがふたりの街に雨を降らしても
思い出は亡霊となってそこに立ち止まる
そのため傘は濡れ続ける
雨はいちばん永遠に近づいてゆき
あなたはいちばん永遠から遠ざかる
そのためかなしみは旧くな ....
イタリアのポルノ女優で元国会議員
オッパイを出して
「ペペロンしてえぇぇ、ペペロンしてえぇぇ」と
殿方におねだりすることで一躍有名になった
好きなものは明太クリームスパゲッティとフランク・ザッ ....
自分のからだを抱きしめてみる
季節が逝こうとしていているから?
いいえ
この借り物のなかで
巡り巡っているものの温かさを
確かめてみたいから
けれど取り出したとたん
あっけなくそれは
 ....
 帰ってきた洋子はおもしろくない
 しばらくはまあそんなもんかと思っていたが
 いつまでたっても父は自分の前で変態しない
 何がおもしろくないって
 それをおもしろくないと思う自分が
 何よ ....
雪の中に囚われた叫び声が
雪とともに融けて大地を舐めた
苦い大地の表面に
瞬間ばかりが足跡を残した
今日から始まっていく事件は
まだ卵の中で育っていて
それぞれの孵化の時期は未定で ....
何のために
東京に出向いたのだろう
しょんべんしながら
後ろ向きに走るためにだったのか
それとも
夜中のグランドに
ロケット花火を水平に打ち出して
土煙が上がるのを
眺めるためだったの ....
寝たきり老人が
家族の厄介者であることは
偽らざる真実だが
だからと言って
正月に
「よし子さん、ちょっと
そこら辺散歩してくるわ」
と家を出てったきり
5年間音信不通のじいさんが
 ....
烏骨鶏あみの歪んだ足は
日なたをこねるよう
そう歩きまわると
雲の綿毛に触ってみたい
彼は汗を拭い
仮面を剥いだ
分裂した素行
せめぎ合う顔
人々の喝采に
にやりと笑い
幕に隠れ往く
汗を拭いては
明日の夢みて
衣装を変える
忙しいことだ
顔を出す事の
わずらわ ....
今も誰かがコンピュータを使い
円周率を計算させている
果てしないことを解っているはずなのに

金をかけて
時間をかけて
果てもなくやらせている

真球などは存在しないのに
理由を言い ....
誰もいない道
また 新しい年がはじまった私
だが 誰に会うわけでもなく また 
私は そして 私は 歩いた 
日の当たる路地 しかし
ネコが鳴いている 日の中で
私はまた冬の道を行く ....
  夢のかこいは
  {ルビ菖蒲=しょうぶ}のながい影に飾られ
  また、{ルビ蕩=とろ}けた夢のよう
  わたしたちは 遊ぶ
  いつまでもあそぶ
  るらる、るる
  りりる  ....
おかあさんだいすき
おかあさんだいきらい
どっちもほんとう
どっちもうそ

おかあさんは私の味方
だからおかあさんが重い
おかあさんはありがたい

おかあさんがしぬなんて考えられない ....
覚悟を持て 覚悟を持て

覚悟とはギリギリの命の欠片の端くれを
決してはなさない心の態度
心には態度が必要なのだ
今日を見るのは目であるが
明日を見るのは心の中だ
動いているものを見るの ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
チューリップもっぷ416/1/5 20:09
迷いレタス216/1/5 17:49
無題渡辺亘416/1/5 17:24
特別な場所レタス816/1/5 17:15
念か~あ藤鈴呼1*16/1/5 14:43
街頭に立つ生田 稔416/1/5 10:55
風、跳ぶ乙女516/1/5 10:47
いつものこと花園ベル216/1/5 10:07
ゆず湯しょだまさし416/1/5 8:05
あおい満月15*16/1/5 2:30
夜更かし4*16/1/5 2:08
小さな神様陽向∮6*16/1/4 22:39
滲む街吉岡ペペロ1516/1/4 22:31
初夢レタス416/1/4 21:44
自由の意志たけし5*16/1/4 20:52
umigame「きつねうどん」花形新次116/1/4 20:26
かなしみのかわりに雨が降っている伊藤 大樹116/1/4 18:53
ペペロンチーナ花形新次016/1/4 18:21
血温計そらの珊瑚22*16/1/4 13:25
ドS洋子の帰還[group]平瀬たかのり5*16/1/4 13:20
年のはじまり葉leaf216/1/4 6:20
雑踏変化北村 守通416/1/4 1:17
紫ピタゴラス「歩いたきり老人」花形新次216/1/4 1:12
烏骨鶏あみ桶谷016/1/4 1:08
俳優レタス216/1/4 0:44
数字に魅了された者116/1/4 0:21
新年の空番田 216/1/3 23:23
ukiyo草野春心516/1/3 23:02
おかあさん朧月116/1/3 22:52
覚悟鷲田516/1/3 21:54

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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