ファンタジックな夜に見た
センチメンタルな夢

君の手と私の手が触れ合っただけで
色々諸々爆発しそうだったから
一つだけ星を握りつぶしてしまった
熱々の手のひらで砕けた
星を君と ....
天井は青空かもしれない
僕はそれでもいいかと思う
天井はブルーシートかもしれない
僕はそれでもいいなと思う
天井は無垢の木かもしれない
僕はそれならいいねと思う

天井は無くて、トタンの ....
「へえ、すごいね」
流れてく広い月


多機能トイレに
死なない程度
埋め尽くす闇
知ってるんでしょ
いらない体液のゆくえ
教えてもっと


すっごい大好きな
絶望を
毎日 ....
Tシャツの
袖がほつれている
机の上に
うっすら埃が積もっている
髪の毛が床に数本
散らばっている
タコ足配線の行方が
どれも
わからなくて

ちいさな油断は
部屋に隙間を生んで ....
二本の平行棒の前に立つ。
 
足を少々引きずりながら、ゆっくりと進む。
 
二本の平行棒は、滑走路だった。
 
まばゆい朝日に照らされた滑走路だった。
 
朝露が散りばめられて、誘導灯 ....


 揺れうごく海の十字路に惑う貝のように耳をかたむけて聞いてくれ過去の響きが詩人の影をなぞるように血が谺する想像の蜜のほとりで死に絶えた喜びに養われた真実だけをそっと告げてくれ灰色の病める神が ....
信号を待つ間
目の前の並木は滑走路のようだ
およそ30度
離陸する視線の先に
遠く煌めく白と銀
冬もお終いだね
バイバイ シリウス

透明な藍色に射抜く光は
冬を惜しんでいるのか ....
そういうことか
海も空も
まるいんだ

どれくらい走ったろう
眼前には海があり
道端には 菜の花と桜が続いている
ふと 同じところを何度も通っているような気が
して
 ....
     今夜わたしは玉葱を刻む
     包丁の切れ味は鈍いが
     こんな夜にはちょうどいい
     指先と玉葱と踊る包丁
     それだけを見つめ、不器用に
      ....
指の隙間で結晶化する高濃度の殺意を洗浄しようとしてすべてが化膿する記録されない洗礼の日、鋼鉄の悔恨はカルシウムの欠片のように胃袋の底でごろごろと感染を続けていた、嘔吐の予感は十二時間も脅かし続 .... 誰ともすれ違うことのない
道を歩いていく 私は私を探す 一体の体として
しかし他の誰でもない自分とすれ違うことはなかった
だけど 確かに道を 私は歩いていたのだが


桜はどこにあるの ....
むみむしゅう

いわれたらさびしい

くちびるうすい

やせたはだ

はしたないようにもみえた

しなだれかかっておしゃく

ゆびきれい

かたくなる

ごろくにん
 ....
自称詩人は
高い確率で
犯罪者であると
NPO法人「自称詩人の家族」が
発表した

一昨年中野で発生した
女子中学生失踪事件も
23歳の自称詩人が
「私は詩人だが、送ろうか?」
と ....
ぼくは師匠にうでを見込まれて

理髪店を一軒任されるようになった

へたくそが髪を切ると、髪が伸びるとそこだけ浮いたようになる

師匠に教わったやり方だとそうはならなかった

髪の毛と ....
灰色の薄明の底に
灰色の湖が静かにひろがる
その汀にひとり佇んでいる

灰色の薄明は薄明のまま
明けることも暮れることもない
灰色の湖はただ静かだ
誰の 何の気配もない

ただこの場 ....
小川がさらさらと流れていく
時の移ろいを
知ってか 知らずにか
気ままにさらさらと

聴こえるのは それは遠い日
遠い日に見た沈む夕日が
ぽっちゃっと音を立てて ほら
最後の光のしっぽ ....
足りないから 足してゆく
多すぎるから 引いてゆく
どちらがたやすくできるか
知っているかと

こどもたちに質問をしたら
本気の二者択一が返ってくる
ただの思いつきクイズなんだけど

 ....
いじめられてる少年を見た
町の外れのバス停で つい
途中なのに 降りてしまった
いじめている少年を見た

まだ、間に合う
直感したから 手に握らせた
キャンディーだった
キャラメルやチ ....
           160327
根羽ならぬのか毛声に
根羽ならぬのか毛声に
ネバナラヌノカケゴエニ
ギボンの雌が悲鳴をあげて
軍舟の上に落ちてきた
子を攫われた悲しさに
腸が割けたと ....
これは植物由来成分配合弱酸性無香料で敏感
肌にも赤ちゃんの肌にも使える人にやさしい
化粧品ですとうたわれたりおどらされたりし
ているあいだにシアバター・ワセリン配合に
シアワセを見つけたりする ....
団欒の横
座椅子に座り
静かにみかんを剥いている

今日どこかへ出かけたことも
娘の顔も
忘れたよと笑う

テレビの映像は意味を失くし
新聞は取りに行くだけの紙になり

積み重ね ....
このつぼみ桜の中で
咲かないつぼみは
あるのだろうか

わたしは咲かないつぼみ
いいつぼみだと言われながら
今年も咲くことができなかった

桜は自分の力で咲くのだろう
うらやましい
木の枝が先端から腐り始める
雲はその重たい体を
大儀そうに持ち上げている
光は決して明るくなく
まぶしいとしか感じられない
意識にはあぶくが混じり
まなざしは途切れてばかり
体も ....
小さな穴を掘って
小さな埋葬をした
小さなかなしみに
小さな花を供えた

小鳥には翼があるから
虫のようには眠れないだろう
空を忘れてしまうまで
地中で長い長い夢をみるだろう

 ....
その肩を掴んで、
どこまでも歩いた。
思念が浮かんでは、
沈みを繰り返した。
私は痛む胸を押さえながら、
水のなかに深く沈む。

たくさんの目が、
目のなかの目を見つめている。
目の ....
少子化対策だからと言って
アホカップルの子供ばかり増えても
日本のために良くないし
生まれてくる子供も
酷い目にあわされることが確実なので
妊娠が判明した段階で
胎児一人につき5000万円 ....
  紫が、れん・煉瓦。
  かすか(に)ふえかさ・かさなって、
  わたしら、また、ねね・ねむ・眠たくなる
  のろい、泡の、すきとおったまぶ・目蓋
  (に)ハリガネの蚊が
  お ....
聖オホーリオは暗闇に差し込んできた光に目をこらした







愛だった







セント・オホーリオのどん底の2 ....
何かの気配に目という耳を澄ますと、
背後に誰かの指をみた。
振り返ると、
目から耳を、
耳から指を、
指先から声を垂らした、
私が立っていた。

私の指先から垂れる声は、
ひどく力な ....
依存性とは外的な要因が大きく作用してしまうものである。いくら遺伝子の魔術によって勧誘されようにも、実際に巡り合わなければ誘惑されることもないのだ。

澄んだ青空のもとで長時間待たされる。これ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
さよならシンパシー瑞海3*16/3/28 19:19
歌ったり踊ったりしているあいだに(ゴル投稿長考版)高橋良幸2*16/3/28 19:03
イタミノモリマサ公4*16/3/28 18:31
あわない焦点Seia216/3/28 16:29
滑走路元親 ミッド116/3/28 14:45
聖謐のマニフェハァモニィベ...2*16/3/28 7:19
シリウスからひさし216/3/28 1:33
指折り数えるクリノリン [group]るるりら14*16/3/28 1:23
玉葱色の眠り石田とわ8*16/3/27 23:54
死体の頭を数えて、永らえた今日を。ホロウ・シカ...1*16/3/27 23:18
ある日の散歩道番田 116/3/27 22:33
妖婦の教え吉岡ペペロ216/3/27 22:25
田中蛸男「サークルのノリ」花形新次216/3/27 22:00
特権吉岡ペペロ116/3/27 21:36
灰色景塔野夏子4*16/3/27 21:29
小川の夜もっぷ516/3/27 21:12
夢のしおり4*16/3/27 20:53
お菓子の魔法2*16/3/27 20:37
歌ったり踊ったりしているあいだにあおば4*16/3/27 18:24
歌ったり踊ったりしているあいだに/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ5*16/3/27 17:27
みかんyaka316/3/27 17:10
つぼみ桜がうらやましイオン016/3/27 16:43
風邪葉leaf216/3/27 15:40
つばさyo-yo9*16/3/27 14:38
海を噛むあおい満月316/3/27 14:36
やはり妊娠税は必要だ花形新次016/3/27 13:56
nemuri草野春心016/3/27 13:29
聖オホーリオの偶像TAT116/3/27 13:09
指先の声あおい満月4*16/3/27 12:43
ニコチンよ永遠にアラガイs11*16/3/27 5:16

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