津波と圧死
どちらも絶望だ
愛が掠れそうだ
あれから重ねる歳月
ペテルギウスはそのままだ
あれがもうひとつの月になるまで
無力でも反芻していようか
津 ....
ある日 教室で配られた
括弧を私たち 無意識に受け取った
使い方は実践方式で習って
心? の痛みで学んでいった
使い方の下手な子は
卒業式にも来なかった
ちょっと大人になってくると
....
もうほとんどが
瞳孔だった時分に
コエはそこいらの
ロックンロールより頭蓋に響いた
トンネル抜けた瞬間の
はじめての閃光に驚いて
ボリュームいじくっちまったのさ
収縮するすみ塗り ....
朝にはりついた夜はかわいて
とかげみたいにちいさく息をしていた
バターひとかけら食べさせてやる
もうおそいのだ、 外は朝で
朝がきたからにはまた夜まで待たなければならないし
夜がきてしま ....
あなたが描いた絵を見た瞬間私は気がついた。
私は確かに、
あなたの側にいると。
緑や黄や、青や白で描かれた、
あなたの景色は、
私をいつかいた懐かしいあの場所に
連れていってくれる。
....
覚えている。
私がまだ幼かった頃の、
あなたはいつも、
降り続く雨と闘っていた。
雨は黒い石を含みながら、
あなたの肩を濡らした。
まだ幼かった私はただ、
呆然とその姿を眺 ....
買ったばかりのブーツで
街を歩いた私
しかし 街で 誰に会うわけでもなく
私はこのまま生きていけるわけでもなかった
この先 ひとりぼっちでは 不安だ
ぶっ飛んだぶんだけ良い物が書ける
ぶっ飛んだぶんだけ良い物が書ける
ぶっ飛んだモノだけ良いって言われる
ぶっ飛んだときに記憶をなくす
吸って、吸って、何処かにいく
最初は刺激が強すぎた、 ....
霧雨が煙っている
暗雲が太陽を遠ざけ、私と世界を切り離す
森は静かに私を見下ろす
まるで抱くように、閉じ込めるように
黒と緑が湿り気を帯びて、色はますます深く
五月の寒々とした雨が、 ....
心は裏の裏のウラ
ロココ調の歌
寒い冬
ウラを隠す
恋風が胸を貫く
恋を乞い
凍ひ風が肺を梳く
焦がれ木枯らし
故意に隠して
裏を掻く
透けるような
「好き」を隠す
....
世界史の教科書を開く度に
沖のことを思い出した
ジャン=ジャック・ルソーの
肖像画に浮かぶ面影
「おやじ、涅槃で待っている」
その一言を残し
新宿の空に舞った
あれからも ....
手を伸ばすと/眠っているお父さんの頬に触れる。
あまりにも冷たくて/冷たくて
触れたままの手では無く
「強いな・・・・。強いな・・・・。」と思っていた心臓が/冷たくなった。
そうだね
この世界は平らじゃないから
一人ではとても歩きづらい
だから一緒に歩こう
どんなことがあってもそばにいるよ
そして
君の幸せをね
一人じゃ持ち切れな ....
人の振り見てわが振り黙認
犬も歩けば僕に当たる
猫の手は貸さない
窮鼠猫をなでる
馬の耳にウォークマン
一を聞いて十を疑う
石橋を叩いて逃げる
急がば回りくどい
言うは易く行うは彼 ....
お元気ですか
井上湯水です
陽水ではありません
ゆみずです
この動画サイトで
ボクの歌の再生回数が
すごいことになっていて
超うれしいです
今回は前作の
リバーザイズホテルに ....
星を一つ手に取って
少年は覚悟を決める
全ての記憶を受け止めようと
銀河に向けて瞳孔を開いた
少女にとって少年はもう
包み込むための形をしている
殻を失した少年の息を
溶け合える ....
私は今
生きていない事を
知っている
生きにきた事を
身体の奥の小さな角に閉じ込めた
世界の中に閉じ込めて
私にばれないところにしまってる
しまっている事を知っているから ....
雨上がりの石畳
俯いて影を追う
ぽっかりと空いたマンホール
rururuu……………
…傷ついた壁の跡
君は言葉を亡くし
剥がされた黒い天幕(ベール)
セーヌを ....
スターマンの子供、子供、子供
スターマンの子供
スターマン子
おまえ、スターマンのことになると
目の色が違うね!しかも左右で!
ブッファファファファ
♪ばっかじゃなかろかルンバ
....
かなりあ
作詞 西條八十 作曲 成田為三
「唄を忘れたカナリア」から
訪わない
かなりあは
もう唄わない
あとは捨てられるまでを
生きる
眠る瞳で
唄って ....
たなごころにスマホ
便利な無力感が軽すぎる朝
瞳に飛びこむ首のない鳩
飛沫で君の顔はぐしょぐしょになる
また一人死んだ
霧雨が沈黙を湿らせて
僕らが知っていることは
きっと一 ....
しゅしゅ の くしゅっぷりに かんぱい
あわよくば けんこうこつ から
はねが はえたら よいのにね
グラスを合わせる代わりに
ガラスを照らし合せて
小娘が 笑う
これ ....
あなたが側にいるから
笑顔で過ごせる
どんな時もポジティブになれる
本当の私を受け入れてくれた
心と心の繋がりが完成している
出逢ったあの頃が眩しく光る
夏だけど涼しい ....
三百六十五日/ー(マイナス)と斜線で消してみる
貼り付いたままのカレンダー
ずっと迷っていたから めくるのをあきらめていたんだ
いつまでもきみのこと 忘れられないから
前に進めなか ....
ある人が森の傍らに住んでいた
森は言葉を持っていなくて
淀んで鬱蒼としていた
ある日、森から
はじき出されたものがある
小さくてやわらかく
まだ何とも呼ばれていないものだった
その人は思 ....
現実に哀れまれている人を見よ
彼らはいかにも自由そうではないか
その言論を封鎖されもせず
気にせず何もかもを取り払った楽園にいる
この世界はどうだ
いったいどうなっているって
誰が答え ....
毎日 毎日 ただ毎日
卒寿の大脳は 撫ぜられている
白い群像の
ポジティブだった 蒼いひかり と
黒い塑像の
ネガティブだ ....
何のために存在するのか
そんな問いを無効にするため雪は降る
世の不条理と人間の不条理との
遠い血縁を否定するため雪は降る
雪の冷たさは仮面の冷たさ
雪の素顔のうごめきは
辺りを ....
銀色の翼が西の空に消えてゆく。
北鎌倉の西洋館の二階から遠く、由比ガ浜が見える。
手の平ほどの水平線に鳥たちは集い、
冬枯れの歌を歌っている。
坂道を下れば、秋が忘れていった ....
変わり映えの無い日々のルーティン
燃えるような愛の情も沈静化
何か変えようとして繕い
疲れて病んで眠って忘れる
曖昧な記憶
アイマイミーばかり
人間誰だって自己中心的
臭いものはアウ ....
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