現実から逃避して精神世界に逃げ込んだ
言葉遊びは得意中の得意
線と点とは結び合わず
まるで宙に浮くように
辻褄合わずの言葉が浮かび上がる
こんがらかった脳みそに
鋭利な刃物のような真実 ....
石破の目付きの悪い
あの真剣に思い詰めた眼差し
何処を何を観ているのか 、
派閥の論理に揉みくちゃにされる理想
あゝまたこの人も押し潰されるかと。◯。
こんな冷たい雨降る夜は
夢を見ないことがある
こんな冷たい雨降る夜は
とても寂しく人恋しい
濡れたアスファルトに街灯が映り
水溜まりのありかを教えてくれる
傘をさしては手のひら擦り ....
まるで孤児になったような
寂しさを
母親が亡くなったときに
感じた
いや、きょうだいもいるのだが
あるいは、つれあいさえいるのだが
天涯孤独に
なったって
感じたって
....
{引用=漂泊の 時のなかに ゆめのように 揺蕩う ゆめの、なかで 夢から さめて あてどない 意識に かすかな ゆめの 名残に 仕舞いこまれた 時間と めにうつる ゆれる 視界のなかに 沈む 夕日と ....
冷える朝の大気の最中を
自らの熱しっかり保ち
駅階段昇り歩む人の
ひとりの影踏み締めながら
独りに次第に成りては
歌声内に鳴らし響かせ
明るむ意識にふと眼をぱちくり
駅最階上の奇跡の光景 ....
人類と金の行き先はどこでしょうか
この国を乗せた船の行く果ては?
スノーデンが語っていたことを
知っている人はどのくらいいるだろう
彼の国の言いなりにならざるを得ない
仕掛けは今も有効かもし ....
水面(みなも)きらやかに
空は蒼いまま
子供たちの笑いが声に
街の風が色付く
覚えているのよ
全部覚えてる
夢のままで 愛のままで
目を閉じて笑い 泣く
○「判断」
いい悪いだけで判断すると
ものの本質が見えなくなる
○「依存症」
自分の寿命を自分で縮めている人たちがいる
○「乱れ髪」
残り少ない毛だけど
乱れていると
やっぱり ....
一つの丘に対し駆け上がる、息を整えては姿を思います。野草の強さを願うとき 目を凝らせば姿も浮かぶような、ぽつと明かり ともり ぼぉと照らしだす未知に沿って、拍動は抑えきれず漏れた声色はどこへ届くとい ....
朝、コンクリート塀の中で泣いている天使が
電線から垂れる浅葱色の
雨粒で僕を起こしてくれた
僕は宇宙を蹴ろうとしていたけれど、
朝は宇宙とは何の関係も無かった
その頃(いや今も)僕は ....
栄養価の高さがうり、ですと売人は説明する
レモン水を混ぜたキュウリのような味がする
急に冷えてきたので 理科の季節ですねと嘯く
多和田葉子さんの詩が好きですと言ったら
目を真ん丸にされた
ね ....
私という現象は何処から来て
何処に往くのでしょうか
月の女神に聞いても微笑むばかり
いま私は銀河を超えて
星巡りの歌をうたいます
物心ついた時から親からは
たわいないことでも頭ごなしに叱られ
どんなに反省しても
「何度言っても何の理解もしていない」と無能扱いされてきた
私もそうして叱られるのが当たり前だと受け止め
自分 ....
自らの居場所無くさないようにと
滲み出す果てない家族の団欒に
一時の幸せを噛み締め味わい吐き出し
果てを見切りて一切の血縁を切断し、
引き裂く力を凝集スル覚醒の魂に 、
わたしの絶 ....
選挙に行く動機は不純
投票用紙のあの書き心地
その快感を味わうためだけに行く
普通の紙では駄目なのだ
あのユポ紙ならではの魅惑
なるべくゆっくりと丁寧に書く
嗚呼 ....
行間
行間
行間
改行
ぼくたちに足りないのは
もっと噛み締めるべきなのは
おおきな文字
ちいさな文字
それだけではなく
行間
行間
改行
空白
ただようなに ....
かなしみがはしりだす
ぼくはなにもわるくない のに
かなしみがほとばしる
ぼくはなにもわるくない から
おもたいまぶたをこすってみあげた
そらにはくもとひこうき
あかるくてまぶしい ....
昨夜は皿のような月が出て
そこにおだんごが乗ってたら
なんて
月を手のひらに乗せてみる
だいすきだよ
だいすきだよ
あなたがくれた
とうめいな指輪
くるくる回っている
....
吸う呼吸で自然を迎え入れる・・・
吐く息で自然にじぶんを差しだすように・・・
ずっと一人だった
世界と隔絶しているような
気がしていた
瞑想の呼吸法がすべてを変えてしまった・ ....
きわどい経験は何もなかったのだろうか
日本中から選択されて入るニュースは
いつも表層を滑っている毎日のなか
私と貴方は歳だけとってしまった のか
すでにSNSで得る判断後 ....
魚が目を閉じて
眠っている
あるはずの無い瞼は
わたしだった
わたしは魚に
たくさんの夢を見せた
空を飛ぶ夢
海深くまで潜る夢
家族と楽しそうに笑う夢
ふと目が覚める ....
僕らは惑星(ほし)に乗ってやってきたの
運命という名のもとに
君と出逢うずっと前から君を知っていたよ
黒髪の美しく耀く宝石みたいな瞳の君を
何千何億年も昔から
壮大な夢を描いてやって ....
街道沿いに流れている川の周りでは小さなビルが
うなだれたまま冷たくなった廃墟を眺めている
公平な爪が選ばれたビルをついばむ
粉塵に慌てふためいて浴びせられた水のしずくのむこう
太陽かなんか ....
書きとめられることのなかった言葉は
綿毛のように目の前をただよい
掴もうとする指の間をすり抜け
風に流され消えていった
明け方に見た夢を思い出そうと
目を瞑っても白く掠れていくイメージ
....
星の砂の上を歩いて亘る、洋館までの距離は計り知れないほど、遠く。線路上をとぼとぼと征く、男の姿は朧げであったが、なにがご機嫌なのか調子外れた鼻歌なんかがよく似合っていた。
その片手には黒く小さな ....
宿命は銃弾のように生身に食い込んでいく、それをペンチで引き摺り出すみたいに取り除くには相当な数のポエジーが必要になる、俺が馬鹿みたいに言葉を並べるのはその為だ、小奇麗でおしとやかな世界を偽造するた ....
彼女はゆらゆらと深海魚のように
磨かれた廊下を歩く
手のひらに握られたピースがあまやかに香った
休日の病棟はとても静かで
耳を澄ましてみても無音の廊下は揺るがない
空気は澄みわたり
光の廊 ....
確実に変わりつつある意識は
見ちゃいけないものを見てしまったようだ
社会からはみ出す
去年と今年ではまるで変わった
今年と来年ももっと変わるんだろう
カレンダーに予定を入れる度に失ってい ....
全ては必要あって生まれた
タンポポやコスモスの種のように
ユークリッド幾何学のように
そしてまた伝説のように
北の海の島のように
全てが意味深く感じられる午後
(感動も知らず)
同時 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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