止まらない
人類の負の動力源は
一握りの
山脈より
大洋より
強い者たちの
掲げる道理なのだろうか
連日報道される中東紛争
はためく旗の下、
生きねば ....
かろやかに
歓びの情
歌い上げる
それぞれが
それぞれの
異なる形態
紡ぎながら
螺旋の響の
透明な織物
創り出し
黄金の光の溢れ流れ
全てを照らし出し
かろやかに
....
青く凍結する冬のそら
しずか独り、浜辺に立つ
打ち寄せるイメージの波
浮かぶ波間の混沌は
思考の光に照射され
弾む言ノ葉、力動の渦
境界を溶かし、大地を洗う
....
リアルだね
生きてる日々
見せ続けること
痛々しくも
ういういしくも
○「タッチ」
一日に何回タッチしているのだろう
自慰にふける若者のように
暇さえあればスマホ画面にタッチしている
妻にはタッチしないで
乾いたスマホ画面にタッチしている
求めるものはそ ....
午前0時を過ぎると
オレは変貌してしまう
コウモリも寝付いた夜に
静かなBARをさがし
街を彷徨い歩く
眠れない連中は
タンゴを踊り
歌をうたい
さかんにキスをする
オレはゲ ....
月の夜だった。
海は鱗を散らして輝いていた。
波打ち際で、骨が鳴いていた。
「帰りたいよう、帰りたいよう、海に帰りたいよう。」
と、そいつは、死んだ魚の骨だ ....
休みの日
昼間寝すぎて
夜眠れない
布団に潜って
スイカゲームしてたら
ますます目が冴えて
嫌になってくる
学校行きたくな ....
体液の震え、
水を潜り
言葉の感知され
私は誰彼となって
貴女を煩わす
透明な空間
。
よく陽に焼けた肌を晒して
向日葵の方へ駆けて行った
足跡が
奇跡の化石に残った
今ある詞と夢と
わずかな名残の面影が
霞と君の区別がつかない
今日、
君は、夢を照らしたね
枕の香 ....
17時回ったスーパーの精肉コーナー
陳列棚に、値下げされた鶏もも肉少量パックが
取り残され上目遣いで
私を誘惑する
手が伸びる けれども
チキンライスを食べたいわけじゃない
....
絹のように 第一印象だけ冷たいおとこだった
くるみこまれて にげだす理由もなぜか無くて
けれんもぺてんも要らぬ はじめての人間関係
粉薬みたくあまにがい心臓で駆けぬけたもんだ
さあ 幕引きです ....
吸い込まれていく
手が
なんて冷たい感触
ぺしゃんこになった
人間に
赤い旗はためき
ゆっくり凍りつき
古い月の浮かぶ世界の
静寂が蠢いて
不可視なものに
触れようとする手を
奥 ....
延暦寺西塔の居士林、
森閑とした闇に包まれ坐る道場
打ち鳴らされる警策で
突如 目を見開くと
秋霖
湿った杉の並木が
生い茂り
霧のなかに太い幹の影を映して
....
おなかいっぱいにカレーを食べて 強烈に暖房を利かせて
得も言われぬ 幸せを感じました
失ったものがあったとて
失うまでの過程でそれが本当に大切だったかには疑問符がつき
リセ ....
{引用=昔の異国の詩人}
籠の中の鳥は誰よりも遠く高く飛んだ
鳥籠を選んだのは彼女自身
名ばかりの自由という見えない鳥かごの中を
ただ同じように旋回するだけの鳩の群れの一羽になるよりも
自分 ....
○「超一流選手の条件」
飲みに出かけたり
女遊びをしたり
している選手は
超一流にはなれないんだよ
○「投資」
楽してもうけようという
精神がそもそもまちがっている
○「投資詐 ....
カーボンニュートラル
ペーパーレス
紙は無くなりつつあり
本すらも紙でなくなっていく
紙
紙さま
神さま
そういえば最近
神さまもあまり見なくなったなあ
居づらくなっ ....
安心したから眠いのだ
女から意気地なしとなじられて
意気地を振るう場面があったか
育児も振るわないってわけ
慢心したから責められる
暖かいから眠いのだ
蚊が飛んどる ....
舞い落ちる
木の葉をそのままに
冷えた肩を抱きしめた
さてと
フリーウェイを飛ばして
海へ行こうか
山へ行こうか
そこにはいまだ見ぬ君がいるかもしれない
冷えたエンジン ....
オープンキッチンの頭上に掲げられた
黒板に描かれた今日のメニューを端から読み上げ
アテナイの学堂の壁画を見上げて
床に降ろされたシャンデリアの
埃にまみれたキャンドル型の
電球が七色に輝いた ....
ぴっかぴかの小学一年生
異和感じ始める三年生
俺は異物だと中二時の瞬間、
ビートルズ降って来た!
奇跡の様な私という自由。
*
私の内に眠り込む普遍、
私 ....
無数の人、
白く白く
立ち並び
光浴び顕れる、
巨大な青き海のひろがり
紅葉の枝葉が大きく揺れる
風が吹いているのだな
濃密な紅の群れが青空に
美しく浮き出しながらなびく
風々うねり 風景をかき混ぜ
今此処にこの世界が立ち現れる、
引き伸ばされ ....
アルコールが沁みてくマゼンタの脳みそ
いつでも充血 娯楽室
歌姫がねだるタロットのゆくえは
縁と¥とに欠けている
お嬢さんはつっぱしってく、ほら
かまびすしい夕焼け空を 飛行機雲と併走して
寒さと賑やかさが混然とした師走だった
子どもたちは家の手伝いを請け負う
障子に貼られた紙をビリビリに破ることほど
心躍るものはなかった
平素子どもたちは無自覚に平凡で暇だったから
洗われて ....
「紛いもの」
凪の夜
寒空が黒いインク
こぼした水面、すべりゆく
遊覧船は
まるで冥界の古城
「中古マンション」
三階で 物干し ....
今日もこらこら怒られて
後楽園で乗り換える
地下深い南北線から丸ノ内線
ダメ山さんはカイトにされて
天高く干されてる
ダメ川さんは海賊船で
スイングされている
エスカレーター エスカ ....
○「暖冬」
季節はずれの暖かさ
僕も持ちたい季節はずれの温かさ
○「大谷選手の会見」
肘の手術をしても
くさらず前向き
一千億の契約をしても
おごらず謙虚
感謝の言葉から始まる会 ....
自分の悪を
自覚する
私のこころを
シンプルにしたい
光はここにある
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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