ここから
線香花火のように見えます
あの日
あなたが燃やした命
このまま
つづくわけがないと思う日々が
案の定
抜け落ちた日々
日々から日々が抜け落ちた日々は
日に日に遠くな ....
誰にも選ばれなかった白い蝶々 背中の羽を忘れ孤独との戯れ
草臥れた風俗を撫で回す通り雨 片目の猫も身構え微笑ってる
気高く振舞っても その実 貧弱 神経衰弱 諦めたら空っぽ
強く生き ....
快楽を求めるために人生を捨てる
戻れない幸せという現実
孤独はそこをどくことなく座り続ける
幸せが僕の肩を叩く
こっちの世界においでよ。
幸せの定義は決まっていない
正義も悪も裏で手を繋ぎ ....
内実をまったく伴わない
ただ大きな勘違いをしているだけの
クソ自称詩人を引っ捕らえて
殲滅するために
自称詩をラップにして
バトルする偽大会を企画して
自称詩投稿サイトで
募集したところ ....
田舎育ちの若者
都会の生活に憧れて
都会に出てくる
都会育ちの若者は逆に
田舎の生活に憧れたりする
都会と言うだけあって人口が多い
自然豊かな場所が見当たらない
ビル群が何処 ....
丘から見える遠い園生は純白に染まり、
私の吐息と重なって淡く輝いている。
手前に見えるロココ調の建築物はそれ自体が見事な絵画のように
緑一色の額縁で装飾されている。
丘の上に ....
あなたが覚めない夢を
見ているというのなら
僕はあなたの目を覚まそうとする
全てを取り除こう
あなたがずっと
夢を見続けられるように
たとえそれが
昇華することのでき ....
ベッドからそっと抜け出し
サプライズを兼ねて
朝食の準備に取りかかる
ベーコンを焼きながら
野菜を並べて
おっと
コーヒーを蒸らさないと……
やがて物音に気づき
目をこすりなが ....
愛してるって
言うよ
何ひとつも
差し出してはあげられないっていうのに
限られた時間の中で
苦しくてたまらない
ぼくにできることは
詩を書くことだけだ
ひやりとした現実
夢のまどろみのなかで
考察を繰り返すしかない
詩を殴り書きするしかない
こころにメスを入れる
存在の耐 ....
保育園の数が足りないことで
園長が園長として働けない事態が生じている
スーパー「ドラゴンストア小諸店」で
パート従業員として働く
羽竜名人(仮名36)もその一人だ
「私は小児性愛者なので園長 ....
言葉に溺れていく
「また言葉に逃げるんだな」 外見の身体がつぶやいた
中身の心は隅っこに 隠れて聴こえていないふりをしている
君は今でも 過去を真空パックすることに夢中でいる
少しの汚れも ....
工事現場の作業音は窓越しに聞こえる
家を出る時 ドアを閉めるとその音は ドアの外の俺には聞こえても 家にはその音は聞こえないという
世界とそういう関係性にあることを いつも通り確認したら
鍵を閉 ....
僕たちはシャボン玉よりほんの少しだけ頑丈にできている。
超構造を覗き込み続ける勇気こそが僕たち野良犬の一つの愛だ。なんて、
そんな神様みたいなことをぼやいたって野良犬は非神様に過ぎないのにね。
....
空を渡る種の帯の下
あなたは何故暗い笑みを浮かべているのか
原のなかで
明るい風のなかで
無数の角と無数の羽が争い
多くが失われ多くが生まれた
双つの光が向かい ....
空はどこまでも広がっていて
終わりはない
まるで
君を信じる
僕の心みたいだ
下ばかり見てないで
見上げてみてよ
そして思い知ってほしい
僕は
この空がある限り
....
石がある
ずっしりと重い石だ
この重さは降り注いだかなしみであり
煮えたぎった苦痛であり
裏切りや赦しによって凝集されたものだ
石に尊厳はない
尊厳は火の属性だから
石に孤独はな ....
暖かい春だというのに
今年は雪もそう見なかったのに
なごり雪を聞いている
私はいつ
強い私が欲しい
と思い込み始めたのだろう
本当に本当に
欲しかったものは
すぐそばにあっ ....
喜びでいっぱい
そして悲しみでいっぱい
思い出でいっぱいなのです
あこがれ
そして不安になる
絶え間ない痛みの中で
天高く歓呼し
死ぬほどに心沈む
幸いなるはただ
人の魂だけ ....
桜吹雪の舞うのは
春のみか――?
否、人々は気づかぬだけ。
目を凝らせば
宇宙永劫二度と無い
今日という日の花びらが
ほら、目の前に透けて
ひらひらと
能面被って
声を、殺して
あえて明るい色彩の着物を身に纏い
たとえそれが千年昔の恋物語であり
源氏に捕らわれた{ルビ重衡=しげひら}が、死刑へ歩む
前夜の密やかな宴だとしても
透け ....
涙のない世界は砂漠になり
喜びのない世界は海に
心のない世界は風
そして何もない世界は空になった
愛のある世界は月に
平和のある世界は太陽に
全てが一つになった世界が今になった
「前の電車が遅れている影響で
この電車、4分遅れで
大船駅を発車しています」だあ?
それはおまえら内輪の言い分だろ!
お客に対して
何の説明にもなってねえんだよ!
何で前の電車が遅れたんだ ....
奥深く海底の熱水床
わたしが今呼吸をしている処
群がる白い蟹は
わたしであるための遺伝子を
鋏で千切りまた繋げる
染色体を失った肉体だが透明ではない
保護色を身に着けたわけでも ....
母親が実は
21歳バツ3で
覚醒剤の逮捕歴があって
顔にドラゴンタトゥーがあって
子供の腕に
タバコを押し付けられた跡があるから
「保育所よりも相談所じゃないか」との判断で
断ったとした ....
格好つけた自称詩を
ハゲが書いたとして
その自称詩にハゲ以上の価値があるのか?
あるいは
ブスが恋愛自称詩を書いたとして
それは人倫に反しないのか?
(ここまで聞いて
何となくハゲよ ....
幼い頃の思い出は
割れて捨てられた風船のようなもの。
時が経てば
記憶の隅に追いやられ
パンパンに膨らんだ心がいつしかすりかわる。
(父と食べたアイスクリームの味が思い出せない。)
....
アブラナの
花が咲き乱れ
その
黄色い雲の上を
黄色い蝶が力強く羽ばたき
黄色い雲の上を
蜂達は
せわしく動き回り
これが
春でなくてなんであろう
これが
....
かなしみが河いっぱいにあふれて
よろこびも一緒にいる
まるで流し絵のように一緒にゆるやかに
色をなしてゆくもう痛みもない河畔に
ちょっと嘘つきでよゆうのない自分が居て
漢字変換ではも ....
コンビニエンスストアーは小遣いがあるときはぼくらのポケットだが
だいすきなしょーもないもの以外はたいがいなんでも売ってるみたいだ
いつも仕事に出かける時は装備の点検をして
会社でも点呼をうけ ....
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