《ひどい! わたしの蕾に粉砂糖したの
姉さんでしょう
《あなたがはしゃぎ過ぎなの
わたしはまだ帰り仕度の最中よ
《ああうるさい こんな早くから蝉はよして
まだうたた寝したいじゃない
《駄目 ....
百均で買ってきた
ミニチュアの黒いうさぎは
手のひらに載せて
選りすぐろうにも
どれもみな
哀しくなるほど同じ顔
同じ姿勢同じ表情
どうしてこんなに正確に
大量生産できるのか
まるで ....
例外なく、夜は長いものだ。人は夜の長さから逃避するため、夜に眠ることを覚えたのかもしれない。夜になると時間は凝固して、空間はつぶれてしまう。そして恐るべきことに、眠ることを許されない夜もある。 .... 微細なノイズが連続する頭蓋の内壁で半端な崩落のまま凝固した自我が瓦礫の隙間で高笑いをする午前の一瞬、極限まで見開いても目視ままならぬ目と麻痺した鼻腔の捉える嘘、甲状腺の異常の懐 ....     始まる前は 長いなぁと
        おもっていても
    いつのまにか 千秋楽が
          来てしまう
     十五日間の大相撲場所

      そうだ そうな ....
雨が止んだから虹が出るのではなく、虹が出たから雨が止むのだ

虹色ならいつだって見れる
あなたの黒目に宿る、赤、青、黄、すべての色が瞬く
地球に送られてくる
地球を成長させるエネルギー
沢山の違ったエネルギーが来ている

人も動物も植物も全て
成長させるためのエネルギー

銀河は超巨大
想像もつかないくらい
宇宙の叡智 ....
鼠夜桜ひきつれて

にぎやかな繁華街を抜ける
路地は大小二つに分かれ
月を眩ませる
再び斜影/方に肋膜の炎
告知する薄墨色
派手な更紗を纏う老婆を気にとめた
絵柄のカードをな ....
保育所が足りなくて
子供を預けられない
働く母に提案です
あなたが働く間
子供を凍らせて
仮死状態にしておくのは
どうだろう
家を空けている間
子供は冷凍庫の中で眠り
母の帰宅ととも ....
若き日々の夕べには
その日一日が再び始まるような
ばねに似た体が憩っていた
未来は豊饒で過去は僅少で
乏しい過去で圧倒的な未来を
懸命に跳ね返していた
青々とした木の葉のような
 ....
顎がはずれるほど泣いた夜に
向こうばっかり気になる自分と暮らしてる
奴はタバコを僕に差し出した
それは彼の敬意の終わりだった

追いかけられて
二つは一つに
夢は川と繋がってる

何 ....
夜明けの群青の空に
透明な風の蛇がうごめいていて
脊椎に貫かれた腹でゆっくりと気流を動かしている

白んだ月は皮膚を通過し波状に広がる光を手放す
朝を迎える前の消印のように
反復ゆえの忘却 ....
こんな時間に
起きているのは誰だ

こんな時代に
生きているのは誰だ

おまえ
ひとりなんかじゃ
ないんだぜ
この世の終末を感じる
ぼくは礼拝に出席しないといけないクリスチャン
アイディンティティーはそこにある
牧師さんから聖書研究の本をかりた

救済者(メシア)をもとめている
魂の奥の底から涎が ....
ベッキーこと元巨人の
辺木原和博(48)は
不倫相手の一人ユダヤ人演歌歌手私怨(しおん)と
覚醒剤を使用するために
子供を保育所に預けようとして断られ
高校生ウルトラクイズを対象とした賭博を ....
ばあちゃんが 孫の肩を もんでいる


教科書はどんどん重くなる

忘れてはならないこと

今日もまたマシマシ

江戸時代の町民は

遠いお国の飢餓戦争

知ってか知 ....
ジェットコースターだぜ ゴー
どこへでも行くぜ ゴー
くるくる回る五色のライトと
考える前にともしてしまった誤植のライトと

ジェットコースターだぜ ゴー
ゆらゆら揺れる 夕暮れの小枝と
 ....
道標のない坂道は 霧の中に向かって
砕けた岩が転がっている道端に 
明るい顔で タンポポが咲いている
白い羽を残して 飛び去る


ゆがんだ古時計を壁にかけても
もう元に戻ることはな ....
引っ越しする
君がおいていったダンボールの中に
ある私たちの昨日

もう一度あけてみたいけど
あけられないまま
窓をあけて夜をみている
戦争は始めるよりも
終わらせる方が難しい
近年の世界情勢を鑑みるに
そんなことを言う人も居て
そうだねといいながら
家は建築するよりも壊す方が簡単だ
重機でバリバリとあっという間に平地にし ....
ババがふたり
ババは、ふたりでも相当うるさい
今どきのババは、パワフルだ

あら、あーたのジャケット素敵じゃない
どちらで作ったの?
 ××
でも、も少し長い方がおしゃれね

ね、知 ....
太古から受けついできた生命を
父と母から受け取って
生まれ出たあなた

いま 
腕を広げ 
足をのばして
世界の広さを
たしかめている
じゃまするものは
もう ないでしょうに

 ....
天の川や
知らない星々をいっぱい
かき集めてポケットに入れた
夜と夜の
さらに向こうの記憶

赤や黄色の
光の川を泳いでわたる
人さし指のさきから
星がつぎつぎに消えていく
記 ....
差し伸べてもらえた手を
泥んこのままで掴んだ
なりふり構わずに
その場で泣き崩れた

好きなだけ泣かせてくれて
好きなだけ食べて良いと
まずは好物の鮭料理を
この姿のままで?

会 ....
 
 今日で最後

 この場所に来るのは

 今日が最後

 あの人に会えるのは

 想いを告げたいあの人に

 でもそれは

 自分だけ楽になりたい

 最後っ屁

 ....
言葉がおちてる ぷつぷつにきられて
台所 タイルの水色
削りかけの鉛筆がむなしい
言葉はたびたび
うらぎるようなふるまいをする
季節や 温度もそうだし
寝起きの兎だってそうだ
手 ....
原発事故を
誰よりも望んでいるのが
反原発主義者であるという喜劇
それは、巨人の敗戦を
期待しているのが
当の巨人の選手であるという悲劇に似ている

全力を尽くして
得られるものの方が ....
2016年3月21の吹雪
   対
マイルス・デイビス
 「Bye Bye Blackbird」


      コーヒーの湯気と
      古いポートレート
      中心を射抜 ....
隆盛の花嫁
関係無いねとばかりにふるふる流星雨
小鹿は震えながら立ち上がろうとして
気の良い老人とサボリの少年は
それを真剣に真剣に見つめている

一つの執念場

かたや企 ....
ぼくはまどろみのなかで詩を書いている
このまどろみが好きだ
世界が落ち着く夜に書く

詩は別の世界へといざなってくれる
ニートでも書くことができるのだ
情念を言葉に

ありえないほどの ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
四季姉妹ただのみきや10*16/3/26 19:48
ベンジャミンバニーLucy22*16/3/26 19:04
肯定葉leaf116/3/26 16:39
ランチの時間ホロウ・シカ...1*16/3/26 11:39
卒寿に想う信天翁216/3/26 9:47
瞬く水宮うみ2*16/3/26 8:53
銀河夏川ゆう116/3/26 5:34
スベトラーナ春に酔鼠アラガイs8*16/3/26 0:48
私のアン花形新次116/3/25 23:19
葉の色葉leaf316/3/25 6:50
ひとりでだいじょうぶなように竜門勇気216/3/25 3:46
紡ぎ合う由木名緒美14*16/3/25 3:07
ひとりなんかじゃ、ないんだぜうめバア116/3/25 0:48
終末fujisa...016/3/25 0:07
ここまでのあらすじ花形新次116/3/24 23:45
自己防衛大臣答弁もり0*16/3/24 23:20
ゴーオイタル116/3/24 22:32
春へ藤原絵理子316/3/24 22:32
二ひく一朧月116/3/24 21:50
アンインストールあおば2*16/3/24 17:57
ツーババ森の猫7+*16/3/24 16:58
赤ちゃんの足イナエ15*16/3/24 9:56
ガラスの星yo-yo3*16/3/24 7:49
冬の財布もっぷ316/3/24 5:29
最後っ屁佐白光1*16/3/24 0:25
手足はるな416/3/24 0:24
きみも大好き野球賭博花形新次116/3/23 23:45
jazzと珈琲と火事と詩ただのみきや10*16/3/23 19:51
神のすかしっぺふわふわ016/3/23 19:10
自動筆記fujisa...116/3/23 18:59

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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