みんなで花見にいくんかな
僕は心霊写真になるんかな
電車とお堀の橋からのぞむ
さくらの連なり見るんかな
苦しくて痛くて寂しいのが
あんまりつらくて
あんまりつら ....
まるでテロリストの発想
保育園落ちた、日本死ね
それに乗っかる新聞記者
まるでテロリストの発想
おれビンボー、西側死ね
どこへ行こうか
ふらふらしてる
悲 ....
黒猫
サッシ窓の外の白い雨
買い主のベッドの上
端正な座り方をしたまま
黒猫は夜の雨を眺めている
飼い主が死んで一年
じっと外を見ている
黒い瞳に映っているのは
寒い線なのか
....
ゆっくりと開く釜の扉。
父はもうすぐ人の形を無くす。
「離れたくない。」と引き止めれば
もう少しだけ一緒に居られると願い
棺の縁を掴む。
空気を打ち破ったのは
「早くしなさい。」と ....
「いかりを おろせ」
ためいきが でる
ちからづくだから からだが いたい
つらい かなしいが つづく
てのない ゆうれいが つつみこむ
ともかく もがく
なんとか い ....
160401
三分間あればご説明できるのですがと
元演歌歌手はしつこく粘りたいような気がして
審査員の心証を悪くしコンテストに落ちてからは
お定まりの人生を送り
....
眠りに就こう
どんな日だろうと
眠りに就こう
毛を刈られた羊の数だけ
眠りに就こう
3月の終わりを
ピーチパイで飾り
残照を写す
今も時折
月は満ちなかった
月は無 ....
今年の春は
寂しさ + 切なさ < 胸に残った温かさ
君はいないけど
君がいた時間が懐かしくて
そっと微笑んでいられる
ありがとうとまだ言えないけど
いつか言えるような気がした ....
幼児性を詩と勘違いしている自称詩人が多い
幼児性なんて
そいつが「私は変態です」って認めて
初めて価値を持つんだぜ
ロリコンか
はたまた
赤ちゃんプレイ好きか
お前はどっちだ!? ....
薬を飲まないと良い詩が書けない
困ったものだ
世界は俗物であふれている
本の朗読を通して世間から遠く離れているのではないか
はじかれた人間のようだ
神の臨在を感じた
入院から遠ざけ ....
完全なる現存
混沌たる原点
いったいどこに
実体あるか
下から湧いて
くるでもなし
上から降って
くるでもなし
在る苦もすずなり
歩くも道なり
....
フランス文学の源泉に触れることによって自己の物語を紡ぎだしていようとしている
文学はきちんとしなければおもしろいキャラはおもしろくない
音楽家はメロディーがなければ仕事にならない
物語はメロ ....
1秒1秒が 一瞬一瞬
1分1分が 一瞬一瞬
1日1日が 一瞬一瞬
1週1週が 一瞬一瞬
1年1年が 一瞬一瞬
余裕がある時ほど
思い出せるように
忙しす ....
「もう3月なのに
何で今頃カゼひくの?」と
君は少し渋い顔
「あぁ、ゴメンな」と
クシャミしながら
とりあえず謝っておく
だって
シャワーから出たら
僕の上着を枕にして
気持 ....
飛行機が離陸する
君を乗せた
君の荷物を乗せた
君と僕の思い出を乗せた
大きな翼が飛び立つ
でも君は
二年の日々など
どこかその辺に
置き去りかも知れない
そんな思い ....
まったく
ニャーニャーうるさいなぁ
これは俺の肉だから
お前にはあげられないの!
いやはや
とんだ攻防戦だ
ニボシを踏んづけてまで
焼肉を狙う食いしん坊
ペットが飼い主に似 ....
近くで飼犬が吠えている
遠くでヘリがうなっている
春をむかえて
真昼の底の
冷たい耳翼のひだには
角化した表皮が
フケとなって
....
春の陽にいて
あなたのことを思います
わたしの気持ちを受け入れて
いただけるなら
うれしいです
どうぞ
春の陽のなか
あなたの気持ちを受け入れました
....
生神の鍬に
ぬっくり耕され
おれは畑になった
ねじ切られた灌木の陰茎に
スズランテープが引っかかって
女の声みたいに風がふざけている
ムクドリ毛虫食え
ミミズ食うな
おれはミミズの糞を ....
泣けよ、サファイア、二番星。
煌々と、夜が凍っている間。
か細い音が、反射する。
それが誰にも、届かなくても。
泣けよ、サファイア、二番星。
鳥の声が、切り開く夜明け。
....
タラップが外れて
四基のエンジンの
高音と共に
涙する風切り羽
揚力のうまれるままに
生活の足場を
芥子粒ほどにちいさく
後ろへと
吹き飛ばしてゆく
....
カナダじゃなくて
群馬を舞台にした
少女が主人公の物語?
ぜーんぜん、違うっ!
赤毛の赤木春恵が
主人公を演じる
中華料理店「幸楽」秘伝
餃子の餡開発までの
苦難の歴史を描いた ....
おまえはマリオネットじゃないから
見上げても人形つかいはいなくて
月と太陽があほみたいに
上ったり降りたりしてるだけで
おまえを動かすのはただ、おまえの内燃機関のみだから
おまえに心はなくて ....
お母さんは横になってテレビばかり見ています
わたしは笛の練習をしています
先生から叱られたところ
雨が少しふりだしました
おどろいたようなお母さん
犬のようにお尻 ....
世界を支配しているのが
電通と博報堂であることは
よく知られているが
「ええ、驚くほど
ドッサリ出るようになったんです!」
とババアが喜色満面で語るCMの制作者も
電通であることは ....
きんらんどんすの 帯しめながら 花嫁御寮は なぜ泣くのだろう 「花嫁人形」蕗谷 虹児
いんもらる
何故か密会が近くなるとよく雨がふりだした
小遣いがなくなる日を予感するよう ....
そばにいるよ
なんて
そばにいない
みえないものを
あるかのように
うそぶいていて
そばにいるよ
なんて
そばにいない
だからあなたはあのひと ....
風にそよぐパンツィーに
話しかける
「ねえパンツィー、きみは誰?
誰のパンツィーなの?」
無言で風にそよぐパンツィー
「きみのようにイカしたパンツィーが
誰のものでもないなんて ....
やあやあ 春の雨 春の雨
冷たく暗く長い雨
ほかほか陽気に 鞭打つように
大いに覆った 昼の空
やあやあ 春の雨 春の雨
冷たく暗く長い雨
さらさら降って 流れていって
どこへ行くの ....
ピンク色の馬の背中に乗って
教科書ばらまいて
パステルの水玉模様の中
宇宙いっぱいの時刻表
穴があいてどこもかしこも
涙がこぼれて
流れ星こんぺいとうチョキの指で切り取る一秒
黒い暗いタ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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