その眼で、その眼で歪な
赤い円を描くのです

咲かなくていい、咲かなくていい

ベランダのプランターに言い聞かせ

私は伝記工場へ向かいます
5バイトほどの容量です
けれど

 ....
水平対向6気筒エンジンの共振

同調の取れたキャブレーターが

吸い込む夜と星屑を爆発させて

違う街まで掠れた唸りを上げる

ガソリンが静かに波打つのは

光年の孤独を確かめる為 ....
芝刈りに行くと
レシートに半額しか記されて居なかった
そんな日に無糖な日差しが
眩しくて
黒色のチューリップを撮れずに
代わりにお地蔵様の写真を撮りました
丁度階段から降りて来て
降り切 ....
私は街の中で
変に 私は髪を切られてしまった
私は普通よりも少し安かったからいいけれど
冬の通りは しかし 寒かった


私はそんなことはどうでもいいのだが
どこに向かうのだろう そ ....
それは奇跡だった
人として生まれ
幸せになるために生き続け
やがて光年の彼方に溶けて往き
また別世界に蘇生する
沢山の魂との出会いによって生かされ
命は荘厳される
番いのもぐらたちが
ずっと永い冬を越えていく
温かい大地のなかでは
深い秋の湖岸に生える葦の匂いより
次ぐらいに心地よくて

ずっともぐって行くと
遠くまで吠えていた
動物たちやらの魂 ....
花が美しく咲く事に
理由なんて必要無い
  美しいものを見て美しいと
  心が感じただけなのだから


月が綺麗な事に対して
余計な言葉は要らない
  綺麗なものを綺麗 ....
暗めの楽譜を渡されると
気絶する私は
塾で高熱を発したので
テレビの字幕を眺めながら
画面のサイズを変更した
釘を打ち込むと
氷は容易に破片と化す
旗を高々と掲げるクック船長は
服を部 ....
雪の無人駅
雪を掃く係りのものが雪を掃く
何でもないコンクリートの踏み板の上を掃くものがある
待合室の歌謡ショーのポスターからさびしさのしたたり
掃き残した埃と雪の混じった少し硬いものをさらに ....
十二月、空はひくい。
落ち葉の季節も過ぎた。
竹箒を立てたようなケヤキの並木がつづく国道。
鳥の巣が傾いたまま、
ケヤキの梢にひっかかっている。
いつ落ちてもふしぎではない、そんな気がする。 ....
たった14行のスクリプトが
多くの人から絶賛され使用されている

あるアドオンと組み合わせて使用すると
多くの人が驚く仕事を自動的に行うのだ

ffmpegというソフトも必要だ

さあ ....
平日テレビ
今夜の番組からです
11時30分からは「平熱大陸」
情熱大陸に出れない人のための
今話題の番組です
特別な人が特別を語る番組に
共感できるのは特別な人だと
気がついたあなたに ....
帰るとおそらく
ポストに残暑見舞が残っている
自動ドアを命からがらくぐり
人口のぶんだけ並ぶ自転車の中から
くすんだ青い自転車を探して跨り
坂を水銀のように走る僕がいる

帰るとおそらく ....
人間は
目標を持つと
やる気のスイッチが入る
目が輝いてくる
目標のない人生ほど
退屈でつまらないものはない
「今日の目標」
「今週の目標」
「今月の目標」
「今年の目標」
成功す ....
虹を靴べらにして太陽を履く
雲に覆われた雨上がりの空から
長い長い小鳥の声が聞こえる
わたしのなかに小さなわたしがいて、週五日小学校に行く。

わたしが何もしてないとき、小さなわたしは学校の休み時間に考えている。
わたしについて、小ささについて、小さなわたしについて。
夜一緒に ....
A B C
Dead

グルタミン酸に溺れて死んだパパは僕の前でいつもママを嬲ったのさ
トカゲの尻尾と沢庵の半切れが似ていると呟いていた僕の初恋の子はアシッド好きで
教頭の車のボンネッ ....
いつまでもうじうじと文句言っていても
吐いた唾を飲み込めないぐらい小心者なのに
ああ、また道行く人に絡んでは突き飛ばされて
いみじくも先にあった横丁でドブに突っ込んで
隣のサラリーマンに水がか ....
夕日

オレンジ

灰色

ピンク・ぶるー

ターナーの


雨駆けた

雲かさばった

夏のような雨

さよなら


夕日

オレンジ

灰色

 ....
あなたは孤独を陽にかざし
雨に濡らし
肩にかける

からっぽだと感じる
とても軽い

平気だ
本当に平気だと
重たい嘘を吐いては
かしぐ

北の風に寂しさが吹き荒れる日
虚し ....
だれかのためにしたいと思うとき
胸はすみれでいっぱいになった

雨のあとのコンクリートみたいにふしぎに澄んで
すみれでいっぱいになった

そもそものはじまりとして
世界は美しく
ひとは ....
女房のお気に入り美容師が
若いときの武田久美子に
似ているというので
会う機会を狙っている
何故なら
俺は無類の貝殻ヌード好きだからだ!
しかし今の俺は長さ6mmのボウズ頭だ
しかもPa ....
  ふた房の葡萄を 若草色の椅子に居って
  獣じみた何ものかがムギムギと喰っている
  葉群れの隙 測られつつある距離のように
  細く長く伸びていく耳鳴りになりながら微光が
  わ ....
どんな話でも
聞いてくれる
理解しているような
表情の
飼い猫
あなたを見るために
光を媒体にした
あなたを聴くために
空気を媒体にした


媒体なしにあなたを知りたくて
肌と肌を重ねてみた
そうして慰めを得ながら
無限の孤独を思い知る


 ....
現実はわかっている
ただ1日に5時間の夢を

小さな世界に生きていた
私が外に飛び出した
そこで出会ったあなたに
たくさんの幸せをもらったんだ

24時間のうち
19時間は現実
ほ ....
夕闇差し迫る瓜畑
果実は実り
豊かな土で収穫を待つ
後は口に運ぶだけ
一輪の花を摘み取るかのように
育てた瓜を優しくもぎ取る
甘く甘く赤く熟れていた
しわしわの年老いた手に水気と満足を残 ....
   ものさみしい家並みのあいだで
       どこに棲みついたのか
      けさは珍しく ひととき
          子すずめたちが
         わめきあっている
      ....
前の品種の生産が終わったら
マシンから治具を外し
次の品種の治具を取り付ける
材料を供給し
間違いなく準備出来たことを
若い班長さんにチェックしてもらい
スタートスイッチを押す
その後は ....
この前まで鉛筆をもっていたひとが
木の匣にはいる
燃やされてちいさくしろくなって
木箱にはいる
鉛筆で書いた文章が
もう そのひとだ
そのひとを見ると
鉛筆をもてない
あのひとのこ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
来世由比良 倖416/12/12 5:09
ワルキュ-レ1500差羽ナガレ1*16/12/12 1:01
三枚舌外交間村長416/12/11 23:50
冬の美容室番田 116/12/11 23:11
彼方へレタス516/12/11 21:37
もぐらたち[group]りゅうのあく...8*16/12/11 21:37
その理由、葉月 祐5*16/12/11 21:26
私とクック船長間村長1116/12/11 17:27
雪の無人駅オイタル13*16/12/11 17:20
ことばを灯すたま21*16/12/11 15:59
たった14行のスクリプトst2*16/12/11 12:32
平熱大陸イオン1*16/12/11 11:38
帰路遍歴伊藤 大樹116/12/11 11:07
目標zenyam...116/12/11 10:09
信仰5or65*16/12/11 0:39
小さなわたし水宮うみ5*16/12/11 0:21
この場所にいる奴等はみんな敵5or62*16/12/11 0:09
安羅部とヒヨコ1*16/12/10 23:30
ターナーの夕日吉岡ペペロ216/12/10 23:04
[group]ふるる7*16/12/10 21:29
すみれでいっぱいになったはるな416/12/10 20:45
美容師花形新次116/12/10 19:16
刹那草野春心216/12/10 18:06
五行歌夏川ゆう216/12/10 17:24
黒点ただのみきや15*16/12/10 17:22
1日5時間の夢天竺葵116/12/10 16:51
収穫秋也5*16/12/10 14:22
断 章(四)信天翁216/12/10 14:13
マシンオペレーター花形新次116/12/10 13:41
鉛筆白島真23*16/12/10 10:31

Home 戻る 最新へ 次へ
1329 1330 1331 1332 1333 1334 1335 1336 1337 1338 1339 1340 1341 1342 1343 1344 1345 1346 1347 1348 1349 1350 1351 1352 1353 1354 1355 1356 1357 1358 1359 1360 1361 1362 1363 1364 1365 1366 1367 1368 1369 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.01sec.