時間が
止まれば
いいのに。
余生の少ない人と
時を過ごすと
本当に
そう願ってやまない
一緒に居る何気ない時間が
幸せな時間であればあるほど
涙が止まらない
いつ ....
猜疑心が止まらない
もう誰も信じられない
いっそのこと
この世から誰もいなくなればいいのに
頼む
喜びをくれなくていいから
哀しませないで
もう耐えられない
これ以上
はち切れそうな ....
結晶を模写したような細工の窓ガラスの粒を数えていたら一日が終わる
口述筆記のような違和感が生じる近しい過去には
巨大な生物のあばら骨が空から落ちてくるなにかを受けとめようとしている ....
160606
今日は朝から雨
新聞を取って来て
の声に新聞を取りに行く
朝食を食べたら
眠くなり
すべてを却下して
寝て曜日とした
しかし、
昼 ....
愛し方は僕が決める
伝わらないとき、君を泣かす
そして流す涙、僕の愛し方
君の涙を凍らせて、飴のように舐めていたい
喉を通る涙の味は僕と少し違う味がした
空を、ください
だれにも消せない
どこにも消えない
あの空を、
わたしだけの物には成り得なくても
わたしだけの物と覚えておけそうな
あの空を、
許さないでください ....
どす黒い雨が降る
重いストレスが沁み込む肩
既に透明な感覚は失いかけている
ひたすら受け止め 空を見上げると
怒りの暗雲が立ち込めている
愛の武装もできない
でく ....
夜にギター片手に
ススキノの店で歌えるようになっても
唄だけでは食べて行けず
病院で働き続けていた
その年の秋に初めて
病院の慰安旅行に出席した
観光地を巡り
宿泊するホテルに到 ....
とじているかんじ
ひらいてるこれは
とじてないだけど
さまーざまあみろ
たからがないから
たからないからだ
もちぐされないし
さまーざまーみて
つづられるかんじ
とじられるさっし
....
もう帰る
日差しが眩しくて楽しめない
違う違う、ほんとは
君から話しかけてきて
昔のこと好きにならない
いつまでも・・・、先生!
忘れる方法の授業して
花が好きで水をたくさん ....
こんなにも
ぼくが自分に対して暴力的だったのか知らなかった
刃を腹に突き立てようとした
あの頃
ぼくは海岸線を彷徨っていた
何処まで歩いても終点は見えなかった
どうして良いのか解らずに ....
ボクの右足の中指には
1㎝程の傷跡がある
余市に引っ越すのはお兄ちゃんが
啓明中学校1年で
ボクは緑が丘小学校の4年生だった
二軒長屋みたいな
旭ケ丘の営林局官舎に住んでた
....
青の夜がやって来る
音をたてることもなく
一条の光も伴わず
ひ弱な四肢を伸ばすように
けれど
視線を浴びせに迫りくる
初めて君に遭ったとき
君の瞳によぎった喜びの表情を
俺は見逃さなかった
人生で与えられる物は少ないが
創造という風をいつかつかまえることができたら
上出来な人生といえるだろう
醗酵 ....
まどろむたびに言葉は減り
空をゆくものは増えてゆく
雨涸らす雨
雨散らす雨
こがねいろの輪の上を飛び
冬空にひとり立つものが
野を分ける径を見つめている
踏みつけ ....
公園でかくれんぼをしていた
私が鬼になった
後ろを向いて
目を閉じ
100数えた
みんなを探した
公園の端から端
トイレの中
ベンチの下
桜木町
探せるところは
全部探し ....
猫の嵐が僕らを癒しの台風に巻き込んだ
にゃーにゃーうるさくてなんも聞こえない
もふもふで満たされて溶ける夏
死ねば罪はチャラになると人は言う
そんなこたぁない!
オレはいったいどれだけの罪を犯してきたのか
自分だけは知っている
幼い頃
虫メガネで蟻んこを焼き殺したことも
カエルを壁に投げ ....
キツネかなあ
空からふる
陽射しと水滴に
わたしと傘は迷っていた
せっかくの予報を
信用しないで
折りたたみをバッグに
放り込んでいてよかった
シンボルの前で足踏みする
こどもと ....
どれだけの距離を従え
測ることのできない冥さが
草葉の影を濡らし
遠くで誰かのために海が鳴る
遠ざかり そのため多く夢見た
わたしたちは 健やかだった
打たれたかもしれない雨について書 ....
昼間の熱光、
眼球を突き刺し
神経に塩揉み込み
叫び脈打つコメカミ
何をこれ以上耐える必要がある!
烈火の太陽、
脳髄に爆発し続け
逃走の情欲に顔埋め
爆音ノイズ掻き鳴らす
....
もう何年前になるか記憶は失われている
アルバイトをして夢を叶えた
マニュアルの一眼レフカメラの感触は
ぼくにとってダイアモンドの輝きを放っていた
モノクロの光と影の余韻がたまらなく
刹那の瞬 ....
昼間の火照りから解放された夕暮れ
ビルから流れ出た人たちが
睡蓮の群生する池の畔を帰っていく
池の畔のベンチに若い女が独り
....
女の尻が
白く光る
窓の木漏れ日と鳥の囀り
家ではきっと子供と犬が静かに寝ている
あと妻が
keyを叩く音
薄っすらと光る画面
若者の表情筋
「うん、それでいいよ。」
コピー機の ....
とにかくうるさいのです 夜遅くまで鳴き続ける
オオヨシキリの 昼夜 十六時間連続営業
もっと長いかもしれません いつ食事しているのか疑問です
あっちが鳴きやんだと思ったら こっちがすぐ ....
硬い砂の上に描かれた
線に
震える眼球を沿わせてまだ
溶けていない地形を探した
色褪せた花びらの表皮に
記されていた法則は
遠ざかっていく熱とともに
失われたらしい
白い木枠の内側から ....
私は最近誰にも会わなくなった
ここからどこに行けばいいのかを思い浮かべる
疲れた 街の片隅で そして
私は 考えている 行くべき場所を
街角には もう 見渡せば
そこで あじさいが ....
彼女は月へと旅立った
美味しいお餅を食べるために
彼女はロケットで旅立った
ごおごおと音を立てながら
炎と煙を巻き上げながら
ロケットは月へと向かったが
彼女は興奮のあまり
ぴょんぴ ....
静寂
街の喧騒から離れ
柔らかい羽根の中 疲れを癒す
遠くから誰かの放つエナジーが波形となり伝わる
独り蛍光色に染まり
人工ワールドの球体を転がる
浮遊するこの世の細 ....
私たちは互いが憎み合い、恨み合い、奪い合い、言葉を失って、
初めてコトバを発することが出来る、ピリオドとピリオドです。
しあわせ、が遠ざかれば遠ざかる程、雄弁になれるのは
ふこう、の ....
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