予感は、急角度に侵入する胎児だ


樹々が複雑に伸ばした細い腕の先のほうに留まると、其処で眠る


それがいつ後悔に姿を変えるのか瞬間を見たものはいない


気づいた時にはもう

 ....
ルージュ未満のままに手持ちの籠には
瑞瑞しい実りも僅かとなった
朝夕の風を聴く意味を喪い ただ
茫茫と在るわたしの心
唯一なのに大切にできなくて
ごめんね のあてもなくて
あの日以来覚えて ....
山青なり枝芽つき
川縁に掃除機が壊れてあり
もう駄目やった三月とくたびれた俺
要塞に割り箸持って引き籠り
どないにでもなる

西陽を庭で吸いながら
終わった夢について考えると ....
捨て去った
過去の一つの話と
一つの思い出
誇りは蒸発し
私はまた新しい道を歩いて行く

この道は不変だ
過去は消えて行かない
無言のまま
現在、見える景色を見守っている

変わ ....
曇天に忙しないあたま
陽のサウナからながれ落ちた汗
染みついた女鯒の滑りのようだ
冷珈琲が苦い
台所で背を向けたまま
居間のテレビから声が途切れることもない
「男はつらいよ/噂の寅 ....
生まれる前はゼロだった

生まれたときもゼロだった


生きている今もたぶんゼロ


いつか無限になって永遠になる

ハチの字螺旋のその上で
ゼロのまんまで生きていく


 ....
好きな人に告白したら
みんなに笑われた
好きな人に好きと言うのは悪?
その子と恋人になったら
悪を育むということなの?
ひーーんwwwwwwこーーんwwwwwwカーーンwwwwwwコーーーンwwwwww



ひーーんwwwwwwこーーんwwwwwwカーーンwwwwwwコーーーンwwwwww

 ....
蟻の角はまだ あるのだろうか
遠吠えや 躓きや 読みかけの頁は
まだあるのだろうか

目をあけて見やる身辺に
ころころと付属する色色を
憎んだり愛したりもせず
ただそれと知って引きず ....
ビジネスホテルには
聖書がない
(少なくとも俺が泊まったことのあるホテルには)
今日チェックインしたホテルにもやはりない
ホテルグループ創始者の自伝は置いてあるのに
こいつはキリストよりも偉 ....
ぼくはCIAにはいりたい

とほうもない目標だけど

情報分析には自信がある

とにもかくにも語学の勉学に

うちこまなければ

自らの目標にはぶれないようにしたい

インテリ ....
さんまさんが言っていた
「生きてるだけで丸儲け」
ホントにそうだと思う
生きてる事に感謝できれば
あとはもう何もいらないね
太陽が輝いているだけで
空が青いだけで
空気があるというだけで ....
約束の未明に私は夢のなかだったかもしれない 目覚めると
テーブルの上のマグの位置がすこし違う気もする
さびしさを雪ぐために顔を洗い
鏡をみて 謝るように確かめてから
さびしさと一緒に部屋に戻り ....
鏡よ鏡
この世でいちばん美しいのは
だあれ?って言われたら
それはあなた様でございますと
臆面もなく
誰にでもそう言うんだろう
わたしにはなにもかもわかってるんだ
お優しいことね
この ....
弱き心を西陽と吸って
道すがら酒に酔っていた
雨上がりの川は強く荒く
木々を幹ごと攫っていった

アスファルトを抉る竹の根と
路傍に窄むアサガオと

君らがいつか開くとき  ....
きちっと整えた髪が

夏に少し焼けた肌が

季節に染まり始めた葉が

その母親である温かい木が

静かに乾いていた地が

大きく広がった空が

緩やかな速度で

穏やかに濡 ....
「有働NHKアナウンサー
  財布忘れてリオへ出発」

われわれボケ老人に
生きる勇気を与えるニュースだ
「いやあ、有働さん
ひさびさに生きる勇気をもらいました
ありがとう!」

さ ....
いつもスマイル顔だけど
度胸あるね
厚化粧の下に毛の生えた心臓を持っている
それほどしらを切るなら
「この桜吹雪、散らせるもんなら散らしてみろい!」
片肌脱いでタヌキオヤジたちを威嚇する日を ....
今日地球最後の日
明日になればこの地球の全てが無になる
そんな日に僕は生まれた
なんで今日僕は生まれたのだろう?
なんで明日になったら終わるんだろう?
今から僕は何をしたらいいのか?
24 ....
君が願ってることを
勘ぐる夜に日が昇った
僕にとって最悪の
アイデアを試してみる

でんわしてきてよ
でんわしてきて
僕のほうの願い

やっとこれで
良かったって
思えるまで ....
どうして陽は登るのだろう
どうして星空は輝くのだろう
どうして人は笑うのだろう
どうしてあなたは私の親なのだろう

どうして道は出来るのだろう
どうして街は夜に光るのだろう
どうして人は ....
泥水は綺麗な水と土が混ざった汚い液体
水は綺麗だったのに
土の色と成分によって汚された
あなたの感情は透明か?
あなたの理性は輝いているか?

化学反応は何時だって苦痛を伴う
それは前に ....
私は中古品
でも 走れたらいい
ライトもLEDじゃなく 豆電球の橙色
それでも 三メートル先 見えたらいい

けれど五メートル先の人に
私の足は切り刻まれ もう走れなくなりました ....
「joint/逃避行」

ペーパーの中に詰められたタバコとweed

器用に巻く仲間の手

舌で舐めて切手みたいに貼り付けて

宛先は  はるか上空に

どうせなら長いTripがい ....
ジジイ同士の争いは
見るに耐えない
最早、相手に止めを刺す力もないから
いつまでもいつまでも
ぐずぐずぐずぐずやりあって
見苦しいことこの上ない
端から見ると
どっちも早く死にゃあ良いの ....
ノイズが大好きです

古びたアルミ鍋の底とかを
フォークでひっ掻くと
眼球に
剃刀で筋を入れられたような
感触がキッチン中に響き渡るの

きいぃぃぃぃぃぃぃぃ
っての
好きなんです ....
何をしても

埋められないので

私はその穴を

ただ見つめている


どうしても

逃げられないので

とりあえず

その空白を眺めている


怖いのでな ....
どんな星の下に生まれても
私が泣くことを
誰も止められない

月を探す子
その影に
息を潜める

朝は嫌いだ
見える見えない見える
入れ換えに私はついていけないから

世界の煙 ....
いつのまにか夜だけがふけてゆくが
僕の朝はいつまでたっても来ない

時間の止まったままの時計をぼんやりと眺め
時系列のなかの無限の選択肢に思いを馳せる

ものごとを整理するには基準が必要だ ....
{引用=人間だから赦してほしいって思うのは甘えでしょうかと夕焼けがのこした}

ふるいガラスの牛乳瓶に
つくりものの紅い実の枝いくつかを飾ってあって
それは玄関に
いつも
ガラスだとこの国 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
 純粋な記憶ハァモニィベ...5*16/9/7 1:07
今日の風もっぷ1*16/9/7 0:37
どないにでも奥畑 梨奈枝5*16/9/7 0:18
ただ鷲田016/9/6 23:42
黒く指された脊骨アラガイs6*16/9/6 23:17
ゼロハチゼロハチ3*16/9/6 23:06
悪愛リィ0*16/9/6 22:17
貧困カンコン[group]黙考する『叫...116/9/6 21:43
日々の粉はるな616/9/6 20:42
ビジネスホテルの夜の唄花形新次116/9/6 20:40
スパイと語学の哀歌fujisa...016/9/6 20:35
ひかり渡辺亘116/9/6 18:51
それからもっぷ3*16/9/6 17:02
鏡とわたしカニさいとう016/9/6 16:35
奥畑 梨奈枝3*16/9/6 15:16
真昼の空葉月 祐0*16/9/6 12:16
生きる勇気zenyam...016/9/6 10:04
江戸の小池都知事016/9/6 9:54
地球最後の日に生まれた子どもリィ1*16/9/6 0:12
自爆事情竜門勇気016/9/5 23:57
どうして鷲田316/9/5 23:44
無力116/9/5 23:05
自転車為平 澪516/9/5 22:43
joint/逃避行016/9/5 22:21
ジジイの殺し合い花形新次2+16/9/5 21:18
きいぃぃぃぃまいこプラズ...4*16/9/5 21:15
空白葉月 祐1*16/9/5 21:12
星詠み小原あき1*16/9/5 21:01
朝が来ない理由梅昆布茶1116/9/5 20:18
二歳のあの子が大人になってもっぷ4*16/9/5 20:12

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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