胸にS字の全身タイツに
赤パン、赤マントで
空飛んでいる訳じゃない
鎌倉にある高級スーパーの
レジの後ろで
袋詰めしているオッサンのことだ
あんたさ
不機嫌そうな顔してんじゃないよ
....
まるで時が止まったようだ
少し酔っぱらって空を眺めている
今夜も雨模様・・・
私は何を求めているのか
何を求めていたのか
憧れを追い続け
何時かは理想に ....
故郷の空の下で
僕は何を想う
都会で毎日毎日仕事に明け暮れていた
現役時代を想う
今となっては懐かしい思い出
故郷の空の下で
僕は何を想う
つらい時さびしい時
僕を支えてくれた人た ....
ある朝目覚めると、フィクションはノンフィクションになっていた
ある夜目覚めると、ノンフィクションはフィクションになっていた
フィクション「あれ……」
ノンフィクション「もしかして俺たち……」 ....
薔薇の花をおくるよ
ふかく悲しませたあとに
気にしないでときみは言うけど
鋭いナイフをおくるよ
歓びをわけあったあとに
面倒な人、ときみは言うけど
....
舗道に落ち
私はあなたを暗示したい
トランプの女王、睫毛が捲れる
陶製の仔犬、言語の荒地に割れる
硬くそれでいて柔らかな
焦げくさい夕立ち
埠頭の昏さに
沈んでいく今日までのかがやき
海のうえの透きとおる膜の向うで
世界の光の震えは蝶のように美しい
あなたに、
もう泣かないでほしいのに
....
やばいことはやばいところで起きる。そういう生き死にとはほとんど無縁な場所で自殺を考える俺の中にある余計な物を取り出したい。
今日の初めの一歩は
泥濘んだ土の上
靴が滑るのを必死に留まった
右足が自分の意志に逆らって
少し前に進む感覚は
ほんの少しでありながら
驚異であると同時に
快感さえも感じられる
....
トラックが泣いている
ひねもすのたり泣いている
何がそんなに悲しいか
雲のひかりに青ざめて
雲のひかりに汗かいて
ひねもすのたり泣いている
トラックが泣いている
....
服を脱げ
鏡の前に立て
これが今の己の姿
なにを隠すことがある
見たい人には見せてやれ
知りたい人には聞かせてやれ
見せた事は見られる
聞かせ ....
市議会議員は
やはり当番制が
良いのではないか
かわりばんこにやってさ
自分の番で
金ちょろまかせば
みんな幸せだろう
誰がやっても
おんなじだし
誰だって金はちょろまかした ....
眠れずにラジオを聴く
眠れない時は
ラジオを聴くようになった
AMラジオは聴かない
FMラジオを好んで聴く
昔流行った歌
今流行っている歌
只管流す番組
昔に戻ったり
今 ....
沈黙を身の回りに置く時、私は決まってここに来る。
森は必ずしも沈黙ではないが、きっとそれは心の状態なのである。
沈黙を私は求め、愛でる。沈黙は私に寄り添う。
物事の美しさは常に変化す ....
決して失われない青い灼熱の太陽
忘却が神秘ならば、
疑いが苦悩なら
恒星の周りを惑星があこがれながら、永遠に近づきも遠ざかりもしないように、
愛もかくのごときものなのだろう。
....
ほんとにひつようなことは
みんなおんなじで、
{引用=リン脂質でできた膜でつつまれた細胞で
遺伝物質DNAによって、自己を複製し
環境からの刺激には応答する
環境からエネルギー物質 ....
雨のおとが体に刺さって下に抜けて行く
その先のまちで
男が酒を飲んで煙草を吸い
女が風呂に入り石鹸の香りを嗅ぐ
花は季節に散る
どうということもない
あたたかな食卓が
どれだけに ....
僕の東側から
今日も君が昇った
コーヒーの香りが
ほんのり温かい
他愛無い話に
マーマレードを塗りつけて
右目は美人のアナウンサー
左目は君の笑顔
ベーコンエッグは
半熟 ....
実の生る木なら育ててくれましたか
色の良い絵なら褒めてくれましたか
温かい冬なら一緒に居てくれましたか
高いワインなら飲んでくれましたか
ね、
魂のある肉なら愛してくれま ....
ドッドッドドッドッド おー おまえら 何ファミマの前で ことほいどんねん
あっ 先輩 ちょりーっす
銀杏 ぎょうさんひろうてきたから 食べよし
うわっ めっちゃあるじゃないですか
だから ぎょ ....
久しぶりの喫茶店
ミルクを静かに落とし
珈琲はかき混ぜない
ここでよく見かけた
カフェラテと勝手に名付けていた猫
唇と歯の間を狭めて息を吸い
呼び寄せるための泣き真似ひとつ
みゃ ....
花火に
なりたかった
アタシは
果物が大好きで
ゆえにアタシは
果物で出来てると信じてたので
花火になって
夜空で開花すれば
イチゴや
サクランボや
リンゴや
マンゴーを ....
誰もがみんな、まっ逆さまに死んでゆく
僕は絶望に呑まれて立ち上がる事もできない
死んだら十字架は要らないから棒かなんか差しといてくれ。地面に。
血腥いジャズで朝までウヰスキーを飲む。安い女が話し ....
あたまがグニャリ
こころがクシャリ
そして気分が落ちて行く
庭にいつの間にか彼岸花が一輪咲いていた
九月の雨にぬれ咲いていた
お酒でも飲もうかしら
考える前に
....
質問しても答えは帰ってこないので自分で答えるしかない。
なのでいっそ質問しまくろう。
「?????」って言ったらあっちも心の中で「!!!!!」ってなるぜ。
勝ったとか負けたとか無しで ....
パソコン開くと誘惑が物凄いので、CD聴く。
映画観たり漫画読んだり病院行ったり数学したりと忙しい。
誘惑が暇を潰すけれど、いやな暇の潰し方に思える。
暇な時に、何をすればいいのか分からなくな ....
椅子が並んで
たくさんの人が腰掛けています
まるで出発ロビーのようです
周囲の人と
穏やかに語り合っている人たちは
旅支度の割には身軽で
しみじみと
和やかな笑顔も浮かべ
主に ....
◯(ああ!結婚)
愛ちゃんは
台湾人の嫁になる
きっと玉扱いのうまい
嫁になるだろう
◯(駆逐する)
悪い詩は
良い詩を駆逐する
悪い音楽が
良い音楽を駆逐するように
◯( ....
いかように熱かろうとも
喉元を過ぎると忘れるように
腸が煮えくり返るほどの怒りを
今はもう忘れようとしている
こんな自分に嫌気が差す
どうにかして嫌味の一言も告げてやろうと思う割に
....
約束の地へ
しきりに救いを求め叶わずに泣いている君へ
/ある者は教会で掲示を受けて詩人になるが、奇人と呼ばれ精神病院に六回も入院した。
天才はそれを悟られず静かに死んでゆく
ダイヤモンド
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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