流星群は遥かな時の大河へと降り注ぎ
銀河の魚は朝の食事の最中だ
僕の骨は白く乾いた砂に埋もれて
グレープフルーツムーンはたわわな君の胸のよう
僕はたぶん前より人との距離の置き方が上手く ....
神話が語らない
占いの及ばない
誰の願いも届かない
遥か遠く
暗く冷たい空白に
在って
在るからこそ放出する
己の核から外へ外へと溢れ
続け 続けて
やがて尽き果てた
非在の残像
....
深い陰影の中に
浮かび上がって来る清流、
何処までも澄み切り柔らかに
無音の透明なイキモノそのもの
流れて在り 在り流れ
その岸辺からの平らな地面の広がりに
秩序正しく並び立つ無数の小 ....
狂気とよばれる瞬間に我々の黒目は最大限に広がる
自動ドアがひらいて
コンビニスレイブだったティーネイジャの僕たちの
加速するブラックホール的なここ
人工衛星がいつかゴミとなって徘徊しはじめるま ....
あなたは だいたいいつも
ニコニコしている
わたしは おおむねずっと
ムッツリしている
あなたの笑顔は混じり気なし
スカッと日本晴れ
わたしの苦笑はどっち付かず
つゆの晴れ間
....
とろとろに溶けた頃合いが素敵だと
熟せコールをする君は 塾の帰り道
覚えなければならないことが多すぎて
記憶を辿る旅を始めてる
本当に欲しいのは
冷たい畳の上でも平気な足袋だ
....
暑さ厳しい夏を向こうに控えて
君と聴くモーツァルトが今日は愉しい。
無限の広がりをその音に託し、
感情の極限を曝け出した楽曲達が
この耳を刺激する。
曇天が水滴を垂らすような ....
副交感神経ががりがりあがって
これは現実と
それを処理するこころの問題か
脳機能障害か
ひとの苦しみよりじぶんの主張
信じるに足る
人間なんてなかなかいやしない
....
汗に塗れた自分の身体が
悪臭を放っているのではないかと気になる
居心地の悪い想いを拭えず
いたたまれずに苦笑いをしてみる
誤魔化したい逃げ出したい
だのに身動きがとれない
拷問 ....
その少年は2/3が
狼を飼い慣らしていることを知っていたので
ひどく怯えていた
村人達は狼が恐ろしいことは知っていたが
狼がどんな生き物かは知らず
まさか村の近くに来ているとも
思っていな ....
外は雨が降っている
雨に触りたいけれど僕はお家の中にいて
雨を見る事も触る事もできない
今から外に出たら
この雨は僕を濡らしてくれますか?
この雨は僕を包んでくれますか?
ちゃんとみんなと ....
日本がヤバいのは
日本人の非日本人化が
進んでいることなんだ
日本人が日本人としての
マインドを忘れないで
保ち続けていられれば
支那ぐらい屁でもないし
トランプなんか花札に変えてや ....
160711
7人の敵を探し
溶岩洞窟に潜む時
鬱病患者の4名に3名は
医療機関を訪れない
ストレスが原因だけど
脳の病気でもあるとテレビは語る
溶岩洞窟の ....
オバハンになると
顔全体が垂れ下がって来るのは
何故だろう?
立候補者を見て
そう思った
誰が何と言おうと
貴女はおてもやんだ
そんなオバハンを
マドンナと言って
もては ....
暗む夕暮れ、薄れいく青よ
溢れるこの力、どうしてくれる?
俺の中から滾滾と
湧いて溢れる力、行き場失い
恐怖に歓喜に怒りに哀しみ
どうにもその都度荒波立ち
熱砂の砂漠の如く一気燃え上が ....
言葉にするとすべてが嘘に変わってしまいそうで
だからずっと黙っていよう
嬉しいことも悲しいことも
なにもかもを飲み込んで
明日もこうやってここにいなくちゃならないし
行く場所なんてほ ....
近くのコンビニに行ったら
コピー機の裏に入りこんで
トンボがバタバタしていた
羽と全身をブルブルと震わせて
ガラスに勢いよく体あたりする
そのまま横すべりして
左右の出っぱりが ....
ここは5次元の時空連続体の空間だ 多くのゆらぎがみえる
少し成長しては消えていく なかなか4次元の宇宙へと変化しない
ここでできた宇宙は すべてはじめは独立している
....
僕は
僕を操作していたボクを殺した
僕の墓場に埋葬した死体は
決して生き返らせることはない
その夜僕は酔っていたのか
口から出てくる死体
スパンコールの衣装に身を包み
光の輪の中で高 ....
突然のザーザー
ウェザーリポートはまるで午後の嘘つきなわたし
すっかりじゃなくてすっきりハゲた祖父は
延命という言葉は適切な用語だろうかと
病床からあれこれ言ってきた
好 ....
一直線の細い雨が降り注ぐ
大海原はビクリともせず
静寂で寛大で奇妙で
恐ろしい
嵐の前の静けさというのか
不気味なほどのしじまは
いつまで続くのか
素足のままでいいのか
ここで ....
ウゴメキ出す闇、またこの夜陰
鉛の無機質、匿名性に包まれ
アーリマンの暗躍
天井に張り付く
無数の灰白色子鰐
いずれこの脳髄に襲い掛かり
わたしの形骸意識占拠し尽くす
なあ人存在 ....
桜上水。
蝦蟇口のなかの、みずいろにこわれていく
春、わたしたちの優しさを{ルビ回顧=おも}いだす。
発泡酒をのみながら一銭にもならない話をしたこと、
夜の昏さに身 ....
さよなら
いままでの自分
こんにちは
これからの自分
さよなら
いままでの関係
こんにちは
さよならの関係
頬にあたる風に
無名のひとの息が偲 ....
あるはずもないタッチの絵具だ
向こうは延々と向日葵畑だ
揺らぎのような絵筆の踊り
空は煙たい光で真っ白な灰色だ
荷馬車の馬が木陰に入れずに
陽の陰りを静かに温かく冷た ....
手紙が届けられた受取人は
その宛先が書き換わってないかを確かめ
午後になってその手紙を読み
宛先を書き換えてポストに入れた。
彼らのなかで、書いた手紙はたった一度だけ読まれるものだった ....
残業を撲滅したら困ります
収入が減ってボクの自由が撲滅します
自由に使える時間よりも
自由に使えるお金が大切です
ボクは残業依存症なのです
残業を撲滅したら困ります
ストレスが溜まって ....
日本の国民服が海外で作られ
日本の国民服が海外でも売れている
それは個性的なのに低価格であること
しかも低価格なのに高品質であること
これはアクロバットなことで
それをユニクロバットと呼んで ....
感謝とは
じぶんの命とじぶん以外の命、その近さを
もったいないな、申し訳ないな、と感じるこころのことだ
だれもひとりでは生きられない
ひとりというか
生き物ひとつで生きる ....
本名は石田太郎らしい
いしだ、たろう、だって・・・ククッ
こいつは
ワケわからんデモに参加して
血相変えてアジったことで
とんでもない
薄らバカだということがバレて
干されたと思った ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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