そんな女房の誕生日が
日曜だということを
すっかり忘れていた
忘れて
暴れまわっていた
自分の誕生日すら
忘れてしまうのに
覚えていられるかと思うが
さすがにそれは言えない
星座 ....
鰯よ おぬしを 食うてやろう
頭から むしゃ むしゃ むしゃ と 食うてやろう
大海原で 餌を求めて 泳ぎ回った おぬしを
むしゃ むしゃ むしゃ と 食うてやろう
人間様に ....
白い色は 悲しみの色
儚くて 切ない 花びらの色
白い色は ロマンティックな色
別れと 永久の 船の色
白い色は 神聖な色
清く 美しい ドレスの色
白い色は 清 ....
夕ご飯を食べすぎた
そんなことで落ち込んだりする
いつもはたくさん食べれないくせに
お腹が空いていたわけでもないのに
食材がたくさんあるわけでも
たくさん作りすぎたわけでもないのに
理 ....
君は時間を見たことはない
なぜなら時間は物体じゃないから
目に見える物ではないから
では、時間が存在するならばどうする?
可視できるものならばどうす ....
雨は足下から降ってくる
樹は天空から伸びてくる
空を見上げると大地がある
足下を見ると空にある雲が動く
想い出そうとすると未来が視える
忘れようとすると過去が現れてくる
川は上 ....
{引用=あれからわたしもおとなになって
(なったつもり、でしょうか)
ほんとうのことばを探しだしたり
いつわりのたいどを思いだしたり
あなたが笑っていた理由とか
とつぜん怒りだした ....
ふぉとにっくじぇにっくまっはなこーんのすーぷ
だけの食卓を囲むカッコムのすぷーんでカキコム
のすまーとな割レふぉーん中指で操作スルスルと
エンドなロールきみの名をスクロール見つけるの
たのしみ ....
朝の微睡みの中
腹の上に行儀良く座っている黒猫
薄く開けた眼の先には
彼女の瞳がある。
夢と現(うつつ)を行き来するうち
そのまま抜け出した僕の意識は
彼女 ....
寒い朝にかぎって
油が切れる
我が家のストーブ
僕の親戚のオジサンは
ある寒い朝に
油が切れたので
空きタンク持って
暖かい部屋から土間へ降りたとたんに
倒れてあの世へ旅立ってしま ....
孔雀が羽根をふるように着飾る女あるいは男。よなよな磨いたことばが立ち上がった拍子に手からこぼれて、そのまま坂道を転がりおちていくのを見ていた。ちょっとおもしろいふうな気持で。それはまるくとがって ....
人の心を強く動かすのは
「正しい」かどうかよりも
「美しい」かどうかだ
美しい花
美しい景色
美しい音楽
美しい絵
美しい考え
世の中は
美しいものであふれている
僕は今まで
正 ....
立ったまま
枯れている
あれは
孤高の命
もうおひさまをおいかける元気もないし
だれかをふりむかせるような輝きもない
けれど
おまえがひまわりで
凍えながら
戦い続けているこ ....
詩ならZER◎みたいな奴を書きたい
あのニュース番組の
ZER◎〜
みたいな奴をだ
一日の疲れを
うきうきしたものに代えてくれるような
ZER◎〜
みたいなそ ....
話したことは何一つ思い出せない。
まだ暖かな手を握っていた。
力の抜けた足を擦っていた。
家にたどり着いた後無心のまま
言われた事だけをこなし続けている。
「名前を、呼んでいるよ。」
....
笑顔
鈴
進路
みんな僕の事を神と言う
でも僕は神様じゃないよ
だって僕は人の子を産んでないから
幸福を冷やし
雪が降る
仕方のない生活に
ピリオドを打ち
この都会を出て行く
女は
唇を凍らせ
マッチをする
嫉妬の残り火で
恋の行方を占い
北へ行く
新しい恋が始まり
氷 ....
シーサーの、わらってるかおが、とっても可愛くてだいすき
綺麗におそうじしてあげて、毎日なでなでしてあげて、
可愛いしっぽのラインとか、お耳とか、お手々とかだいすき
あのシーサーは、ちょっ ....
ブーゲンビリアのちいさくて可愛い花が、柔らかくお話してる
ふるっふるって、風あと
揺れて
むこうの小さなあめつぶを降らせたいお天道様は、
きっと、不機嫌なの
やわらかな温みの ....
落ち込みも凹みも
何とかかんとか
のたうち回りながらも
くぐり抜け
出来たのは傷ばかり
笑うに笑えぬ状況に
どうしたものかと
途方に暮れる
夢でもうなされ
何度も目が覚める
寝不足 ....
まだ子供が小さかった頃
女房が同じマンションに住むママ友から
「お宅の御主人が出入口に停めている
車を蹴っていたみたい」と言われたことがある
俺はそんな反社会的行為は絶対にしない
とは言えな ....
ジーニー
最後の言葉しか
記憶できないきみに
語りかける言葉は
コスモスへの波動となり
私のカオスを整理する
だが
きみの実像は
何もない
ないのにあると感じるのは
原子の世界 ....
どこまでいっても
暗い星空の下
しゃくれた岩肌の
綺麗事で冷え切った
体温に足を投げ出して
ただ
月がかけていく様を
薄ぼんやりとした瞳で
飽きもせずに
見つめている
これ ....
米の差で起こる火災がある
甘ったるい考え方を
先頭に立たせ
ウジ虫を湧き放題に
辛いくぼみを作る
ムー大陸は幻では無く
教会の言葉を解読して
充分嫉妬しておけば
レフェリーが判定してく ....
ここで「まじか!?」は軽過ぎだろう…
君の反応にこっちがまじかと言いたくなる
「ずっと好きだった」やっと言えたのに…
立場を
わきまえずに
相変わらず威張りちらしている
リタイア夫
この部屋で
あなたの魂の息に触れる
この部屋で
魂の息に触れられる距離で
この部屋の中で
あなたとあなたの横たわるあなたのあなたの体で
触れられる
この距 ....
父の茹でた蕎麦
玉葱と豚こま入りの暖かいつゆに浸せば
いつもより沢山胃袋に流れ込む。
つるつると
眼下を流れる釜無川のように。
父の作った黄色いカレー
ソースをかければ
いつもより滑 ....
後部座席から見えるのは
太陽に反射をする朝の海。
波止場に着く船のエンジン音が
微かに聞こえてくる。
テーブルに並べた分厚い刺身の大皿と
大きな金目鯛の煮付け。
山梨で食べるものより美 ....
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