髪を青く染めたとしましょう
体に模様を刻み込んだとしましょう
化粧を変え、イメチェンしたとしましょう
話し方も変えて、上品になったとしましょう
きっとわたしはどこまでも変わりません ....
流れ星が 通り過ぎた 瞬間
僕は 君のことを 願ったよ
それは 誰も気づかなかった
突然の 出来事 だったんだ
流れ星の 行方を追った 翌朝
僕は 君の夢に 出会ったよ
それは 僕 ....
谷中で会った 日曜日に友人と
歩いた 彼の街を
街の何も私は知らない 人の
どこへともなく流れるこの日々を
よくわからないけれど
薄曇りの高台の向こうには冬を感じる
カフェが並 ....
月曜日に来た人は とても穏やかな顔をして
私の頭を撫でてくれました
月曜日に来た人は 火曜日には火遊びの仕方を
私に教えてくれました
月曜日に来た人は 水曜日私の小言を片付けて
流 ....
不安を掻き消した後の
かすり傷からは今もまだ
軽微な流血が続いている
舐めたりしない
子供じゃないんだから
人の目に触れるように
ちらつかせて
少し跛を引いてみたり
同情な ....
あいつとはいつもぶつかりあった
飲むといっそう意見をたたかわせた
お互いに一歩も引かなかった
喧嘩別れもしばしばだった
お互い心の中では信頼しあっていたが
口に出すことはなかった
あいつに ....
築地の移転が
政治問題な訳ねえだろ!
マスコミと共産党が
調子に乗りやがって
結局何にも出ないじゃねえか、ばーか!
騒いだ責任取って
その溜まってる水
大ジョッキ一杯飲み干せ!
ほ ....
何となく好きだった三角形のイヤリングを二つ下げた夜
何だか得をした気分になったことを今でも覚えている
所謂 思春期 と 呼ばれる頃の お話
感受性が豊かだった分
今以上に 傷ついたフリ ....
全か無かになる前に
全から少しだけ引いてみる
自分にはこれだけできるはずだ
という根拠のないプライドが
少しずつ擦れていって
それでも切れることなく
切れないためにも
苦笑いして
何か ....
おもいでのまちをとおりすぎて
おもいでのまちにかえる
おもいではとうにうせてあきのそらがひろがる
なんだかかなしくてくちぶえをふいてみる
おもいでのいちばではなにをうっているのだろう
....
――雲が早い
と思えば雨か
秋らしい振舞に
朝からおまえと飲みたくなる
なすがまま
なされるがまま踊る木々
つめたい雫
鼻先に最初のひとつを感じた蛇が
暗い岩間にすべり込み
ただじっ ....
青空に広げた重機の股間が避けて
殴打される地殻
四散する生きものたち
コンクリ―トで覆った{ルビ法面=のりめん}に
芽生えようとしていた希望は
封鎖されて腐敗してしまった
裸の川に秋 ....
手にしていたのは
小さなひしゃく
星が消えた途方もない夜は
蛍を連れて
そしてたどりつく水源の
ほとりは
どこへつながっているのか
どこへもつながっていないのか
汲み上 ....
目の前に見上げるような高い山がそびえている
あんな所まで登れるだろうか
と思っても
一歩一歩あるいていけば
いつの間にか頂上に着くから
不思議だ!
僕はこの一歩一歩を大事にしている
登山 ....
土の付いた相撲取りは皮むき器で皮を剥き、お好みの長さに切り揃えます。
しばらく水にさらしてあくを抜きましょう。
熱湯で5〜6分ほど茹で、水気をきります。
しばらくおいて粗熱が取れたら、肉襦袢を巻 ....
神さまがいたらいい
いるのかな
いてほしいけど
いてくれるって思わないと
もう無理なところまで来てる
、脅すわけじゃないけど
実はもうすでに
(間違えたやり方だと
心の底のどこかで
....
訳もなく許されたい
美しいものが見たい
やってくる朝と夜に
委ねられている未来
自分なんてものからは
灰しか生まれてこない
君に別れを告げた日に
自らつけた新しい名前
きっと何もかも許すし
ど ....
僕には出会うべき人々がいる。暗がりのマンションの一室を通り過ぎると、光がさんさんと差してくる。そこには道がある。砂利で未舗装の、木製の電信柱がポツポツと連なる、細い道。水溜りが、雨上がりのススキ野を映 ....
云わないでねと頼んで生きてきた
あちらこちらに白旗を置いて
逃げながらも逃げずに
なぜ、を振り切って
あの子が笑う
あの子が泣く
あるいは
また泣く
天秤は正しく傾き
なみだ ....
160918
秋風が吹くとはなんの意だろうか
月もおぼろに隠れる陰気な蒸し暑い夜には
おばけが丁度好いのだが
お店がこう明るくては出るに出られず尻込みをする
頭と背中は ....
古い本のすき間から
ハラリと一枚の写真が落ちた
見なければ良かったと気付くのは
そこに写る二人の姿を見た後の事
笑顔で写る十年程前の私と 、の姿
繋いだ手を離した日から ....
ものは
たたいたらへこみ
もとにもどらない
からだは
たたいたらはれるが
いずれもとにもどる
こころは
たたいたらヘコみ
そのあとにハレる
激情を極め
静けさを極め
祈りながら認識し
認識しながら祈る
この飢え切った界で
この哀しみの界で
導かれ 諦め
静謐に包まれ
光り輝くあの日の君を 僕は決して忘れない
黒い影が心を塗り潰そうとするとき
思い出に浸されふやけきった夢にうつつを抜かす
すべての元凶は
肩こりだ
肩こりさえなければ
俺はもっとあなたに優しくなれるし
愛溢れる人にだってなれる
世界中に存在する
ありとあらゆる
辛いこと
悲しいこと
全部背負うこ ....
アーティスティックであることが
とても素敵なことだって思い込んでいて
取り敢えず何でも
手当たり次第やってみたけれど
バンドやっても
歌下手だし、ギター下手だし
顔も不細工で
まったく何 ....
孤独なこころが現代詩を産み、孤独なたましいが数学を産み、孤独な僕はこれを産み、孤独なあなたが歪まずになにかを産んでほしい。
孤独は世界を産んだ。あなたはなにを産むだろう。僕は普通を産みたい。 ....
◯(お墓参り)
ふるさとの父母の墓に向かいて
言うことあり
今までありがとう!
◯(ふつうの崩壊)
なにがふつうで
なにがふつうでないのか
ふつうがわからなくなってきた
◯(矛 ....
あなたのもとで生まれ
あなたのもとで育ち
あなたのもとを離れ
あなたのもとで眠るために
帰ってきました
今日はこれから
敬老会です
日に日に猿に似てくるようだった
それは気のせいではなくて
よく来る人もなんだかそう見えるというし
近所の犬にはうるさく吠えられるし
どうも本当のことであるようだ
逃れられない運命であるならば ....
1260 1261 1262 1263 1264 1265 1266 1267 1268 1269 1270 1271 1272 1273 1274 1275 1276 1277 1278 1279 1280 1281 1282 1283 1284 1285 1286 1287 1288 1289 1290 1291 1292 1293 1294 1295 1296 1297 1298 1299 1300
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.53sec.