花火に
なりたかった
アタシは
果物が大好きで
ゆえにアタシは
果物で出来てると信じてたので
花火になって
夜空で開花すれば
イチゴや
サクランボや
リンゴや
マンゴーを ....
誰もがみんな、まっ逆さまに死んでゆく
僕は絶望に呑まれて立ち上がる事もできない
死んだら十字架は要らないから棒かなんか差しといてくれ。地面に。
血腥いジャズで朝までウヰスキーを飲む。安い女が話し ....
あたまがグニャリ
こころがクシャリ
そして気分が落ちて行く
庭にいつの間にか彼岸花が一輪咲いていた
九月の雨にぬれ咲いていた
お酒でも飲もうかしら
考える前に
....
質問しても答えは帰ってこないので自分で答えるしかない。
なのでいっそ質問しまくろう。
「?????」って言ったらあっちも心の中で「!!!!!」ってなるぜ。
勝ったとか負けたとか無しで ....
パソコン開くと誘惑が物凄いので、CD聴く。
映画観たり漫画読んだり病院行ったり数学したりと忙しい。
誘惑が暇を潰すけれど、いやな暇の潰し方に思える。
暇な時に、何をすればいいのか分からなくな ....
時計 ばかり 見る
数行も 書いてない
たまに 外を見る
眉間に 皺が寄る
メガネは していない
持ってんのは 知っている
うつぶせでは ねむらない
マスカラが つぶれるからだ
....
椅子が並んで
たくさんの人が腰掛けています
まるで出発ロビーのようです
周囲の人と
穏やかに語り合っている人たちは
旅支度の割には身軽で
しみじみと
和やかな笑顔も浮かべ
主に ....
◯(ああ!結婚)
愛ちゃんは
台湾人の嫁になる
きっと玉扱いのうまい
嫁になるだろう
◯(駆逐する)
悪い詩は
良い詩を駆逐する
悪い音楽が
良い音楽を駆逐するように
◯( ....
いかように熱かろうとも
喉元を過ぎると忘れるように
腸が煮えくり返るほどの怒りを
今はもう忘れようとしている
こんな自分に嫌気が差す
どうにかして嫌味の一言も告げてやろうと思う割に
....
約束の地へ
しきりに救いを求め叶わずに泣いている君へ
/ある者は教会で掲示を受けて詩人になるが、奇人と呼ばれ精神病院に六回も入院した。
天才はそれを悟られず静かに死んでゆく
ダイヤモンド
....
姉が弟をバラバラにしたりすると
最近のテレビジョンでは
「これ、放送コードに耐えられるか?」
という議論が沸き起こり
結局、触らぬ神になんとやらで
何事もなかったようにやり過ごすんだ
....
夜勤明け
隣どんくさかったからキュウリめっちゃしんどかった
俺今アニメ化したらレイプ目なってんで
木村(さっぱりした木村)
「疲れすぎて?」
「眠すぎて」
家具団地前でバス待ち
朝焼けみ ....
映画みたいなミュージックビデオ、
ミュージックビデオみたいな映画が、
お祭りを再現してくれる。
明日は楽しい音楽祭だ。
祭り行きてぇな。いっそみんなで祭ろう
僕の従兄の長女は
東京でばりばり働いている
ある国立の研究所勤務で海外出張も多い
三十半ばを過ぎているが結婚する気はまったくない
「お母さん、わたし結婚しないと決めたから
面倒は弟のkにみて ....
小さな疳の虫が鳴く頃、
庭先で裸になってた木はもう若葉をつけている。
大陸の風には白砂が舞う時があって
揺らす木々の枝にあたり
大地に落ちていく
パラパラと小さな白砂が
日向ぼっこをし ....
雨のにおいに 体を浸せば
静かに纏う 蒼い薄靄
淡く響く 空の音色
アスファルトの濡れた瞳が
わたしを見つめている
命のにおいを取り込んだ
空気を体に吸い込めば
....
白い闇に 身を埋めて
明るい絶望の 唄を聴く
泪の足音を浴びて
苦しみの夢を見た
にっこりと 手を伸ばす死に
縋ろうとして ふと空を見上げたら
底のない蒼が こち ....
かなしみで染めたシャツを纏い
群青の空に手を伸ばせば
かすかにざわめく 赤い血潮よ
しずかにゆらめく 白い指先
かなしみは 薄浅葱色
空はこぼれた 泪の色
....
頭と骨と鰭を付けた鯉が
泳ぐのを見た
首を落とされた鶏が
庭を走るのを見た
背骨のない蛸が泳いでも
背骨を抜いた鮎は泳げない
骨牌のような積み木(ブロック)が
髄で繋がっている背 ....
【新】
手と手と てとてとてと かさなりあって音がする
足と足 大きな靴のなか小さな足が とてとて動く
とおい日の かげが
わたしを追い抜こうとして とてと 立ち止まる
冷蔵庫に ....
誰の手にもとられずにずっと沈んでいる本がある。
本のなかにのめり込んで沈んでいる人もいる。
人から人へと貸し借りされ、ずっと泳ぎ続けている本もある。
本たちの上を楽しそうに泳いでいる人もいる ....
このごろ国道を木材満載の大型トラックが
頻繁に通るようになった
見かける度に木材が荷崩れしたら
大きな事故になるだろうなあ!
といつも心配していたら
先日僕の近所で事故があった
僕の知り合 ....
9999999999999999999
9888888888888888889
9877777777777777789
9876666666666666789
9876555555555556 ....
にんげんはいでんしののりものだってさ
きみもぼくもいでんしののりものならば
でもぼくはきみのいでんしをあいしているわけではない
きみのえくぼがとてもすきでいつまでもみていたいから
何日 ....
速度を脱ぎ捨てては
肌から新しい速度が広がっていく
夜の残響は低く厳しく
朝の前奏は遥かに
誰かが投げ捨てた栄光を
誰かが見失った感性を
拾い集めては燃料として焚く
このひとつの大気の横 ....
もうこの世にはいないように
白い墓標の文字を眺めている
すると小さな手が払いのけて
絵本を読んでとせがんでくる
漂う意識は
もう我が子を眺めるしか
楽しみがないのかね
幽体離脱を ....
花がよろこんでいる
その横で草もよろこんでいる
草の実は手を鳴らし思い出させている
草に、わが春のことを
だってきみの靴音
みんな忘れているよここが
雪国の花野だってことを
もう見得 ....
たぶんそこには 無 すらなかった
透明 すらなかった
そのまなざしは父親には赦された
だけど母親は女の子だったから赦せなかった
のだろう(たぶん)自らを
#
無、を得て ほし ....
1.
季節はどこからやって来るかだれもしらない
思い出がなぜあるのかもだれもしらない
外の夜のおおきな樹
だれにもみえない鳥をとまらせ
夢と夢が天の川のようにながれていく
ゴンド ....
そこには木々がありました
その向こうには海の様な空
私は風に吹かれていました
思い出が溢れるこの場所で
ここには昔の私がいました
今の私と共に風に吹かれて
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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