うずくまっているので
その傍らに スミレの苗を置いた
少女は驚いたようにも
気づかないようにも
自在に
苗を抱きしめて帰っていった 夢のなかへ
 
 名残惜しげに太陽が
 舞台のそでにはけたなら
 今日の演目はこれにておしまい
 音響 照明 さようなら
 観客さまも さようなら
 またあしたね、と手をふった
 残る時計は かち  ....
速度は一定がいい
そんなに速くなくてもいい
あんまり遅くない方がいい
目をつぶらずにいられるくらい
微かに向かい風を頬で受けるくらい
しばらくこのままで進みたい
穴から出る瞬時の流速は

その穴の水面からの深さの平方根に比例する

平方根っていったい何だ

自然界は二乗だとか平方根がほんとに好きだ


紙吹雪まくしかないや

扇子をふって ....
赤い目をしていま
なにを読み
どこを跳ねるのか


あなたは謀った
{ルビ和邇=ワニ}たちの背を戯れ跳ねながら
目指すところへ近づいた時(それは幻想だった)
傲りと嘲りが
鈴のように ....
僕は今、好きな言葉を書いている。言葉でできた二次元の僕は、飛び出すことができない。僕は今、好きな僕を書いているだけで、いつか好きな君を書きたい。「好き」って言葉が好きで、「好き」って言葉が飛び出してほ .... どぅわし、知てますか?

鼻毛を伸ばしたままのブラジルさんが尋ねてきた

どぅわしです

どぅわし?

瞬時に日本語検索を脳内で追いかけると前頭葉あたりがホカホカしてきたので
帽子を ....
血から沸き上がる
力によって玄関が閉まる
血から発生する力で
八ページ目のA4紙が無くなる
旅立ちの時は騒がしく
でも直ぐ見つかるA4紙は
下敷き代わりに使って居た
アノンの野心東京展の ....
夏が終わっていく。カンカンと日差しに照り付けられていたアスファルト。道が太く細く血管のように行き渡っている町で、その熱は人の体温を越えるほどだった。
 夏の忘れ形見として、南の方からやってくるい ....
胸にS字の全身タイツに
赤パン、赤マントで
空飛んでいる訳じゃない
鎌倉にある高級スーパーの
レジの後ろで
袋詰めしているオッサンのことだ

あんたさ
不機嫌そうな顔してんじゃないよ
 ....
まるで時が止まったようだ

少し酔っぱらって空を眺めている

今夜も雨模様・・・

  

私は何を求めているのか

何を求めていたのか

憧れを追い続け

何時かは理想に ....
故郷の空の下で
僕は何を想う
都会で毎日毎日仕事に明け暮れていた
現役時代を想う
今となっては懐かしい思い出

故郷の空の下で
僕は何を想う
つらい時さびしい時
僕を支えてくれた人た ....
ある朝目覚めると、フィクションはノンフィクションになっていた
ある夜目覚めると、ノンフィクションはフィクションになっていた
フィクション「あれ……」
ノンフィクション「もしかして俺たち……」 ....
  薔薇の花をおくるよ
  ふかく悲しませたあとに
  気にしないでときみは言うけど


  鋭いナイフをおくるよ
  歓びをわけあったあとに
  面倒な人、ときみは言うけど
 ....
  舗道に落ち
  私はあなたを暗示したい
  トランプの女王、睫毛が捲れる
  陶製の仔犬、言語の荒地に割れる
  硬くそれでいて柔らかな
  焦げくさい夕立ち
  埠頭の昏さに
  沈んでいく今日までのかがやき
  海のうえの透きとおる膜の向うで
  世界の光の震えは蝶のように美しい


  あなたに、
  もう泣かないでほしいのに
 ....
やばいことはやばいところで起きる。そういう生き死にとはほとんど無縁な場所で自殺を考える俺の中にある余計な物を取り出したい。 今日の初めの一歩は
泥濘んだ土の上
靴が滑るのを必死に留まった

右足が自分の意志に逆らって
少し前に進む感覚は
ほんの少しでありながら
驚異であると同時に
快感さえも感じられる

 ....
トラックが泣いている

ひねもすのたり泣いている

何がそんなに悲しいか

雲のひかりに青ざめて

雲のひかりに汗かいて

ひねもすのたり泣いている

トラックが泣いている
 ....
 服を脱げ

 鏡の前に立て

 これが今の己の姿

 なにを隠すことがある

 見たい人には見せてやれ

 知りたい人には聞かせてやれ

 見せた事は見られる

 聞かせ ....
市議会議員は
やはり当番制が
良いのではないか

かわりばんこにやってさ
自分の番で
金ちょろまかせば
みんな幸せだろう

誰がやっても
おんなじだし
誰だって金はちょろまかした ....
眠れずにラジオを聴く
眠れない時は
ラジオを聴くようになった

AMラジオは聴かない
FMラジオを好んで聴く

昔流行った歌
今流行っている歌
只管流す番組

昔に戻ったり
今 ....
 沈黙を身の回りに置く時、私は決まってここに来る。
 森は必ずしも沈黙ではないが、きっとそれは心の状態なのである。
 沈黙を私は求め、愛でる。沈黙は私に寄り添う。
 物事の美しさは常に変化す ....
決して失われない青い灼熱の太陽

忘却が神秘ならば、
疑いが苦悩なら

恒星の周りを惑星があこがれながら、永遠に近づきも遠ざかりもしないように、

愛もかくのごときものなのだろう。

 ....
ほんとにひつようなことは
みんなおんなじで、

{引用=リン脂質でできた膜でつつまれた細胞で
遺伝物質DNAによって、自己を複製し
環境からの刺激には応答する
環境からエネルギー物質 ....
雨のおとが体に刺さって下に抜けて行く
その先のまちで

男が酒を飲んで煙草を吸い
女が風呂に入り石鹸の香りを嗅ぐ
花は季節に散る

どうということもない
あたたかな食卓が
どれだけに ....
僕の東側から
今日も君が昇った
コーヒーの香りが
ほんのり温かい

他愛無い話に
マーマレードを塗りつけて
右目は美人のアナウンサー
左目は君の笑顔

ベーコンエッグは
半熟 ....
実の生る木なら育ててくれましたか

色の良い絵なら褒めてくれましたか

温かい冬なら一緒に居てくれましたか

高いワインなら飲んでくれましたか

ね、

魂のある肉なら愛してくれま ....
ドッドッドドッドッド おー おまえら 何ファミマの前で ことほいどんねん
あっ 先輩 ちょりーっす
銀杏 ぎょうさんひろうてきたから 食べよし
うわっ めっちゃあるじゃないですか
だから ぎょ ....
久しぶりの喫茶店
ミルクを静かに落とし
珈琲はかき混ぜない

ここでよく見かけた
カフェラテと勝手に名付けていた猫
唇と歯の間を狭めて息を吸い
呼び寄せるための泣き真似ひとつ

みゃ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
少女とそしてもっぷ216/9/25 3:25
中原みのり016/9/24 23:13
ナビゲーション坂本瞳子2*16/9/24 23:08
平方根のふしぎ吉岡ペペロ116/9/24 23:07
うさぎのダンスただのみきや11*16/9/24 22:01
好き水宮うみ2*16/9/24 20:52
どぅわし5or66*16/9/24 20:12
旅立ちの歌間村長216/9/24 19:41
はぁ木屋 亞万1*16/9/24 19:14
スーパーな男花形新次216/9/24 18:48
生かされて・・・星丘涙5*16/9/24 17:59
故郷の空の下でホカチャン116/9/24 12:42
入れ替わってる!?水宮うみ1*16/9/24 12:25
花束草野春心416/9/24 11:32
暗示116/9/24 11:28
蝶のように316/9/24 11:27
喉に刺さった鯖の骨奥畑 梨奈枝316/9/24 9:51
この一歩は坂本瞳子3*16/9/24 9:00
トラックが泣いている吉岡ペペロ416/9/24 8:37
晒けだす佐白光3*16/9/24 8:27
市議会議員花形新次216/9/24 7:10
深夜ラジオ夏川ゆう116/9/24 5:23
美しき沈黙ヒヤシンス5*16/9/24 2:41
dhurvamaitre...216/9/24 2:26
原核生物まで戻ってAB(なかほ...216/9/24 0:36
台風の夜の音重ね合わせて田中修子12*16/9/23 22:57
当り前nonya18*16/9/23 22:27
わたしの苦しみ印あかり6*16/9/23 22:24
ドッドッドドッドッドVSテロリロテローン テレレロローンnemaru3*16/9/23 22:04
カフェラテの子ら[group]深水遊脚1*16/9/23 21:31

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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