それは可聴帯域の外からやってきて
濡れた鼓膜を鈍く震わせる
横断歩道に立ち尽くす
影は雨に打たれている

真夜中の運河の海水は
重油のように重くなめらかで
質量がある

若いホームレ ....
毎日むなしさを
通り越してしまい
虚空の身体に響き
吐き気まで感じる
それでも多忙か
このパノプティコン監獄ロックを生き切れ無いなら
空の青悲しいセンチメンタルジャーニー生きるべし

ただし、謙虚なフリして実は他者を見下してる
自己欺瞞のカタマリになって無い限りでは だ

 ....
こどもがトラックは大事と騒ぐ。
トラックとはなにか。
日本語ではTrackもTruckも同じだ。
そのトラックはどっちなのか。

音楽録音に関係するトラック、
それをはじめて覚えたのは
 ....
権力の監視下にある文明
社会構造の中でもがいて
大声出したって
自由というシールを貼った
透明な監獄の中
見世物小屋さ
気づかない方が幸せ
目の前にいる人々は
飼い慣らされて
権力者 ....
 寒いが 晴れている
 中野坂上で降りる

 昼は あんかけ焼きそばにした
 ベンチに腰掛け空とビルを見てた
 流されていく言葉は
 僕の中にあるのか世界の中にあるのか
 そうした問 ....
貴女の肉体はもんどり打ち
苦悶に波打ちもんどり打ち
何度も何度も反り返り
持ち上がりもんどり打ち
去らせて貰えぬ魂の
貴女ヲ担う肉塊の抹消

待ち望んでいるんだ

どれほど長く待ち続 ....
 山裾の丘陵地
 総合病院の裏出口から
 人通りすくない小道を往くと
 閑静な民家の中にログハウスも立ち並ぶ

 金網張られる路端に
 あかるんできた雨空をあおぐ朝顔が
 緩い風の懐であ ....
白いテーブルに散らばった、
古い痛みと哀しみが
碧色のガラスの欠片とともにある
陽の当たる部屋から外を覗く

破れた写真をページに挿んで
永く閉じている本の背表紙に触れる
想い出は、夢の ....
やっと想いも嘘も忘れた冬の夜に
それでも消えない画像だけは
頭の中のアルバムには残る

昔生きた男のさみしい笑顔とか
押しつけられたありがたさを
断れずに無理矢理笑ったこととか ....
朝の迫る 小屋の中で
瞼のない鶏が 夢を見ている

句点の間に
翔び 落ちて
読点の染みになる

それは
憧れ 贖い
取るに足らない
それでいて
代えのきかない
祈り

 ....
 世界は、ただ一枚の絵だけ残して滅んだという。いったい、だれの描いた、どの絵として残ったのであろうか? あるいは、世界自身が、世界というもの、それ自体が、ただ一枚の絵になってしまったとでもいうので .... 深夜、コインランドリーで、小説を読みながら機械が止まるのを待っている女、彼女がどんな気分かなんてある程度想像はつくけれど、それが正解とは限らない、ただ、夜中にまとめて洗濯をするのが好きなだけの女か .... 松本さんは
おはよう。こんにちは。こんばんは。
精一杯振り絞るように挨拶をする
今までそれも無かったと看護師は言った
回廊でぼくの袖を引っ張り
彼は時計を差し出し
何かを聞きたいらしかった ....
じきに年末なのでおせちどうするかと家人に話す
私の家族は基本的におせちが嫌い
それでもクワイだけは買ってちゃんと煮る
クワイはオモダカの球根だよと母に教わった

おせちは無駄に甘い(長持ちさ ....
毎年この日の夜には
上原君の星が話しかけてくるはずなのに
今年は何も聞こえてこなくて

見上げても
光が揺れることもなく

なあ、もう忘れちゃうよ


小さく嘘をついてみ ....
布団の中を温める自分の体温

この世にいるということ

私が私であること

自分の世界を歩むこと

ありがとう

愛している

ここにしかいない



愛している
自称詩人が増え過ぎて
嵩張って仕方ないので
ちり紙交換に出そうと
待っているのに
なかなか来ないなあと
思っていると
自称詩人はリサイクルが出来ないから
どのみち引き取って貰えないことに ....
今宵この人生の終わる時 、

とてもとても遠い声のする
この光満ちる意識の視界に

為され来た約束全て破棄され

彷徨える人魂は風の吹くまま
シルフの知るかよと救いなく
さわさわ囁き ....
顎から上は天界であるという風に
今日も僕は手巻煙草を吸っていた・・・
昼にはCBDの電子タバコを注文し
寒いとおもっては二度、風呂に入った

混濁やカオスや不摂生や
一方で僕は清潔 ....
よろこびが
泳いでいく
喜びが綻んでいく
赤くなりたかった
いっそ黒でもよかった

砕けていく
喜びのなかで
誰かになりたかった
○「辞世の句」
辞世の句には
その人の人生が集約されている
まことに尊い言葉である

豊臣秀吉
「露と落ち 露と消えいく 我が身かな 浪速のことは夢のまた夢」

吉田松陰
「身はたと ....
 

『くらいうた』を
歌いました

どこまでゆけるのか
わからないので
いまこの場で
すべてを知りたいと
希いました

暴走するひとたちを
かくれながら
のぞきみしてい ....
 星降る夜に

 思い出になったはずの

 記憶がよみがえる

 後悔というよりも

 自分の情けなさをかみしめる

 あの時電話をしておけば

 いつもと変わらない君の笑 ....
空の青がとても悲しくて
黄色い銀杏の葉が飛ぶ時を待っている
中庭に降り注ぐ陽射しは眩しくて
{ルビ眼=まなこ}を閉じて五体を開き暖をとる
ときおり吹く風は透明な北の便りを運んできた

午後 ....
渋柿の皮をむいた
連れ合いは包丁でぐりぐりと
私はナイフでちみちみと
とにかくたくさんの渋柿をむいた

ヘタのあたりに皮が残ってるまな板
なんてひどいと怒られてしょんぼりと
下手っぴいと ....
 何も言わない
 読点のような皿を洗う
 燃え終えた数本のマッチに
 年々似てくる
 僕の記憶

 日をうけて
 影になっていく 木
 振動する沈黙 かなしすぎるほどに
 決して ....
言葉なき歌を思い出し

いい年こいて中也にかぶれるなんて

・・

なんて文言も思い出す
潮の香り
冷たい風に吹かれ
波を見つめる

この海のどこかにいる
冷たくなって
もう体温をもたない
あなた

私は自分の掌の温かさに苦悩する

波音が浮かぶ思いを
寄せては打ち ....
○「死に方」
朝トイレでばつたり倒れて亡くなっていたおばあさん
夜風呂場で突然亡くなっていたおじいさんなどが
いらっしゃる
ガンは検査機械などの進歩などにより
早期に見つかる場合が増えてきた ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
名前カワグチタケ...224/12/5 0:06
五行歌 今、今、詩足立らどみ324/12/4 22:24
五行歌、監獄ロックとセンチメンタルジャーニーひだかたけし624/12/4 22:19
トラック【きょうのソネット】佐々宝砂124/12/4 19:53
監獄6*24/12/4 18:44
宙吊り(2024.11.04)草野春心224/12/4 18:27
光響の残跡ひだかたけし324/12/4 17:43
吐息リリー6*24/12/4 11:59
碧の欠片atsuch...17*24/12/4 6:54
ひとりでゆくけれど秋葉竹224/12/4 6:51
鶏小屋はるな524/12/4 6:44
THE GATES OF DELIRIUM。田中宏輔14*24/12/4 1:14
真夜中のゲームホロウ・シカ...0*24/12/3 21:52
【病棟日誌】 凸凹レタス6*24/12/3 21:45
クワイとクワイ河マーチ【きょうのソネット】佐々宝砂2*24/12/3 19:52
声待ちAB(なかほ...324/12/3 19:01
ギフト424/12/3 18:38
自称詩人が嵩張る花形新次024/12/3 18:07
詩想、この人生の終わる時にひだかたけし224/12/3 18:02
風呂田中教平/K...124/12/3 16:15
よろこび(3)はるな124/12/3 10:42
独り言12.3zenyam...7*24/12/3 10:23
ともしび秋葉竹024/12/3 7:41
星降る夜に佐白光4*24/12/3 0:12
【病棟日誌】 冬のはじまりレタス10*24/12/2 21:08
おいしくなあれ【きょうのソネット】佐々宝砂224/12/2 20:36
何も言わない(2024.11.03)草野春心424/12/2 20:19
めもうし024/12/2 20:00
海辺にて6*24/12/2 18:46
12.2独り言zenyam...2*24/12/2 18:08

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