名前を変えると
書いたもんだけでは
誰だか分からなくなると思って
得意気になって変えるバカがいるが
そうだとしたら
おまえの書いたもんには
何の特徴もないか
今まですごく読んでくれてたと ....
◯(言い方)
恩を着せるような言い方が
一番すかんね
◯(キレる)
キレると
それまでの信頼が
一発で吹っ飛んでしまう
◯(まとまり)
まとまりのない組織は
どこも弱い!
....
えへへ
にじんじゃった
時々苛立ちが頂点を極めると
そこらへんのタクシーをとめて
『この世の果てまで頼むよ』
なんて 言ってみたくなるんだ
もちろんやらない
訳もなく感情がたかぶれば
もみじが ....
飲み会は
楽しく飲むのが
一番だ!
たとえ焼酎にタクワンでも
楽しく飲めば
快い酔いが全身にまわる
深い
深い水底に
白骨と化した彼は
舵輪を握り締め
遠くを見据えながら佇んでいた
時折深海魚が目の前をゆらゆらと通り過ぎ
彼の頭蓋骨が優しく頬笑む
艦長は静かに椅子に座り
今は ....
なんだかとても嫌な気分
並んでいるのに横入りされたり
雨が急に降ってきたり
静かなところでゆっくりしようと思ったら
おじさんがずっと喋っていたり
なんだかとても嫌な気分
気圧が気持ちが私の ....
薄い薄い薄い薄い
透明な、点滴のパックを
銀色に遡っていくもの、の
私は(あなた
手放して、
空気の中へ、
あなたは視界の果てで
輝きを受ける、
あなたはあなたの星空の中
一 ....
木を植える
まだ草のような
苗木を植える
時計の針をセットするように
一日を新しく始めるように
この一点に集中する
冷気は言葉を生み出していく
終わりのない長い文章を
だが木は記述され ....
憧れを胸いっぱいに抱いて飛んでゆく私の青い半身。
山を越え、海を渡り、異国の地へと行ってしまった。
時折届く君からの手紙に安らぎを得る。
私にもまだ笑顔が残っていたのだ。
黄 ....
見えない魂という奴を心の奥底からそっと取り出してみた。
どこかに傷がついていないか僕は念入りに確かめた。
どうやら傷だらけですな、主治医がそう言った。
僕はどこにそんな傷があるのかと ....
どこまでも続く砂漠を一人歩いてゆく。
空は厚い雲に覆われ、時間すらも分からない。
この先へ進むべきなのか今来た道を引き返すべきなのか。
どうすることも出来ずに僕は立ち止まってしまう。 ....
書いても書いても気に入らないのは
伝えたい想いが零れ落ちんばかりに溢れているのに
口にすることができない言葉のようで
それらしいことを書き出すことはできるけれど
なんだか乾いている気がして ....
満月をつまんで
ポケットにいれてしまう
冬を待たずに
眠ろうとするひと
わたしは紐を
片手で握りしめ
もう片方の手を伸ばしている
言いたいことがある
寄せたい頬がある
満 ....
疲れだけが
この体に降り積もった
誰の言葉も
静寂に消えてゆく
街灯が
一輪の花の様に見えた
液晶の光が
私の姿をあらわにしていく
隠れられない
隠せない
画面の明か ....
好きな人がすべてだった
彼の言う言葉一つで世界の色が変わった
あたしが今いる暗い部屋も
目を閉じれば桜だって咲き誇るだろうに
それくらい不安定な世界で生きてる
誰かにすがりついて泣いたっ ....
夜の訪れとともに降り出した雨は秋の始まりにしては不自然なほどに冷たく、まだ夏を待ってでもいるような薄着の私はたちまちのうちに凍えてしまう、友達はそんな私を笑い、私はしかたなく笑い返す、自分の身 ....
真っ黒い木々の影の中をさ迷うように
真っ赤な夕立の雲間から黒い雨粒が
車窓を叩きつけるように
走りゆくバスから
移ろいゆく黒いものたちを 目の当たりにしながら
避けることも 拭うこ ....
人差し指の先で不安定に留まるコンタクトレンズの透明な曲線に溜まる液体に映り込む蛍光灯の光がぶれる/かぶれる肌にはラコステみたいな名前の薬を母のそして私のひとつ覚えの市販のやつを塗っては黄色い塗らなくて ....
アホな理由で立候補した時点で
ラリってたんじゃないかと思う
「医療用大麻の合法化を目指して
立候補するにあたり
生来の気の弱さを克服するため
大麻を吸いました」
なんて理由だったら
....
誰かに呼ばれた気がして
振り向くと外は雨
今日は寒いなあ
乾かない洗濯物
畳めないからぼーっとする
そろそろお迎えの時間か
例えばここで
駆け出したら、、
子は迎えに来ない母を ....
今晩も
「こんばんは」の時間がやってくる
灯りが点く時 それが合図だ
今晩は いかがなさいましょう?
お風呂が先か 食事が先か
いっそ今から 出かけます?
....
少しだけ遠退いた
あまりにも幸せすぎた日々と
ゼロ距離すら保つ事無く
自分の聖域を荒らしていく 日常
昨日は何も無い良い一日で
今日はあれこれあったけど良い日だった
....
白線からはみ出してはいけないんだと笑った。彼女のその言葉を信じて歩き続けた。
あれから二年経って、私の嫌いな冬が近づく。今年のコートは何にしようかと語る人たちを通り抜けて、私は去年買ったニットを ....
このさびしさはすみれいろをしているから
いまわたしが自画像を描いたなら
なみだのために
すみれいろの絵の具を探すだろう
どしゃぶりのなか街に出て
東京で一番上等な画材屋に迷うことなく
空っ ....
罵声とんできて、くびねっこ
飲みさしの
コーヒー牛乳あたまから
髪もワンピースもちゃいろくぬれて
おへそ一撃
それっきり
しばらくすると
コーヒー牛乳
臭うんです、夏の
クー ....
もう少し眠っていてもいいと
誰かが低い声で囁くのが
薄暗い夢の中でもわかる
本当にもう少しここで
眠っていてもいいのですか
念を押して訊ねてみると
その人は猫を撫でるような声で
眠ってい ....
161024
弥次郎兵衛と地球コマは超伝導磁石が欲しいと
SPring-8の研究所に窓から忍び込む
マイスナー効果も念頭に置き
ネオジウム磁石とセラミック ....
空が教えてくれるはず
いのち本来のあり方を
だからこんな穏やかな秋の日には
青く輝くひかりの空へと
いっそ身投げしてみたい
わたしはそう、思うのです
秋の蛇口をひねると
空虚がぽとりと落ちてくる
管は水平に都市の闇を這い
水源地は{ルビ紅葉=こうよう}で充たされている
空虚で顔を洗うと
頬がすこし紅くなる
正直な肉の反応に
つ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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