白濁の空
忌ま忌ましい朝
奪ってくれこの一人称
風よ吹き消せ
命の{ルビ灯=ともしび}
なにしろ好ましくない
すべてが、
現実なんだということだ
村野四郎は村田四郎で
司書たちに ....
できごとというものは
通り過ぎてしまうと
すべてまぼろしのように思われる
そんなことがほんとうにあったのかな
と思われる
愛なのか心なのか勇気なのか知らないけど確かにあるのはここにいるってこと
泣いているわたしへと向ける言葉を探すことをやめて、まずはわたしを探す
わたしのなかで、笑っているあなたを探すわたしがいて ....
いやになっちゃうであろうが
きらいになっちゃうであろうが
見映えも聞き映えもあまり良くない
ここは一応いやになっちゃうにさせてもらう
嫌になっちゃうと聞くのは嫌になっちゃうし
嫌にな ....
なぜか
子供用に作られたもので
大人も遊ぶ
大人用に作られたもので
子供も遊ぶ
だけど
子供用に作られた大人びたもので
大人は遊ばない
大人用に作られた子供じみたもので
子供は遊 ....
心が
カサカサに
なりそうになったら
私のところに
来たらいい
私は水だから
私を
飲んだらいい
もっと
潤いたかったら
もっと
私を ....
赤い 紅い 赤い ポインセチアよ
俺の心を染めてくれ
赤く 紅く 赤く 染めてくれ
まるで炎の様に燃えている
心の奥底で燃えている
熱情の炎が揺れている
キリストの ....
いっそのこと
辞めたらいいのに
そうしたらもう
苦しくないよ
辛くないよ
悲しくないよ
恥ずかしくなんてないよ
いいんだよ
できなくったって
いやいや続けても
嬉しい気 ....
燦々と降り注ぐことばの下で、当たり前のようにわたしたちの言葉は消えていかない
そう思いながらインターネットと一緒に生きてる
わたしはいつか消えるだろう。それは別に構わないが、痛いのは嫌だ
イ ....
秋。
夕日がくたあーっと疲れてて
その肩を
もみもみしてあげたいなーなんて
でも夕日の肩なんかもみもみしたら
あったかくて思わず
夕日の背中に抱き付いちゃう
「ちょっとーちゃんと ....
「あなたのためだから」
愛は
愛を
強調しない
今朝もまた
押すボタンを間違えた
ビデを押してしまった!
ああ!たまんない
穴に当たらずに
玉に当たっている
それにしても
このへんに穴があるとは
なぜ言葉がお金になるんだろう
詩に正解はありません。楽しさ、面白み、ぬくもり、涼しさ、柔らかさを求めましょう
そう語るわたしの心には、反抗心と優しさが共存している
校長先生は、何を語っていたんだ ....
通り過ぎるパリの風景
TGVが柔らかな景色を作り出していた車窓
あの日 マルセイユでトランクを引いていた 私は
あの日私を取り巻く何もかもを忘れていた
彼は会社との仲違いについ ....
{引用=つらくて泣いてて半日潰した}
十一月の町を歩いてみると路傍はすっかり秋の色をしている
みあげる余裕を持てなかったつい先日
すこしだけ{ルビ跛=びっこ}のわたしはせっかく下を向いていた ....
ゲロ吐いてるときは
ずっと
背中に火が着いてるんよなー
って訳わかんねえ
つかまり立ちなんて
すげー久しぶりよなー
って誰だてめー
指揮者が野良犬を乗りこなしてる
野性 ....
人の話を聞いている
することないから
人の話を聞いている
俺に話し掛けるから
こうこうこうで
どうなりましたと
交わしあう押し売り
疲れたし無理
言わずもがなもがもが
口ん中 ....
荒地に影を落とす
赤錆びた
鉄の大車輪
電源ケーブルは
荒々しく切断されている
廃業した遊園地の大観覧車
そもそも
同じ軌道を
くるくる巡ることに
生産的な意味がある訳じ ....
心は 残る心に寄り添う
いつもいつも 残したい心しか残らない
思い出すと 幸せだったのだ
そんな心風を
吹かせて ふかして
とけないものだけ 心にする
テレビ番組に観たいものが
何ひとつない
インタ-ネットもすぐに
厭きてくる
やっぱり 平凡だが
話し相手がほしいなぁ
無駄話ができることほど
人生を豊かにするものは
な ....
冷たい空気
蛇口から迸る冷たい水
擦り剥いた膝小僧
洗い流される
砂混じりの鮮血
ほんの束の間
寄りかかる肩が
頼もしくて
緊張感を覚える
骨のはら、平らかにひろがってゆく
りと、たってしまう。そよぐ音が、声が
あることの根をふるわせよ、ふるえ、よ、と
しきいにふれるか否かの下方でなる
よよ繰りかえす「ことのね」のれつ
おん ....
11月は残念な季節
何処からともなく
自称詩人が湧いて出て
クソ自称詩をばらまき始める
何故11月なのか?
それはJRの人身事故の多さと
関係があるかも知れないし
アメリカ大統領 ....
妄想に耽る2人、
丈夫な羊毛が、感情的な髪に絡み合っていると、天空の光線が、細長い陸と海を襲う、
積極的な性中毒としての保護された、純度の情緒的疲労、
お互いを交換する、半分の楕円形の半世紀 ....
I have a slight fever when infected with the word of Ide
And the cell is being attacked and the w ....
人は死に方を選べない
さてきみのあなたのその死に方と死ぬ場所は何処だろう
そんなことは分からないし 分かっても知らない方がいい
それはもしかしたら
管で繋がれた病院のベッドの上かもしれな ....
イチョウの葉がこがらしに
金色にかがやいてまいおどる秋の羽だ
地に落ちて
みちゆくひとにふみしめられ
甘いかおりとサリサリの音
音はもしかしたら
いなくなることに
泣きたてている ....
バカラ賭博で暴れる
チャイニ-ズマフィア
神々の奏でるジャズが
虚ろげな街中に響き
敬謙な祈りを捧げる使徒
粛清により流れた血が地面で
鉄の花を咲かせる刹那すら
....
虚しさは
ろうそくの炎のように揺らめいて
正体を見失う
スマホをスクロールさせても、行き過ぎてしまって
たどり着きたい所にはいけない
私たちは正しく嘘を粉飾できないでいる
街灯ひとつで ....
161112
校長は目の周りがブラックだから
時計を見ながら教育方針を述べる
ルル述べる
坊ちゃんは狸のような顔だと思いながら
聞き流している
ブラックパンサー
....
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