私は善人気取りだが
私のバカさ加減を
指摘する人間には
断固抵抗する
直接ではない
何だかよく分からないように
抵抗する
何故なら私は
バカの上に卑怯者だから
私も間借り人の ....
暮れなずむ冬の街並みを
独り とぼとぼと歩いた
今日は暖かく風も吹いていない
写真家気取りで
街並みを切り取りながら行く
空の赤と青のコントラストの美
街の灯りと生活感の匂いの ....
私は私の電源を切りに出かけたまま帰ってきません
笑うと笑いじわが出来て、厭ですね、死にたいですね
だから私は帰ってこなくていいんです、死にません
どうやら魚は生き物では無いようなので
マイナス ....
今日が人生最後の日
最後のおはよう
最後のおやすみ
最後のおはなし
最後のおかえし
食べるのも最後
笑うのも最後
渋滞するのも
寄道するのも
嫉妬するのも
猫なでるのも
....
あなたが、綺麗って言う
私は、そう、って言う
あなたの後ろ耳が真っ赤で
....
見えない月に
想いを馳せて
逢えない君に
想いを寄せる
嗚呼…
ただ、ただ…逢いたい
鳥のような羽根を失くした日は
どこかで雨宿りすれば良いのに
立ち止まると不安になるから
景色を連れて自転車に乗った
ペダルを漕ぐと空を飛べそうな
パイロットの夢が語られる時
....
美しい夕暮れに見とれることも
大きな声で歌うことも
誰かに恋をすることも
煎じつめれば逃避行
どこへ逃げているのか分からないが
何から逃げているのかはよく分かる
それはひたひたと静 ....
戦争はメリークリスマス
もう来ないさ
まだやってるけど
戦争はメリークリスマス
白のスーツで
だだっ広い白い階段を
音符みたいになって
横に
縦に
....
女房を悪く思うのが
一番良くない
お互い許し合って助け合って
生きていくしかないのだから
しなやかな獣のようだきみは
脂肪のわずかなあたたかなからだ
むしゃむしゃごはんをたべ
わたしをむさぼり
疲れたらひっぱたいても起きずに深くねむり
あしたははたらきにゆくのだろう
眠 ....
満たされた気持ちが
嘘のように流れて行く
真実など欲したことはないくせに
今日は今日
それでいい
どうせ
すべてが思うままにはならない
否
思いのままになることなど一つ ....
亀はよなか
光っていた
声が
それを
すべるように引き去ると
亀たちは安心して眠った
毎夜順番に ひかる亀たちを
うつしながら水は
さびしさも 涙も
持っていなかった ....
押寄せる季節の色々に
見とれながら躓いては
間違い探しの答を望んでいる
きょうはやけに枯葉が多いとおもったら
これは枯れた夢たちだ
わあ光りますね、
そうですね
影の手で触る
....
ドラゴンフルーツ?!
そんな美味そうなもんな訳ねえだろ!
入れ替わってんの、ドラゴンとフルーツが!
どっちかってえと
フルーツコウモリに近いんだよ
不気味な顔して
フルーツしか食べ ....
ずっと男性だったら良かったのに
と思いながら育って来たのだけれど
未だにそれが抜けない
自分の声をからかわれてばかりきたせいもあり、低い声に憧れるし
童顔もコンプレックスで
....
グースはとても
後悔していました
元々、敵の敵だったというだけで
アマ自称詩人16級のドラゴンと
仲良しになっても何のメリットもないし
変な事件でも起こされたらかなわないと
思ったからです ....
血は痛みのすべてじゃない
涙は悲しみのすべてじゃない
笑顔は喜びのすべてじゃない
言葉は約束のすべてじゃない
憎悪は戦争のすべてじゃない
そして
恋は愛のすべてじゃない
けれ ....
かなしみのなかで あめがふる
シトシト シトシト あめがふる
ぬれたままでいいと きみはいう
ぼくもうなずき あるいてゆく
道路にできた みずたまり
....
おさなごたちが 飽きもせず
年積月の 乾いた空の下で
小公園滑り台を繰り返したり
片隅ブランコをゆすり続けたり
ジャングルジムで
サーカスをまねたりして ....
そっと繋がった糸を
切れないようによりあつめて
糸に染みこませた泪は
温かみがあって、ひどくくすぐったかったよ
綺麗に端をそろえて
君に手渡した絹糸のようにきらきらしたそれが
....
彼が世界を美しいと思えるようになるのに二十年かかった。
冬の風呂の暖かさを知るのに、夏の風の心地よさを知るのに、
青空の透明さを知るのに、草原の輝きを知るのに、二十年かかった。
例えば、触れ合いだったり
例えば、水に触れる感覚だったり
音のふるえでも構わない
肌をゆらすそれは影響を与えている
私の身体に心に脳に
ゆらぎ として
共鳴する
強い ....
ドラゴンは自称詩を書くのを
仕事にしていましたが
傍目にはゴロゴロしているだけで
とても仕事をしているようには
見えませんでした
たまに何処かに出掛けて
何かをしているようでしたが・・・・ ....
星屑のドレスを身に纏い
音譜の風に黒髪をなびかせる
彼女の足元で
青いガラスの靴の音が
きしきし、
夜の世界に響き渡っていた
ビロー ....
何か小さな祝いの言葉が
ずっと背中に降りつづいている
鉛の泡
砕ける冷たさ
夜が夜を着ては脱ぎ
雪を渡る光を見ている
そそぎ そそがれ
そよぐうつろ
....
真白な画面に
昨日の出し物が思い出された
ワイルドな田圃での
豊年祝い
裸踊りに酒がふるまわれ
私は控えめに生中だけを飲む
飲食店のストライキは
ストップした
これで心置きなく
少年 ....
土佐の海辺の村で
毎日毎夜薄暗い電灯の
野外畳の上にでんと座り
鍋に茹でられた貝という貝
爪楊枝でほじくり出して
それぞれに違う味覚
食い喰らい喰らい食い
瞑黙ひたすらに
味わい味わい ....
口笛のような
オカリナのような
電子音楽のような
みらいのような
懐かしい時代のような
内なる世界へ
校長がこの文化祭に掲げたスローガンだった
先輩とふた ....
片付けられない部屋に
終われない言葉が散らかって
絶句。
「。」とは、簡単に収納されてしまう私の居場所
膝を抱えて座り込めば 隙間から立ちのぼる私の苛立ち
そこからはみ出でくる消化できない ....
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