昔、子供の頃に、良い子にしていなければ、サンタさんは来ないのよ。と、教えられて、純真にサンタさんを待ち望んでいた私は、友人と、煙突が無くてもサンタさんは大丈夫なのかしらと話をしていた。
真っ赤な赤鼻 ....
石っころ
おまえを蹴っ飛ばす
花よ
おまえを踏みつける
けれども
踏ん張れ石っころ
けれども
立ち上がれ野の花よ
そうして私に教えてほしい
身をもって 意気地を
それでも、 ....
これから俺に
批判がましいことを
言う奴とは
実際に会って
カタをつけることにした
暴力が大好きな人って
こんなに身近にいるのね❤
俺の嫁さんの感動を
お前らにも
味あわせてやる
....
お母さんがわたしを
おなかに宿したとき
ピンクや赤や白の花が
見渡す限り一面に
あまぁくあまぁくかおって揺れる
夢をいく晩もくりかえしたよ
だから
しらべなくとも
わたしが女の ....
才能のないヤクザ
鬼神に祈る人攫い
地獄坂を転げ上がり
迷い込んだその先は
悲しい人が溢れる
何時もの街並だった
平成だ
まったく平成いがい
ない光景だ
汚れていく緻密な先端
つきまとう
粗雑な日常のひかり
平成だ
砂漠に水をまこう
焼け石に水かけよう
傷 ....
夜の川は静かに立ち上がる
ネオンをうつしながら
世界を飲み込んでゆく
だから男は川にひかれ
だから女は川をみつめる
夜の川の素顔は
やさしくなんかはない
だけどそのせいでひとは
....
私が喜んで食べたのは
七面鳥かそれともチキンか
はたまたアヒルか
いやいやガチョウ、もといカモ知れない
違うな・・・・カモかも知れない、か
さあ、みんな!
取り敢えず
こっちにお ....
固まる身体
カチコチになる人間
乾燥した息
氷のような指
パリッとした紙袋
苦手な冬
ねっとりしたジャムが首に
至近距離の鉄板
木陰は
冷蔵庫の麦茶を取り出す時のよう
....
上目遣いを覚えたあなたが
階段の上で背伸びをしながら
僕の耳まで遊びに来てくれる
身長も成績も同じだったのに
いつの間にか追い越してしまった
袋もんずら、と言う言葉を 知っていますか
ふくろごと、と言う 意味なんだそうです
昔は 良く
風呂敷を
多用して いました
白地に 緑
あれ
もしかしたら
逆だったかも ....
我思うゆえに
我在り
ああ、我
何を思うや
ああ、我
今日も
何を思うや
白鳥は
何を思うや
黒カラスは
何を思うや
我思うゆえに
我在り
ああ、我
....
石っころの
かなしさ
まぼろしに過ぎた
自由との蜜月
雄大な光景が私の心の襞に響く。
山々の稜線が音楽のように流れて見える。
私は絵画の前で瞑想しながら感動している。
窓の外には現実が眠っている。
何かを感じる一瞬間、人の心は純 ....
次の日 Aは出ていった
戸口から伸びる長い影 それはなぜか私のものではなかった
(それが私であったなら!)
影 影の間に並ぶ身体 肢体
(私が私でさえなかったら)
愛する人に心の奥を覗かれて
矢も楯もどうにもならず杭を抜き
立ちすくんで見つめていた切っ先を
愛はすり抜けて
杭を抜いた女の寄る辺などいともたやすく
薬売り、本物 贋物 紛い物
....
真ッ赤に燃えさかっちまえ
そうして真ッ白に舞い上がれ
灰に膿む空をにらみつけるわたしの目は沁みて
あの横須賀の廃屋のねむりよ
水色の目の車よ、またぐらでやわらかくあたたかく
あたため ....
権力志向の強いJSSJって
心優しい連続暴行犯
と同じくらい矛盾した存在ではないか
例えば
見たことも聞いたこともない
JSSJに毛の生えたジジイの横で
にっこり微笑んで
写真に収ま ....
濁るよりほかに
生き延びようがなかったから
水を欲して、
水を求めて、
ここはさながら渇きの底
濁るよりほかに
明るい方向を知らなかったから
黒を試して、
黒を重ねて、
....
少し前に
壊れた橋の上に立って
きみは笑顔を浮かべている
ひびわれたセメントは
ゆうべの雨のせいで
稼働停止した工場の
機械のようなにおいがする
その橋を苦労して渡っても
きみ ....
あっ…
渇いた庭にポタリ
予知夢のように
紅い山茶花が一輪落ちた
大阪の方には雪に煙る夕日が落ちてゆく
愛してる?
愛しているよ何時までも…
ぼくらの旅は何時も冬だね
寒い ....
わたしはもう
石になってしまいました
かつてわたしにも
水だった時代があり
白濁した粘質の水となり
やがて泥となり
固まっていったのです
土として長年を過ごし
生き物をすまわせもし
....
眠れない夜に走らせる車
滑り出す道は三日月のレール
あなたの寝顔を確かめる為の
最短距離を測ろうとしたら
丸い地球の裏側に居た
狼と食べたチョコレートは、いやにミルクが多くて甘くて
「お好きですか」とちらりと見やれば、彼の包みはもう空だった
「意外ですね」
「よく言われるよ」
「食べられないかと」
「 ....
「笹舟」
ほそくふるえる茎をくわえて吹いてみた
ちいさいころの夕焼けが鳴った
{ルビ百日紅=さるすべり}のあった空き地
少年探偵団のぼくが落とした時間
材木屋のある路地は行き止まり
ふ ....
この年になって
僕を捨てた女を
思い出すのは
なんともいえないなつかしさがある
なんで僕を捨てたんだろう
うーん、よくわからないが
多分僕のことが
信じられなかったからだろう
反対に
....
社会人が仕事をする舞台では
みなが仮面をかぶって役割を演じていた
そこでは魔女狩りが行われ
決闘や縄張り争いが絶えず
仕事の達成と失敗があり
虚構の連帯が結ばれる
自宅に帰り仮面と衣装 ....
都会の空に星はなく
赤橙青の電気は偽で
ひとは地を天に変え
心を亡くした表をし
早歩きするカラな音
耳塞がずに耳澄まし
赤橙青の星達を魂に
ともしつづける為に
ことのはを色づけた
ひとしずく
罪がこぼれる
染みを残す
いつまでも
作り笑顔の下に
明るさを奪い
言葉を失くし
首を傾げたまま
繊細な左足の小指は
曲げられたまま
卑しさが芽を出したとき
頭の中がクリーム色になって
言葉がみんな出て行ってしまう。
全部、全部
無かったことにして
何度も、何度も
繰り返して
帰り路が分からなく ....
1201 1202 1203 1204 1205 1206 1207 1208 1209 1210 1211 1212 1213 1214 1215 1216 1217 1218 1219 1220 1221 1222 1223 1224 1225 1226 1227 1228 1229 1230 1231 1232 1233 1234 1235 1236 1237 1238 1239 1240 1241
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