哀しみの瞳から
愁いをとって上げたい
でもそれは無理だね
哀しみは
宇宙ができたのと同時に生まれたもの
宇宙が続く限り
それは生き続ける
哀しんで
哀しんで哀しんで哀しんで
哀し ....
仕事を辞めてから
5才の周ちゃんと過ごす時間が増えた
染色体が一本多いゆえ
絵本を読んでも
あーうー
歌を歌っても
あーうー
だが時折、大きな黒目をぴくりとさせて
....
自意識を 自覚しているか
客観的な意見を 取り入れられるか
そんな 葛藤をする 瞬間に
脳内カラフル花が 咲き乱れるのかも しれません
そんな 彩の中では
漆黒の闇 なんて表現を ....
一瞬の奇跡の近くに
永遠の軌跡がずっと続いた
花瓶に差した薔薇を彩る橙色の呟きを待っていて
僕の遠い夜空にもある
シケモクは必ず捨てた方が良いだろう
妻が影で吸わないように
おせち ....
病院の冬の庭は
とても寂しかった
冷たく澄んだ青空の下
パンジーの薄い花びらが
風に吹かれ揺れていた
こころに染み込む
優しい色合いが
私を癒してくれた
冬の陽だまりの中
....
ヘザーは脱糞した
馬子と書いて
まごと読むのか
うまこと読むのか
分からずに混乱したからだ
未知に挑む勇気が
ヘザーには少し兆(きざ)した
籐椅子に座(すわ)って
海を見て居れば
負 ....
あれぐらい
ながーく
言ってくれたら
僕でも
よくわかるんだが
僕の田舎の中学校は
冬でもストーブなしだ
昨年はマイナス15度℃まで下がったが
ストーブなしだ
風邪が流行っても
ストーブなしだ
学習環境よりも
我慢させることを
重視しているようだ
....
怖い夢を見て
こむら返りして
いててってなった
ひとりなので足のつま先を
顔のほうへ曲げてくれる人がいない
昨日まで雪の降るまちにいて
彼の仕事の手伝いをしていて
たくさん食器を ....
始まりと終わりがきしみ合う早朝
雲は空に予言を描いた
行き交う自動車たちは
始まりと終わりの狭間を
どこまでも突き進んでいく
地上で最初の花が散った
地上で最後の花が開いた
人々 ....
品行方正であることを
自らに求める
高潔であり
志を高く保ち
清く正しく美しく
怒りを露わにすることなく
悲しみに打ちひしがれることなく
笑顔を絶やさず
常に誰に対しても公平で ....
とにかく
暴力を振るいたい
言葉の暴力なんて
クソ生易しいもんじゃない
腕逆に曲げ倒して
骨が皮膚突き破って
見えました、ってくらい
振るいたい
混んでいるバスで
席に座ってた奴 ....
雪がひらひら降ってくる。星がさらさら降ってくる。
陽の光がはらはら降ってくる。花がきらきら降ってくる。
「空から来たのですか」と聞くと、「空から来ました」と答える。
春が、夏が、秋が、冬が、
....
ブッ
おならをしたふり
私は別の誰かになろうとしている。
「どうしたらいいの?」なんて、絶対に訊かない。いや、訊くことあるかもね。
そっちのほうが良ければ。
灯油、入れすぎて
手が ....
風に乗って麦わら帽子が裂いた
天藍とさくら
行ってしまったと少女は泣いた
雲がただよい
秋桜が揺れ
なぐさめるのを知らずに
突然ですが、私は、命の無駄が、心底嫌いです。
なので、自然と覚えました。皮のお料理。
魚のアラ煮は美味しいですよね。私は、鳥の骨もスープにする為にストックして使います。(たとえば、唐揚げは、骨付き ....
もし男と女を分けて
マラソン大会を実施したら
参加者がだいぶ減ることだろう
若い女性を追いかけながら走るのは
いつもいい刺激になる
追いかけてもストーカーにならないのは
マラソン大会だけだ ....
お母さんは久しぶりに詩を綴っています
君へ愛の詩を久しぶりに綴っています
なぜかって?
幼い頃から綴ってきた詩を君がこれから読むよって
言ってくれたからです
愛の詩でも辛いことがあったこ ....
清らかな水を求めて
山のふもとへと向かう
ブラジルサントスを
ブルーマウンテンに変えてしまう
魔法の水は
雨が大地にしみこみ
土の中を何年もかけてゆっくりと
通りぬけてく ....
カレーのルウを
必ず2箱 使用します
一度も 使ったことのない それは
若干 緊張 するんです
世の中に
所謂「不味いルゥ」は
存在しないのだと
信じて 来ました
....
名もない詩人の
名もない歌を
名もない人が読むだろう
感想は言わないだろう
いいや、言えないだろう
言葉ではないものが
深いところに旅立った後だから
名もない宿のソファには
青 ....
ミッションの合間に 、ウォツカで居眠りする
宇宙飛行士の寝息が
聞こえる
冬空の下
震度2弱で
きっと倒壊するアパートメントで
きみのお腹に手をあてると
豊かなかわいい水の流れを ....
今日の朝食にトースト
さっさと食べて出かけよう
新聞の間から見つけたものは
裏白の広告
食器のかわりに使いますよ
めったに見ることのない裏白広告
....
わたしたちは 同志じゃなかったか
つやつやとひかる夜空の月をつまんで椀に入れる
愛のような何かを信じて生き続けた
蔓延る雑草のようにありふれて強く
そしてたやすく引き抜かれるものを
....
朝霧の川面に白鳥が数羽
水は緩やかに流れる
この世の絵の具では表現できぬ
この景色なり
ああ なんという世界
うたたかの夢
まどろみながら
さまよいながら
....
ほどけて蜘蛛になる陽の前を
光の葉と穂がすぎてゆく
海に沈む
巨大な一文字
古い風はさらさらと崩れ
胸像の庭を埋めてゆく
誰かが居るようで居ない揺れ
家と家のはざ ....
お鍋ばっかり作るのは
会話の無いのをごまかすため
互いの箸を受け入れる
それが暗黙の譲歩
冬はいいよね
寒いの一言でなんか言った気になるし
窓の水滴が答えに見えてくるし
外から見 ....
夜のいない街にいて、なかなか眠れない。
この街の中心に、夜を壊すわたしがいて、
夜を壊す音が鳴りつづけ、静寂が訪れない。
街は、一日中真っ白で、誰もいないなにもいない部屋だ。
ある日、わた ....
恨み つらみ ひがみ 妬み
――鏡――
強み 弱み 夢見 悩み
――鏡――
痛み 睨み よそ見…クシャミ!
――鏡――
女神 萎み たるみ くすみ
― ....
ローマ皇帝でもさ
なんとかアヌスって名前は
嫌だなって思うのよ
歴史の授業で
笑われたり
女子が顔を赤らめてたり
してそうじゃん
まあ帰国子女の
カワイコちゃんが
良い発音で
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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