田舎に帰ろう
空気と水のおいしい田舎に帰ろう
たくさんの星と虫にであえる田舎に帰ろう
空き家と空き田畑のいっぱいある田舎に帰ろう
ぜいたくしなければ暮らしていける田舎に帰ろう
....
凄く寒い
寒すぎてお腹痛くなってきた
いいぞもっと寒くなれ
冬のやつは好きだ
あいつは本気で寒くするから
虫とかも全部殺すし
葉っぱも死ぬ
夏のやつはダメだ
ただ暑くしとけば皆 ....
尻尾の長い鳥の絵とかきんぴかの文字で春を迎える旨とか
そこかしこに張り出されてる
家族やら友達同士で寺だの神社だのに行ったり
屋台が出たりしてふわふわした心持ちになってる
新しい着物だ ....
作りたての甘酒が美味しくて
ふうふう。しながら夢中で飲んだ冬休み。
早くおかわりがしたくて
ようやく席に着いた父に
「もう一杯ちょうだい。」と
私はねだる。
少し困ったような父の顔 ....
まれながら生まれマスイのち飴が降るとか甘いアマイあいまいなかた、血を引いてるなら足して2で割らNight行けない靴がないと履く足がないと吐く息が白いネは大根の灰被り逃げ足が遅れお、くれアドール現れてあ ....
「瑠璃子、鋏を取ってくれないか?」
そう言って、祥太郎は、白い、青白く血管が浮き出ている手を差し出した。傷付いたことの無かった筈の滑らかな皮膚が、テラテラと脂汗で光っている。
瑠璃子の視線の先には ....
入れても 入れても
戻ってくる
溜めても 溜めても
消えてしまう
何も残っていない筈なのに
何かを吐き出したくなる感情を
一体どういたしましょう
何も残っていないこのザマを
....
ブルーノ・サンマルチノが
ヅラだったことを最近知った
プロレスラーでヅラって
危険極まりないよな
万一ヘッドロックでヅラがズレたら
相手はニューヨークの帝王だぜ
干されるに決まってんだろ
....
そんな風にときどき
ためいきをつきたがっている
ぐらいなのに
そんなところへ
Mさんのお話なんかされるものだから
まっ
しろ
になってしまって
いつ ....
太陽はいつも眩しくて
ギラギラしていて
強すぎるけれど
孤独で
とても孤独で
ただ光を放っている
そんなあなたを
抱きしめてあげようなどど
誰も思いはしない
猿のくせに
狩りをして
小型の動物を
バンバン喰うらしい
バナナやっときゃ
大人しいわけでもなく
人間だって襲われるそうだ
年取ったら
みんなオリバーくんみたいに
でかくなるって ....
本当に実力があれば
ちょっとぐらいのスキャンダル
へっちゃらで乗り越えられる
ローラを見ていてそう思う
ローラの実力?
そんな問いを
投げ掛けてくる奴には
こう言いたい
見 ....
月見草
銀に揺れている
透明な水流になびき
引き寄せられ
傷んだ身体
俺は引きずっていく
引きずられていく
寒風吹き荒ぶなか
青、蒼、碧
陽光余りに眩しいこの真昼
俺の ....
俺か
って
嘆いて
頭を垂れたか
それとも
土下座したいのか
かつての自分勝手よ
誰に向かう
その冷えた眼の先
湧水の空
荒涼たる雲を捉えようとする矢は
己に滾る赤い涙は ....
あなたがいないこの世は
さびしいけれど
あたしまだそちらへ逝けそうにないわ
墓守りに孫守りもあるから
おとなしく待っててね
そのうち必ず逝くから
早く迎えに来たりしないでね
あなたが ....
潰してきた
気付かぬふりして
舗道の上の
見えにくい蟻を
踏みにじるように
見て見ぬふりして
胸の奥の
後ろめたさを
正当化するために
取り返しがつかない程
多くの時間 ....
見る
見るってことにたいして、私は、最近考え続けています
未熟な私ではそれは難しいことで、
やさしさと温かく何があっても変わらない態度で見守り、放っておくことが
本当に大事だとわかる
自然な ....
いよいよオープン間近の焼肉店「{ルビ喰尽=しょくしん}」!
喰らい尽くすと書いて「喰尽」!
従来の焼肉の常識を遥かに覆す圧倒的コストパフォーマンス!!
なななんと牛・鶏・豚だけでなく猪・羊・鹿な ....
ふいに、とつぜんに
真っ白になったというのか
吹雪にふかれたように、というのか
巻き込まれたように、というのか
ふいに、見失った
大事なものだった気がするのだけれども
それがどんな ....
長いこと彼の声を聞いてない
もう三ヶ月くらい
家の外は寒く
雪が残ってる
彼は普通の顔で
普通の声で
文句を言ってる
きっとどこかの暗い場所にいるのだ
そこは凄く暖かくて苛立っ ....
楽なことばかりやっていると
衰えるばかりだ
年寄りに
楽ばかりさせてはいけない
「一日の最大の難関は
ベッドからの脱出だ!」
獅子文六「可否道」(のちにコーヒーと恋愛)で
主人公のモエ子は
コーヒーを淹れさせたら
ピカイチで
年下のベンちゃんが
モエ子のコーヒーの虜となり
同棲しているという
コーヒー夫 ....
小指ほどの小人が縫い付けているのは、
あかいボタンでした
繕いものは、みるみる整って
小人は、満足げに嘆息しました
小人は、やわらかな綿そのものを布団にしてくるまると
月を見 ....
寂れたバ-の長椅子で
瓶ビ-ルにくちづけを
両腕の入れ墨を切り裂く
刃物傷だらけの喧嘩屋に
絡まれた遠い夏の夜
弱い者は踏み付けられて
もがきながらも逃げ場を探す
....
嘆き
恋に気づいてしまった、そのとき、私は死を思うのです。
恋に落ちてしまったらば、もはや、死ぬしかないのです。
貴方が好きだと知った瞬間、悲しくて、苦しくて、溺れて ....
スツールに置いたスタンドライトの明かりが
薄い紙を透かして
褪せた文字を
一ページさきに触れた指の影に落とす
あてどもなくゆれ 、よぎる
ライオンの夢
ー
眠りが獲物と結 ....
酔った日は素直なことしか喋れない思い浮かばないよっ
任せられた事があるから
やり切るまで君に迷惑を掛ける
ただそれは、
多くの人の人生をささやかに幸せに導けるから
どうしてもやり遂げ ....
壁掛け時計の針が示す時間を鵜呑みにする前にこめかみに鉛筆を突き立てた、そう、それはまさにくたばる一歩手前のギリギリのところだったよ、ついでに言っておくけどそれは二三時を少し過ぎたところだった、 ....
粘土の
少し油臭くて
押せば形を変える
素直で
拘らないところが
好きで
柔らかいけど
ちょっとだけ固く
抵抗する素振りを見せて
ふにゃりと
沈む
そして
どこまでも受け容 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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