愛する人の死は
見えなかった物を見せてくれる。
私は後
何十年も生きてゆかねばならぬのだ。
時には一人になって
考え行動しなければならないのだ。
一人暮らしという名の孤独
一人が ....
ジン・セリフ・ジン
ジン・セーリフ・ジン
ジン・セーリ・フ・ジン
ジン・セーリフ・ジ・ン
ジン・セー・リフジ・ン
ジン・セーリ・フジン
フジン
ジン・セーリフ・セーリフ・リフ ....
今までの
人生において
奴は恐らく誰かに
「おまえさ、マジで頭悪いな」って
言われたことがあるに違いない
しかし、言われたことに気付かないぐらい
頭が悪いのか
それとも
周りもみんな同 ....
「なにがなんやら分からんね」
僕がそう言うと君も笑って「分からんね」と言う。
「最近なにがなんやら」おばあちゃんもぼやく。
これを読んでるあなたはこの気持ちを分かって貰えますか?
なにがなんな ....
いつだって
箱の底に
残っている
ひとつ
とろける、喉に絡みつく、朝焼けの甘やかな、桃色
足掻くように過ごす、ふつうのひとができることをわたしはできない、晴れる昼、淡い水色
-雨の日は ....
満たされないのは
足りないからではなく
求めている方向が
違うから
人の目に映る物の色や形が
見る人によって違う事が不思議だった
見てる物触れる物は同じなのに
互いの価値観が違うのか
それとも僕が歳を取ったからなのか
若い人は希望を知る度に明日が来ると言う
....
何処から生まれて
誰と つるんで
どんな習性を持つのか
環境の 所為だけにして
味わえぬ日々を
噛み砕くように
ぬめぬめのスープに
割り入れた
鶏ガラの素
素材は 木 ....
小学生のヌードを見たと言うので
私の後頭部を容赦なく
大きな手が襲い
私は砂糖塗れとなって
痛打された後頭部は
物理的に正しく
私の顔面を私の前の
机の上に打ち付けられるように
導き
....
一方が
やさしければ
長続きするようだ
夕暮れ
大根
雫
セックスをもたらさないベッドがある
枕をはずして
もし何かをみつめてるとすれば
終わりのない色の
壁の終わり
空間にとっては軽すぎるものだろう
夕暮れに蛇をつかまえた
金はいつも夜に ....
人は光年の彼方を旅する
どこまでも
どこまでも
現在過去未来
飽くことなく
旅を続ける
時に富を得て
時に殺され
この肉体を他者に捧げ
命が取り込まれてゆく
ある時には恒星 ....
冷たい仕打ちを人から受けても
冷たい態度を返しはしない
プライドがどうとか
やるせなさとか
そんな問題ではない
皆と仲良くなんて
できなくていい
友達は百人も要らない
自分 ....
何と言っても意味不明No.1は
"コンテンツ制作"ではないだろうか
恐らく言ってる本人すら
分かっていないのではないか
ズバリ直球で"中身"と謂いながら ....
*
リンパのようにはりめぐらされた
首都の地下の冷えたレール
そのところどころが表皮をかすめ
夜になると光る花を咲かせる
昇ってしまえばあとは降りるだけ
観覧車は僕らをどこにも
....
僕らは小学3年生
産業廃棄物のような3年生
今日も算数の時間が始まる
ゴミ焼却のような時間が始まる
上級生が窓からおはじきを投げてくる
さんすうセットに入ってるおはじき
僕らはそれをう ....
「昔、保土ヶ谷と東戸塚の間に
牛小屋があって
横須賀線の車窓から見えたんですよ
住宅地に囲まれた
駐車場ぐらいのスペースでね・・・
えっ、放牧?
放牧なんてとんでもない!
放したら最後
....
死は
終わりではなく
乗り越えるものなり
神が
人間に課した
究極のハードルなり
信じることができない
明確な理由は胸の奥底
仮面をつけて悪魔が名前を呼ぶから
心をなぞるように静かに涙が流れてく
幸せではないけれど不幸ではない。
それは復讐という選 ....
2月の頭、年度の終わりごろ、私はインフルエンザにかかって休養しながら窓の外を眺めていた。窓の外は吹雪であり、冷たい大気の中、強い風に押された雪片たちが絡まり合っていた。この雪片たちのように私たちは、冷 ....
紅いベルベットのシュシュがほしいと
彼女は探している
二つ、希望している
左右に分けた長い髪のために
それは紅いリネンのワンピースに合わせるために
この冬わたしクリスマスを知らなかったもの
....
蹴っ飛ばす石っころのない路をお散歩したって仕方ないもの
町によおく聞こえるようにつぶやくと
神さまは教えてくれる
エノコログサが終わってしまうよ
云われて一番きついことを神さまはよくわかってい ....
僕は
ウエハースを持って
屋上で月を見ている
ハイウェイを見下ろして
ウエハースだなんておもうよ
月に見とれていたけれど
鳥肌の立つ明け方に
うっすらさよならしていくよ
輪郭を、街は、 ....
記憶外れの季節に 人生を四季で表すのならば
今 物覚えの幼さに悪さに切なさに 晩秋とでも
とどめを刺すかのように老いて置こう
それでも時々 灼熱の向日葵でありたいとも願う
どうであれ流 ....
最期のタバコ屋で最期の女に出会い
最期の言葉を交わして
いっしょに暮らそうかとも想う
いつも最期に出会いたくないので
のらりくらりいきている
挑戦状のないリングで闘争心のない犬と成り ....
バビロン
大根
黒鳥
2+2=2×2=2^2=4みたいな式のように、僕らは唯一無二のものとしてここにある。
当たり前のような顔をして、数字や定理みたいに歴然と世界に存在している。
数は作られたものでなく、元々世界に ....
空にポツリと佇んでいる
逆さまの煙突は今日も煙は落ち着かない
ドーナツをおでこにあてて
選ばれるのを待っているのだけど
聞こえてくるのは誰かのくしゃみばかり
僕は長い長い道を見ながら ....
黄金の名器で在るかの如くに
煌びやかだけを
見せびらかしてる
白いレースのカーテンが
似合うような
部屋の奥で
リリリン♪と
オンプマークまで
つけたがる
クセ
氷 ....
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