肩をすくめて
おろすことが
できなくなった
だからもうしばらく
このままでいよう
まだ目眩はしないから
大丈夫きっと
まばたきもできないけれど
しゃっくりもできないけれど
....
もうだめ
じゃあないだろ
おおきないんせきが
このほしにぶつかろうと
わるいほうこうに
よのなかがながれていこうと
まだだいじょうぶ
いのちをかけて
い ....
宇宙サイズで見たら
地球が爆発したって
なんにも変わらない
京の命が消えたって
なんにも変わらない
村田諒太がWBA世界王者なったって
季節外れの台風が来たって ....
ありがとう
美少女がささやく
愛しています
ありがとう
僕は拳で殴りつける
美少女の身体は跳ね
顔面が赤く腫れる
....
初冬の初雪の舞う中
風が木立ちの間を勢いよくすり抜ける
山の頂きから頂きに掛けて
送電線の唸る音が聞こえる
人造湖は波打っている
一瞬ふわっとしたかと思うと
空は洗われ 雑木林は明る ....
重ねてゆくとひとつになる
どんなにたくさんあっても
重ねてゆくとみえなくなる
どんなに綺麗なものでも
重ねてゆくしかない
流されたまま
ここからうまれ
どこへもゆかず
重ね ....
私は大人気ないから
「もうその辺で許してやれよ」
と言う言葉に耳を傾けない
どちらかと言えば
トドメを刺したい
だから今
敢えて
ババアやその周辺への批判を続けます
赤塚マンガ ....
雨はあがった
空をみあげると
久しぶりの秋の空がひろがる
みな、何者かにせかされ
脅かされ
あわただしく日々を暮らしている
夢を 野望を 安心を 理想を
追い求め
そして日は暮れてゆく ....
窓辺に花を飾って
出窓にはアンティークドール
白いレースのカーテンで飾れば
もう 完璧
幸せを絵に描いたような家庭の出来上がり
どうせ 見た目が全ての世の中
家族ごっこをしているなんて
....
ボケ夫婦になると
お互いボケの責め合いになる
「電気消し忘れ!」
「トイレの水流してない!」
「蓋をきちんと閉めてない」
「あれ、あれじゃわからん!」
責めると責められるから
この頃僕は ....
風が吹く
強く
トタン屋根が揺れる
怯える
妄想が始まる
風にさらわれて
知らない土地へ
飛ばされる
初めて見る海は
広く
大きく
だのにひとっ飛び
また風が吹く
さらに ....
世上見えないねぇ雨が降ると。
雨ですね。
雨ですか。
落ちてくる水ふうせん。は
こま送り。で見るといい。
アスファルトに落ち、割れ
四方八方へ行くのです。
どこに ....
僕は一枚の紙
美しい物語が綴られるはずだった紙
だのに、その表面は虚しい無地のまま
降り止まない雨に打たれて
溶けだしてる
ある晴れた日、道行く人々が
ふいに風に舞う紙に変 ....
あなたは知っているだろうか?
秘密のさぷりのあることを
目には見えない
あの透きとおる粒のさぷりを
うつむく夜に
ーーごくり
ひと飲み
で
あなたの体内に具わる
エンジン ....
命の意味は宗教的
命の意味は種の保存
命の意味は空間的
命の意味は
命の意味はたくさんあるけれど
命の定義はひとつしかない
決めつけたら駄目
決めつけたら駄目 ....
老いてゆくこの身を
黄昏の空に
横たえている
怯えているのですか
夢みているのですか
たぶん
どちらも
闇は光を呑み込み
光りは闇を呑み込んで
絶望と希望くりかえす
....
ざりざりして
つめたい砂底に種をうえては
おびやかさない
まねくのはいつも、水
ひらかれた土地の穀物の声
らー、
と揺れている風の脚
とうめいを覗いたら景色になる
穂は ....
deadendな夜にきみは優しい
weekendのあさにゆでたまごを食べるみたいに
はっぴいえんどを聴きながら
The Doorsのthe endをおもう
愛はやすみなく働いて ....
美しい紅葉の写真を撮るために
カメラと三脚で二十キロもあるザックをかついで
三千メートルの高山を登ってきたシルバーと
山小屋で同室になった
これでも軽くしてきたということだった
美しい写真を ....
幾つもの黄土の波線が
水浸しの校庭を遥か越え
何処までも走っていく
わたしの意識は冷え冷えと
その光景に呑み込まれ
どんどん平たくなっていく
荒い呼吸を繰り返し
次第に遠い意識の断片 ....
○看護も介護も
ふだんの付き合いが大事!
困った時だけ助けてくれ!
と言われても
もう遅い!
○離れてみれば
有り難さがわかる
古女房も
○年を取っても
健康であれば
幸せ ....
花野を二分するようにさやかな小川が流れている
書くべきでないこちらのその向こう岸がまばゆい
悪い夢を見た人たちが
今朝を待てずに捨てに来る小川
好まない好めない幾つかからは解放されて
枕 ....
窓硝子に映った一角獣は
怯えることなく
凛としたまま
そこに佇んでいた
白い毛並みは金粉が混じったように煌めき
燃える炎の赤い瞳はつぶらなルビーそのもの
巻き貝を細長く伸ばしたようであ ....
姿も形もいらないから
心だけが残ればいい
クラゲのように舞うことが
できるだろうか
流されるだけでもなく
音も立てず
生命の強さを感じられることもなく
血液の温かさもしらず
....
今会社が社長に私物化されていて
そのつけがいずれは社員や株主に廻ってくる
そしたら新しい社長には経験不足の頼りない社長がいいのか
やっぱり今のまま会社を私物化している社長がいいのか
....
下りに乗ってしまえば
あの日の二人が見える
ような気がする
けど
いくら待っても
そんな電車は来ない
新宿でも、小金井でも、
君の声が聞こえた ....
アップデート後のメモは+を押して
スケッチを追加すると拡大しながら
線を描き込めるから細かい修正まで
できるって気がついて目の前にいた
ショートヘアの女性を描いてみよう
としたのだけれどもそ ....
(3)
瞳は無機質にも見えるのに
それでいて裂けたように生まれている
一人で簡単に生きているのに
甘えるように近づいてくる
すべて知っているようなのに
それでいて途方もなく必然にい ....
とどかない
比喩にうるおっても満ちはしなくて
コンクリートの水辺にはゆがんだ
月が浮かんでいる
さして、おもしろくも
ないひかりにおかされて夜は
雨になり浸透する
加速しながら泳ぐ群 ....
雨ばかり続くから
私はまた熱を出す
急に寒くなったりするから
私はまた熱を出す
お布団の中はもう飽き飽き
外に出たいと嘆いてみても
熱が下がるわけはなし
締め切った部屋には
風も吹 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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