車と人々の行き交う大都会の交差点
彼は信号の支柱にもたれかかっている

その脇を通り過ぎていく
ふざけながら笑い合う女子高生たち
お互いに寄り添うかのような老父婦
路上キスするために足を止 ....
 
 蝶が、
 たくさんの蝶が舞っている
 ビルとビルの稜線で区切られて
 行き場を失くした空に
 乱舞する蝶たち
 

今ある全ての理は、夢のように移ろい
留まることを知らない
 ....
わたしから切り落とされた白い手が
向こうで手をふっていたのです

交差点にはひっきりなしに
びゅんびゅんと雲が行きかうものですから
どうしても渡るきっかけが
一歩を踏み出す勇気が
つかめ ....
大震災と原発事故で被害を受けた土地に赴任して、日々復興の仕事をしながらもう一年になる。右も左もわからないうちから多くの仕事を任されてなかなか苦労した。今では大抵の仕事に慣れてきて、来年度に向け .... 数字に計られる気持ちが
こんなにもちっぽけでくだらない

若いとか
重いとか
少ないとか

だのに計れない
心とか
優しさとか
空気とか

言葉とか
涙とか
匂いとか

 ....


キロ

滑り台
俺だよ、俺
俺が書いた自称詩だよ
おふくろだったら分かるだろ?
今度さ
詩の世界社って出版社がさ
俺の自称詩は絶対に売れるから
自称詩集を出版させてくれって
言って来てるんだよ
それで ....
あやとりを繰り返す

かたちを変えながら

手首を噛むと涙があふれた

哀しみ

届かない星々の煌めきの際

かたちを作りながら

あやとりを繰り返す


並木道

 ....
少しお酒に酔って
日も暮れて
ちょっぴりいい気分で天を降りあおいでみたら
月がたくさんありました
ああ、月だ
と思うとそれは
家庭の明かりに姿を変えます
狭い路地の
ひしめくマンション ....
空が3つあればね
1つくらい駄目でも構わないけど

音楽室は雨のコーラス
トライアングルを鳴らすと
乳頭があまく痺れた

先生はしょうのうの臭いがした
深くおじぎをするとポケット越しの ....
年末近くに流行った方が
インパクトが強いから
候補にはなったとしても
流行語大賞になることはない
しかし、審査員がセンスの欠片もない
奴等ばかりなので
候補になる保証もないと思えば
そん ....
赤ちゃんが
あはあはあはと笑うだけで
みんながあたたかくなる

赤ちゃんは
らしいことは言っていないのに
みなぎっている
光をはなっているそこだけが

みな触れて
ほほが緩む
天才は生まれてくる
天才はきっと生まれてくる
それは私達の人生を切り取り
稲妻のように照らし出す
悠久の生命を生きる
悠久の生命を生きる
それは私達の人生を切り取り
一瞬にして照らし出す
殆どの奴らが上っ面しか見てない
事の真相を理解する前に立ち去る
ちんけな頭で判断して分かった気でいやがる
お前らほんと何も分かってないぞ?
ずっとちっぽけな自分の殻の中にいろよ

人類の9 ....
冬山にかがやく
家の幽霊
影の十字
重なりの剣


窓ごとに異なる時間が溢れ
こぼれるものは湖に向かう
灯に照らされるたび
消えてゆく波


はざまの羽音
 ....
言うは易く
行うは難し
美しい言葉を
隠れ蓑にして
悪事を働くやつがいる
だまされてはいけない
外に敵をつくらないと
崩壊してしまう家族
自分たち家族を守るために
本能的にやっている
従ってクレームをつけやすい所を
狙ってくる
学校は一番の狙い目だ
責める材料はいくらでもあるし
 ....
あれこれ望んでばかり
手に入れようともせずに
何故何も持ってないんだって
嘆いてばかり
足元に転がっている
宝石を見落として
いつまでも晴れない空
見上げてばかり
その意味を問う
意 ....




腎臓
嗚呼 暖かな日の光
春うららか のどか 陽だまり
膨らみ始める 桜のつぼみら
上着 脱ぎすて かるくなる こころ
光の中 あゆむ おどる

 自らの情熱を 燃え輝かせる
 命を 陽光で ....
あかいあまいつぶつぶを
丸のまま吞み下したみたい
骨と皮だけの人たちが
剥き出す前歯と目玉
何かを食べているらしいのに
ぜんぜん美味しそうじゃない

地獄絵図の真ん中では
「こわくない ....
きみがいつまでもいないあなたをみているので
ぼくは一塊の埃になってしまった
埃になってもなお消えない思いで
ぼやっと燃えてしまった

きみが布巾をとりにいく
それで些細な焦げを拭きとる ....
飛行機がなめらかにすべって往く
そう青くもない春の空
だだっ広くてなにもない
つかみどころのない空気の層を
真っすぐ切っているだけなのに
こんな遠くまで聞こえて来る


――あれは空気 ....
先の大戦で
ジショラー率いる
ナチョス(メキシコ料理ではない)が
反自称詩人主義を掲げ
自称詩人殲滅を画策したのは有名な話である
事実、何百万もの自称詩人が
ただクソ自称詩を書いたというだ ....
朝起きてシャッターを上げれば
いつもの山が見える
人気のない道が見える
ああ!もう都会には住めないなあ!
あんなに人と車とビルの多い所には
住めないなあ!
ユータンして五年
もうすっかり ....
密室に詰め込まれた人々はただ寝静まっているふりをしていた
目を凝らせば二十六時を指す文字盤が見える

細長いスポットライトが客席をなぞって点滅を繰り返し
エンジンは緩急をつけながら唸り続けてい ....
 春とは名のみの夢見み月が
 発育不良な日差しを漏らし
       涸れた裏庭を
     舐めはじめるとき
      何もしないのに
    ほころぴてゆくのは
   腕時計の不要に ....
        

椅子取りゲームに負けた冬が
白い涙たくさんこぼしてわめいている
おうちはどこ
おかあさんどこいった
おとうさんどこにもいない

ふきのとうが
可哀想にと探してくれ ....


清水

頭を空に向けて六十二度くらい傾けたまま
動けなくなってしまった

顎を前方に突き出したまま
後頭部が後ろに傾いたように
六十二度が保たれている

右足をもう少し前に出すと
バランスが良 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
HAL4*17/3/10 15:38
胡蝶の夢長崎哲也8*17/3/10 15:11
信号のない交差点そらの珊瑚17*17/3/10 8:40
土地葉leaf417/3/10 2:42
数字だらけ坂本瞳子3*17/3/10 2:08
平成29年3月10日(金)みじんこ017/3/10 0:38
オレオレ自称詩花形新次117/3/9 23:41
あやとり吉岡ペペロ1017/3/9 23:03
ひぐらしの月凛々椿217/3/9 21:47
18回目の春印あかり21+*17/3/9 21:31
ジショラー花形新次117/3/9 16:38
光のひと朧月217/3/9 15:28
悠久の生命を生きる渡辺亘217/3/9 14:10
「 残念 」 にならない為に狩心0*17/3/9 10:36
けむり ゆくえ木立 悟117/3/9 9:07
教育勅語ホカチャン217/3/9 6:31
クレーマー家族017/3/9 6:21
ほしがりやたいら017/3/9 6:20
平成29年3月9日(木)みじんこ017/3/9 0:58
太陽の讃歌[group]楽麦1*17/3/9 0:56
Strawberriesこうだたけみ7*17/3/8 21:32
布巾はるな517/3/8 19:46
春の飛行機ただのみきや16*17/3/8 19:28
虐殺の歴史花形新次117/3/8 18:56
いつもの山ホカチャン117/3/8 14:51
夜をゆく青の群れ617/3/8 11:20
染色月(一 )信天翁417/3/8 10:52
探し物乱太郎5*17/3/8 8:09
平成29年3月8日(水)みじんこ017/3/8 2:40
逃すまじ坂本瞳子2*17/3/8 1:24

Home 戻る 最新へ 次へ
1154 1155 1156 1157 1158 1159 1160 1161 1162 1163 1164 1165 1166 1167 1168 1169 1170 1171 1172 1173 1174 1175 1176 1177 1178 1179 1180 1181 1182 1183 1184 1185 1186 1187 1188 1189 1190 1191 1192 1193 1194 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.39sec.