在りかのわからない光
夜のほうが際立ってら
街道の緑いろの信号機
何処までつづく何処までも
ケーキを考えたのは男かな
ピータン食べたのは誰かな
在りかのわからない道 ....
雨音があって、手の届くところに煙草があったので、良かったと思う。
余裕なことと辛いことが、言葉を持たずに浅い水深で入り混じっていて、心臓の鼓動ばかりが耳につく。
時計はまだゆっくり刻むと思う。もう ....
踵の向きよりも、踵の肉付きや艶なのだろう。表されることは、現れに後姿を観察されている。
君が話すことの内容は、いずれの場合も君が話す仕草に先立つことはない。
いかなる時であれ、我々は思いたがること ....
君が教えてくれた
ささやかな言葉をいつまでも忘れられずに
気がつけば
僕はいい歳まで生きてしまった
その言葉を何度も反芻して
辛い時は何度も助けられたよ
どうやったって戻れ ....
求めているのは
そんな答えじゃない
思い通りに返してくれないなら
いっそ返事はいらない
気持ちを裏切られるのは
寂しいを通り越して
腹立たしい
心なんて
塞いでしまえば
....
近頃夜空を見上げても
何故だか月が見えないんだ
一等星の瞬きや
飛行機の灯りは見えるのに
街の光が隠しているのか
それとも永久の新月か
「前を見ないと躓くよ」
分かっている、そんなこと
....
少し肌寒い部屋の中で、ぽつりひとりぼっち
寂しさを紛らわそうとして
お酒と適当なお薬を飲んで静かに横たわり
効果が表れるのを待った。
何が寂しいのかも分からずに
ただ空虚を埋めたくて
....
目をとじて
深い呼吸を真似てるが
数息観とは程遠い
それは単なる寝不足の証し
奈落の門は知る由はなく
日々の好天をからだのむ
卒寿を越したおひとりさま
....
羽ばたいていく緑の葉たち
大きな坂の源にはくちなしの花
過ぎ去った漂泊の日々は今もよみがえり
労働の岩肌を静かに洗っている
欲するものはほんとうに欲されているのか
判らずとも雲は精密 ....
肝
扇子
皆無
ムーサの指に火を点ける。私は影も形もなく。
灰のふる落日でした。ゆっくりと燃えていました。
土と石の道を歩けなくて。あなたは、
誰ですか、と問う。さらさらと、膝ほどの丈に伸びた草が、風が、光が。 ....
エイジオブエンパイア1では船を完成させた際にユニットが「ズブネイー」といっていた。
自分の耳にはそう聞こえた。
25
32
3333333
23232323
444444
trtれtれてrてr
dfhtry245745272457ん4
hsrttrrん56865m7bk5い67j45j74b7 ....
日曜日は雨で 午後に馬喰町
久しぶりに私はSと二人だった
どこに行くわけでもなく行き慣れた喫茶店で
そこで 私たちは日常についての話をしていた
言葉は私たちから話された
そこに意 ....
角が取れてまろい円形へにじりよる
鋭角な線で作り上げられていた
じわり染みに浸され崩れていく真白の楽園
ぴんと張った美に尽きる漂白の結晶
ひとつふたつと沈んで溶け切り
微睡む甘さをもたら ....
飼い犬は
トイレを躾されても
散歩先では自由だ
飼い犬は
公園のトイレが混むのを見て
人間はなんて不自由なんだと
思っている
人間は
言動を躾されても
インターネットは
ト ....
腹が鳴っていた
空のどこからか聞こえる飛行機のようだ
曇天に鳴る雷のようにも聞こえた
きょう一日悲しかった
手におえないことばかりだった
だれにも世界にも相手にされず ....
リアルにウンザリした若者どもの青春さ
年とるうちに脳みそってのは縮んでいくなんて
ダウィンチだかソロモンだかのころからの事実
わかってんなら黙ってろよ
そう叫べないバカモノどもの青春さ
....
ガーデンズが荒稼ぎ
していた頃
玄関で図太い音が鳴り
ダースベイダー襲って来る
武器を加えて
宇宙人に備えるが
宇宙人は墨を吐く
タコのような姿ではない
歯が意地になって来て
千年杉 ....
光りが僕の身体を切り取り地面に張り付ける
重力に引っ張られ立ち上がることはない
そこにいなさいと蟻が行進する
夕日が沈み影が消えてしまって
もうそこには僕はいない
缶蹴りの音だけは
....
何時だって
哀しい雪だね
子供たちが まとわりついて
皆で固めた おしくらまんじゅう
本物の大福は 美味しすぎて
もう 食べちゃったけれど
もっと大きな 世界一の大福を ....
年老いたガチョウが
クソを垂れ流しながら
飛び回る
失った故郷には
もう戻れないから
腐った羽がもげ落ちるまで
グルグル旋回するしかない
そんなガチョウの垂らしたクソは
クソ雨にな ....
雲が明けたら逃げないと
雲が明けたら逃げないと
月が身包み溶かしてしまう
真実の鏡 湖面に揺れて
降るは清らに微笑みを
容赦はしない 月明かり
虎は吼えるほか術もなし
....
慈雨
八重桜
レンゲソウ
世界はいつも俺の視界の隅で何ごとかゴチャゴチャと展開している、俺はそれを自分に害が及ばない程度に―流れ弾とか、もらい事故なんかを喰らわない程度には気にかけながら、自分自身の人生を生きている、だけど ....
つばめがくるから猫もくる
ひながかえればへびもくる
うまれて
くわれて
私はただそこにいる
さくらがさいてよろこんで
花がちって人は去る
おなじ木をみる私だけ
毎日そこを通る
....
温泉たまご並みだ
チュンしか言わない雀の喧嘩だ
スノードームだ
死の灰の乱反射だ
おしりが視線を放してくれないのは
即興画家のせいだ
占いみたいに水膨れて
ゆ ....
じいちゃん ありがとう
おなかは満たされたよ も
う幸せな、はずなのに
おなかが満たされたら 今
度は さびしくてたまら
なくなったよ さびしく
てたまらなくなったよ ....
かばんの中に入っているのは
読みかけの文庫本
かばんの中に入っているのは
猫の形のボールペン
かばんの中に入っているのは
誰かにもらったネックレス
かばんの中に入っているのは
誰かにもら ....
空転する運命の輪
君はただ流れに揺られ
眠る赤子のように
指を咥え身を任せる
その先に待つ結末など
今を生きる君には関係無くて
明日を恐れ震える夜も
夢と共に朝日が溶かすよ
な ....
1133 1134 1135 1136 1137 1138 1139 1140 1141 1142 1143 1144 1145 1146 1147 1148 1149 1150 1151 1152 1153 1154 1155 1156 1157 1158 1159 1160 1161 1162 1163 1164 1165 1166 1167 1168 1169 1170 1171 1172 1173
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.55sec.