宇宙を食べ過ぎてお腹が脹れてしまった
赤ちゃん
大人たちのなかに入って
目玉に浸り
脳みそをくり抜いて
食べてしまえ
赤ちゃん
パンダのように
ころりと転がる
ユリウス暦 ....
○(親父似)
紙くずが落ちていたので
まるめてポケットに入れた
それを見ていた妹が言った
「父ちゃんとおんなじだね」
ポケットはいつのまにか紙くずで
いっぱいになっていた

○(介護老 ....
アネモネの咲く日
春は告げられる
ほらあの丘にも
あの岩場にも
碧色のきみとの約束にも

鳥はヒバリであるとして
同じようにきみもわたしも
名づけられる
かつてうたわれそこねたけれど ....
コの行列

撃鉄におされて

くるしいや

僕はあと何番目?

友達は何列うしろ?

パチン

パチン

規則正しく一歩一歩

われわれは進んでいくのである

おい ....
傷まないミルクのあふれる
断面を
あなたは菫といい
蛇といい
わたしは腕としるした
このまま
星の時刻を待とうか
誰も知らない海岸だから
澄み切った空 静かに
月の横顔の
化粧を落とした白さだけ
深々と冷気は立ち込めて

木々と木々の間を渡る
鶫や連雀の羽音は
はたはたと 重ねられ
地にふれず かき消され

今朝わた ....
ゴミはゴミ箱に、だってさ。
よく言うよ。
自分だってそう変わらないくせに。

え、何の話でしたっけ。
そうそう。お金の話でしたよね。僕の。
予定通り折半にいたしましょう。

そうして手 ....
ハゲ上がった頭の上で
フィギュアスケートの女子選手が
股広げながら
ぐるぐる回っているのを想像すると
とても興奮する

ジャンプのウェアは
股のところをダブつかせて
揚力を稼ぐことがな ....
誰かに優しくできないのを時代のせいにしないでよ
誰かに優しくできないのを社会のせいにしないでよ
みんなが幸せになれる世界が一番いいに決まっている

正しいとか間違いとかそんなのは関係なくて
 ....
空気の膨張する季節には 
おしくらまんじゅうの息苦しさよりも 
少し 穴あきの 心たちの方が 
自由発想を 発送できるのかも

呟いたままで ぎゅうと詰めた餡
本当は 粒揃いの方が お ....
雲が泳ぐ青空
太陽が今日の仕事をしている

降りしきる光は高級だから
散歩の理由はできる。


ざっざっざっ…
赤いスニーカーが2つ楽なリズムで交互に前へでる。
揺れる腰にかかったズ ....
地球は美しく書きます

太陽を
吸うと夏
吐くと冬。です。





鏡は女性を呼吸します。
住民
婆。
猪、猪、猪。
鹿、鹿、鹿、鹿、鹿。
鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥、鳥。
 ふたば

冬の午後
水に挿した豆苗を見ていた
光を食べたその植物は
飛べない二枚の羽を
明日へ広げる


 さよなら

星はどこへ還るのだろう
色あせていく夜空
朝の襲来
 ....
四重 その夜空に
つよく金色に光らせた
するどい星で
屠るように
線を引いてしまった
星は消えそうして夜は終わり――


(やがて陽は昇った)


ぼくは
ぼくの目は
ぼくの頬は
 ....
誰かが知ってる
言葉はいつも
僕の王国の
使者になる

扉を叩いて
胸に手を
見つけた星を
売りつける

クソにはクソの
幸せを
一人でいれば
二人分
くれてる光の
 ....
点数を付けない
差を付けない
あなたも、あなたも
そこにいるだけで
みんな素晴らしいのです

そんな世界を求めて

点数を付けられ
差を付けられ
頭悪い、能力がないと言われ
安い ....
自分が今ここにあるのは
ずっと昔に誰かがいた証明でもある
そこから続いたずっと先に自分がいて
ここに立っている

生きていても
誰かが自分を
ほめたり
責めたり
勇気をくれたり
怒 ....
○(葬式)
死ぬということは
すべてのものからの
解放である
葬式に行き故人の顔を見ると
お疲れさまでした、よく頑張りましたね
と声をかけるようにしている

○(リタイア夫)
リタイ ....
おもたい水がからだのふちに集まって出ていこうとしている
すぐに 今
扉はわたしたちの愛を肯定する
よごれたタオル 柔らかく美しい
生活の哀しさと危うさよ
夜の11時に寝て
朝の7時に起きる
昨日買った
スーパーの売れ残り100円引き
生姜焼き弁当をチンして食べる
食べ終わると
もう何もすることがない

暇をしていると
嫌な思い出が次か ....
ジャンプの得点を
時間に換算するなんて
どう考えても無理があんだろ

クロスカントリーのコースに
幅100M、深さ100Mぐらいの谷を設定して
みんな一斉に飛んで
越えられなかった奴は
 ....
生まれるといつか
死んでしまうように
忘れるから
あなたは思い出す
忘れなければいい
ずっと覚えていれば
思い出すことはない
生まれたから死ぬ
忘れるから思い出す
ならば 思 ....
チリンチリン
チリンチリン

万年飾りっぱなしの
窓際の風鈴が
北風に鳴いている

チリンチリン
チリンチリン

こころの中

フリンフリン
フリンフリン

今日子も 明 ....
I’ve been thinking for a long time, I want to change
Never trying my best, never trying so hard

 ....
くるしかったり
たのしかったり
せつなかったり
さびしかったり

ジンセイはいつも















 ....
木は
いつもじっと立っている
暑い日も
寒い日も
木は
いつもじっと立っている
風の日も
雨の日も
木は
大地にしっかり根を張り
いつも天へ向かって伸びていく
地球の重力に反しな ....
月あかりを覆いかくして
いっせいにはためく
葉影のひとつひとつ
はためきのひとつひとつが
たったひとつの音で滅する
みもふたもない音楽を
おくりつらねているから
風のひとつひとつ
月あ ....
ねむらない
夜を、つむぐ指
薄く
するどい鱗のような

きらめきばかり
零れる

ふれあわない
他人を
みすかすための
口びる
たおれる
花の
はかなさを
とうとば ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
赤ちゃん世紀ツノル2*18/2/8 17:06
独り言36集zenyam...118/2/8 15:21
アネモネの咲く日もっぷ418/2/8 11:04
ホッチキス次代作吾1118/2/8 0:36
untitledかとり318/2/7 22:10
ひらきかけの箱ただのみきや11*18/2/7 21:26
20180207_work0000@poetryNaúl118/2/7 20:32
水虫ジュク夫「頭皮オリンピック」花形新次0+18/2/7 19:07
いいに決まっている1486 1...618/2/7 18:51
薄皮饅頭藤鈴呼2*18/2/7 16:38
スパっっ。こんなもんです。幽霊218/2/7 16:25
綺麗ですよ..118/2/7 10:51
過疎の田舎村zenyam...1*18/2/7 10:41
のびていく豆苗の先はどれも、ふたばそらの珊瑚16*18/2/7 10:26
四重幽霊018/2/7 6:48
星のタトゥー本田憲嵩918/2/7 0:28
どうしようもなくならなきゃ安心なんて竜門勇気2*18/2/7 0:26
芋でも育てろ花形新次018/2/6 20:42
生かされる命電光石火218/2/6 11:57
独り言35集zenyam...218/2/6 11:43
タオルはるな218/2/6 0:36
水虫ジュク夫「暇なジジイ」花形新次118/2/6 0:28
スキーノルディック複合218/2/5 23:24
かさぶたもり3*18/2/5 23:17
風鈴2*18/2/5 23:11
最後の歌1486 1...118/2/5 21:47
いとおしかったり わずTAT218/2/5 14:30
木の沈黙zenyam...118/2/5 9:17
funeralかとり5*18/2/5 0:46
架空デトリタスむぎのようこ318/2/5 0:21

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