話しかけてくるものを
拒む理由は特に無い
だが会話には風が無い
実ばかりあって花が無い
ババアに限らないが
上昇志向の強い奴は
決して他人の為には死なない
自分大好き人間だから
他人の為に死ぬってことは
他人の為に生きるのと同義だ
そんな気更々ない奴が
政治家なり何 ....
年を取り
人間観察をする
みながうらやましくなる
そんな大人子供
山を愛する人は
美しい山の景色を
心の中に持っている
海を愛する人は
広い海の景色を
心の中に持っている
空を愛する人は
青い空の景色を
心の中に持っている
故郷を愛する人は
懐か ....
詩のことを考えながら
エアコンのファンを掃除
ファンの羽根に手が届かない
割り箸でちまちま
カビがぽろぽろ
夏は皿洗いが楽しいとされる
水遊びみたいという理由
明日は分かりにくい詩を ....
わたしの波長は沈む陽に重なり合って
ポチの波長は雑踏の音を消す
あなたの波長は銀河の渦から生まれ
冬の波長は生まれいづる幹の芽
わたしの波長はノイズのようで
あなたは綺麗 ....
何も知らない芽吹いたばかりの新芽のように
何も考えずに生きていたい
何も考えずに死んで
何も考えずに天国へ行く
不安で圧し潰されそうな日には
無機物に生まれなかったことを後悔して
喜びに満 ....
ちいさく頷きながら君が去ってゆく夢を見た
現実はそう変わらなくてなにもたくらみは仕掛けられてはいない
年老いた少女はいつも夢の花をアレンジメントしているのだろう
丘の上の孤独な愚か者はさらに ....
人にはそれぞれやらねばならないことがあるのだと思う
それがどんなことであれそこに在りそこに居るのであれば
意味が出来てくるのだろう
なにもない
こうだこう進むのだと
前がしっかり見えているの ....
言葉には勝てない
良くも、悪くも
何になりたかったのか
何になれなかったのか
鏡に収めた卑屈顔
絵に描いた平凡な庶民
腹はずいぶん膨らんだ
白髪はだいたい3割越えか
隣で誰も眠ってやしないし
ゴミ屑ばかりが積まれてる ....
兄の夢を
たまに見る時がある
5才の時事故で亡くなった
まだ自動車も珍しく
交通法規も今ほど細かく定められてはいなかった
交差点の真ん中で箱のような台に立ち
口にホイッスルをくわえた警 ....
微かに発光するその小さないきものが
水辺から自力で上がって来るのを待って
ぼくはそのいきものを
そっと両手で包み込み
彼女の言葉に耳を傾けた
[命は壊れやすく
そうして
強靭なもの
....
空に落ちて行きながら君の夢を見ている。
「あなたもちゃんと笑って生きるのよ」
君はそう言ってかなしく笑った。
さようならが嫌いな少年は無言で下を見る。
どんな本でも ....
*
街にある異郷に独り
Gaudi は私と同じ夢をみる
見つめ続ける螺旋の渦に
マグマの足どりは溶けて
故郷に横たわる公園に独り
面影と一緒(とも)に眠る
荒海を越えて辿 ....
秋のすみきった青空の下で
開店中の
色とりどりのコスモスたちの
ハニーテラスには
さわやかな風がふきぬけて
花びらが
気持ちよさそうにゆれている
特上の蜜にさそわれて ....
でかけよう わたしの異郷へ
じぶんは たぶん たぶんに じぶん以外のひととおなじ ゆめをみる
名もない木こり 漁師 だれともつながる 百年千年先の森 空 海
街にもあるかもしれない 東急ハン ....
青空を海に見立てて
中央の粒を見やる
角度によって 黄色っぽくも 見えますし
周りの色合も それぞれなので
オリジナル感覚が 広がる
鯉を突く 鷺の姿を
直接 眺めた訳では ....
静かな佇まいのその本を眺め
どうしたものかと悩む毎夜
恐る恐る手を伸ばし
紙の感触を確かめるかのように
つかみ私の近い所に引き寄せる
一連の動作を繰り返し続ける
まるで誰かに指示されて ....
調子の悪い日が続いて
隠しきれなくなる
心が悲鳴をあげて出口を求めている
抑え込まれた感情の嵐が 出口を求めて叫んでる
作り笑いもできやしない
今すぐ魔法の薬を飲んで
お布団の中に逃げ出し ....
原色が好きだ
亜熱帯のようで
故郷のようで
真夏のように明るく
子供のようにシンプル
楽園のようで
希望にあふれていて
好きだ
原色に染まりたい
....
時給1000円
消費する人生
目減りする寿命
すり減らす精神
自尊心なんて捨て置け
機械のように歯車のように
時給が上がった
価値ある人生?
不透明な未来
搾取される賃金
....
いつもの公園で待ってるから
ガラクタみたいな行進曲
ツギハギだらけの人生だ
くるまに轢かれてもラチられても
なんともならなくたって
なんとかなったって
悪意しかない ....
壁にも 空いた、うすぐらい
あることに気づかれず
探せば見つけ出すことができる
半ズボンが壁から抜け出してくる
小学校のひび割れた校舎
蹴られる背
水の張った校庭
町工場の錆びたトタ ....
寒いけれど
プラネタリウムの屋上で
星座の等級を数えていると
水鳥たちが鳴いているのか
かきむしられる尖った声が聴こえる
見下ろすと小さな家の灯り
どこに魚が住んでいるのか
家か ....
それは自然淘汰、群れを成していた僕たちが、気性の荒い一匹のおれに住みかを奪われ、そのおれは省みるに主人公などでは決してなかった人生、謙虚に生きなければならぬと道を譲り、 そのうち私になり、そもそも自我 ....
私が、モブだと自覚した記念日に、乾杯!
そうですね、きっかけはー、いま思い返してみると、あれだったのか、ぼんやりではありますが、それは主人公のように持て囃される若者がいて「きみは主人公属性だね」 ....
選挙なんてやめた方がいいと
いよいよ本気で思い始めている
俺の希望は
完全世襲制だ
選挙資金もいらないから
サラリーマンの平均給与でやってもらう
成り上がりやババアが
支配欲 ....
槍、
眼球突き刺す
空、
紫の光芒放つ
刻まれる私の運命
刻まれる世の運命
私は行き止まり
世界は進み続け
[貴女は真に美しい]
(進化し続ける意志故に)
私は言う
....
雨の匂いに誘われて
傘もささずに外に出る
空を仰いだ瞳には
雨の涙が降り注ぐ
雨音のリズムに誘われて
身体が勝手に踊り出す
靴を脱ぎ棄て アスファルトの上
裸足でダンス ダンス ダン ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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