安心やよろこびというものは

じつに居心地のわるいものだ

だから不安にもなるのだろう

不安や悲しみというものは

だれにとっても心地いいものなのだろう

だからいちいち

 ....
伝えようとした
なんども 白い指先が

――風のすべり台
    すばやくくぐって

  冷やかさ 
    保てず

      触れるや否や
   潤みほどけ

数えきれな ....
一寸先も闇だった
夜空から月も星も剥がれ落ちて
真っ暗な闇のなかに
いきなりサムライが現れて
刀を抜いてきた

人通りの絶えた道で
先を急いでいた商人は
足止めされて
殺気に身を構え ....
加害者側は親族一同
名前晒されようが
石投げられようが
とんでもない殺人鬼の
親族である以上
仕方ないっちゃ仕方ないが
とんでもない殺人鬼の毒牙に掛かって
無惨に殺された上に
連日連夜 ....
その日は朝から

私は悪魔と双子のパズルを解いておりました




けれども中々解けずにいる私を見るに見かねて

 ....
イージーオープンがイージーでない
ひとり笑って寒くなる
目が覚めてすぐ目が西陽にやられて
ちかちかしながら
インターネット動画を見続ける
朝ごはん昼ごはん晩ごはん
昨日の夜も風呂に入らなか ....
「正治、俺は天皇陛下殺しに行くで」と
僕に話しかけてきた
そのおじいちゃんの話を聞き
「今は警備が厳しいから
警備が緩くなったら教えるわ」と答えた
おじいちゃんは
「わかった、正治」と言っ ....
後何日かなと考えていたら
悲しくなっていくよね
僕の命
そして生まれてくる命も必ずあって
輪廻転生も捨てたものじゃないと思えば
この世界はいつも忙しい
ここはひとつ何もかも忘れて
詩 ....
毎日 生まれ変わっては
新しい私になる
何度でも死んで
何度でも生き返る
古い私を脱ぎ捨てて
新しい私を生きるのだ

新しい私は
昨日まで勇気がなくて
できなかったことをする
失敗 ....
顔をうつ伏せたままでいよう
もう少しのあいだ
ズルいけれど
ほんのもう少し
このままで
カミサンの小言は
聞き流そう
世話好きなカミサンは
小言好き

カミサンの小言は
聞き流そう
幸せなカミサンは
小言好き

カミサンの小言は
聞き流そう
カミサンが口をきかなく ....
ああ欲望の塊を見せるなよ
のせられて のせられて
ノボセアガル飛行船遊覧船待つことに慣れた旅人まがいの会社員
本音隠さず怒鳴られて 首
飛んだ

それを受け取ったのが叔母
捨てられて 捨 ....
船は急ぐ
港への帰路を
引き波たてて
薄暗くなった
海岸に
一つ
二つと
明かりが灯る
薄暗くなった
空の中
一つ
二つと
星が灯る

引き波が
音をたてて
通り過ぎる ....
ミサイルが空を行く
ここでは落ちないけど
どこかに落ちるのだろう

空気が冷たくて
少し湿ってる
息を吐くと白くなる
まぶたがひきつる

バイクの排気音が空気に混じる
枯葉が風に流 ....
人はそれぞれに明日を抱えている。
その比重に耐えられなくなる夜もある。
しかし海底に光り輝く星明りを頼りにし、夢も見る。
あなたが希望の星だから
私はここまで歩いて来れた。
行き着く先がどこ ....
今日も美術館に行った


そしたら
またあの子に会った
いつ見ても綺麗だ

美術館の良いところは
展示されている作品
だけではなく
全てが、そう
窓も階段も案内版さえも
清楚に ....
一日一日が宗教の煙で見えなくなって、あっぱらぱーになるんや。どこまでもどこまでも宗教に飲み込まれて、無が体をつんざいてブッ飛ばされて知らん顔して悠々と歩くんや。
仏教徒の為に道を開けろ、身体の中ぶち ....
わたしはきみに
食べものをあげたい
それもできるだけ
おいしいものを選んであげたい
おなじ食べものなら
おいしいほうがいいもの
すこやかなカラダに役立ったり
役立たなかったりしてもいい
 ....
男の何かと

女の何かが

一つになり

とっても気持ち良い

呼吸をすると

女の何かを感じる

内側が満たされている
 て・き・べ・ん

             邑輝唯史

丁寧に入れた人差し指を肛門の中でくねくねさせて
気持ちいいものだと思っていたら
息を吐いて次は息を吸って言われて
これはもう陣痛 ....
心震わせるものがあって
体動かさずには居られない

どんな苦しみの中でも
心震わせるものがあって


 君たちが飛び跳ねると
 根拠もなく元気がもらえて

 君が涙すると
 愛を ....
眠れない夜には
好きだった歌を口ずさんでみる
眠れない夜は
無理に眠ろうとしないで
夜がふけていくのを楽しんでみる
明日が辛いからって 眠らなくても大丈夫
なるようにしかならないんだから
 ....
枝の隙間を埋める
幾つもの とろけそうな太陽

光が集まると
何か 楽しいことが やって来る

子供心に わくわくしたことを
今 こうして 思い出してる

ねえ 見て?
お正月 ....
夢の中で考えた
避けることのできない死であれば
死を迎える心の準備をしなければならない
死が前もってわかっているということは
迎える心の準備をしなさい
ということである
死を迎える準備とは ....
閉鎖病棟のお昼ご飯のとき
彼女はとうとつに、異国の歌を囀りだした
お父さんとお母さんの赴任先の香港で
メイドさんのを覚えたという

薄い月の浮くお昼間みたいな
あかるい声

わたしと同 ....
新しい仕事が決まり
黒い服の人の群れの入りまじる 地下鉄の
創作的な外資系企業のビルの並んだ駅から歩いていく
新しい街に通いだした 僕がいた 


まだ肌寒い朝 立ち止まること無く 僕も
 ....
イ草の匂ヒは昔から
得意ではなかったの、と
小さく呟いた蟻ん子が
畳の隙間で隠れん坊

絶景からも 借景からも 隔離された
清き空間に 注ぐ液体 それは 透明な水
真ん中に甲羅があっ ....
(警報音)(警報音)

明けない夜がくる
明けない夜がくる

銀の鍵の門番、
処罰者は黒い外套をひるがえし、
夕凪のあとをついてくる

桜の国に風が吹く。

黒い……

光… ....
項垂れるとはどういうことか

なにごとにも失望なんてしていない
恥ずかしいなんて思っていない
羞恥心など持ち合わせていないのだろうか

力なく首を前に垂れてしまうのは
いつからだろう
 ....
僕らの生身の魂は

今も1996年の京都にある

蛸薬師のビブレの屋上に置いてきたんだ

そこに黄色いロフトが建つ前の話だ

飛 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
人生に意味など吉岡ペペロ417/11/15 22:26
嘘の種ただのみきや14*17/11/15 22:26
断崖こたきひろし217/11/15 21:00
被害者家族にはなりたくない花形新次117/11/15 20:51
川向こうの大火 2TAT1*17/11/15 19:01
イージーオープン奥畑 梨奈枝417/11/15 18:34
おじいちゃんの密談鶴橋からの便...417/11/15 12:59
たまにはベンチに寝転んで乱太郎517/11/15 12:17
生まれ変わる無限上昇のカ...217/11/15 10:13
下向きな気持ち坂本瞳子1*17/11/15 9:19
小言zenyam...117/11/15 8:32
20171115_work0000@poetryNaúl017/11/15 8:31
防波堤の暗転北村 守通217/11/15 0:59
落ちてしまうopus117/11/14 21:43
今日の岸辺マリア・ブル...017/11/14 21:36
美術館の恋しょだまさし217/11/14 21:30
宗教中毒moote017/11/14 19:31
どうぞお食べ若原光彦2*17/11/14 19:15
何かが一つmoote017/11/14 16:44
て・き・べ・ん乱太郎817/11/14 14:03
信じることができるか狩心017/11/14 13:10
明日は明日の風が吹く無限上昇のカ...217/11/14 11:23
太陽の実藤鈴呼017/11/14 10:23
終活zenyam...017/11/14 7:32
カナリアの宝石さがし田中修子3*17/11/14 0:33
Road in Akasaka番田 117/11/13 23:24
橋に映る景色藤鈴呼017/11/13 22:51
宵をゆくもの高原漣017/11/13 21:36
項垂れるということ坂本瞳子017/11/13 21:24
11月TAT217/11/13 19:56

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