私が、モブだと自覚した記念日に、乾杯!
そうですね、きっかけはー、いま思い返してみると、あれだったのか、ぼんやりではありますが、それは主人公のように持て囃される若者がいて「きみは主人公属性だね」 ....
選挙なんてやめた方がいいと
いよいよ本気で思い始めている
俺の希望は
完全世襲制だ
選挙資金もいらないから
サラリーマンの平均給与でやってもらう
成り上がりやババアが
支配欲 ....
槍、
眼球突き刺す
空、
紫の光芒放つ
刻まれる私の運命
刻まれる世の運命
私は行き止まり
世界は進み続け
[貴女は真に美しい]
(進化し続ける意志故に)
私は言う
....
雨の匂いに誘われて
傘もささずに外に出る
空を仰いだ瞳には
雨の涙が降り注ぐ
雨音のリズムに誘われて
身体が勝手に踊り出す
靴を脱ぎ棄て アスファルトの上
裸足でダンス ダンス ダン ....
地平線にキリンの首
水平線に鯨の潮
自滅願望を含んだ瞳でピアノの譜面
見て
ほら
キリンに胴体はないでしょう
鯨に実体はないでしょう
あなたと私は霞むでしょう
森林の奥深く ....
数をかぞえて川まで来たよ
回転木馬は考える
きみはガリガリ苦しくて
きっと神さま軽蔑だ
かんざし付けた観光ガール
カード片手にガイドする
こちらにござるは金華山
来る日も来る日も ....
うまくいかないことばかり
悩んだり 愚痴ったり
戸惑ったり
なさけないけど
こんなもんさ
今夜も酒のんで
よっぱらって
憂さ晴らしてる
まあいいっか
愛する家族に ....
テンションの上がらない朝
何をやっても上手くいかない
ルーチンワークを片付けるのも面倒くさくて
気乗りがしないまま時間だけが過ぎる
心臓の鼓動も聞こえない
ビートが足りない
ビートが足 ....
紅葉の時期で
山小屋は超満員
「布団一枚に二、三人になります」
と受付で言われて
泊まり客どうし心配しあっている
昨夜も泊まった人が
「昨夜は三人だった」と言ったので
「それで眠れました ....
旅に出ると
詩が生まれる
人との出会い
風景との出合い
想定外の出来事
予期しなかったトラブルなど
すべて詩の源泉だ
電車に乗っているだけで
詩が生まれる
もっとも僕ののは
単なる ....
自転車のライトを
盗られました
さてさて
どうすべきか
犯人を憎むべきか
自分の落ち度を
悔やむべきか
たぶん
どっちでもないんです
達観、でもないけれど
失うことも
あ ....
最近、セレモニーピアニストの仕事を始めた。
葬式で霊がつくと嫌だという理由で、霊媒体質の彼女が電話にでてくれなくなった。
つらいがしょうがない。
私性という存在しないもの。
あ ....
この街に雨が降り続けて沈んでしまえばいい。そうすれば大嫌いだった中学時代の思い出も魚の餌になって成仏してくれるかな。海底に落ちてきた僕の肉体を見て魚たちはどう思うだろう。きっとこんな醜い生き物が地上 ....
本を開いている腕の先ある それはなんだ
窓から漏れてくる触覚
解像度を改良するために黒々と磨かれた道具類を眺めつつ
だがここには残されてない別の解を探るために
努力が足りないのか
家庭が悪いのか
行政が悪いのか
国がやるべきことをやっていないのか
貧困問題もそうだが
秘密保護法問題にしても
じぶんには関係のない話だと
....
ポツリポツリ
空が泣きだした
秋の訪れは
コンコンと窓を叩き
寒さは夏を吹き飛ばす
ポツリポツリ
私も泣いた小さく泣いた
傘を待つのに誰もいないから。
わたしはあなたを想っている
いついつまでも
先の見えない暗闇の中でも
あなたを想えば光など欲しくない
あなたの影は緑に縁どられ
美しい横顔は
歪むその時でさえもわたしを捕らえた
夜道 ....
他人に迷惑を掛けない
自殺の方法として
最近私が自称詩人に
お薦めしているのは
獣害自殺です
まずマタギが暮らしている
山を見つけます
そして山に入ります
このとき、あまり奥に入り ....
ババアがダメだと思うのは
すぐに勘違いするところだ
実は世の中の一人として
ババアに価値なんか
感じていないのだ
それが政治家だろうが
自称詩人だろうが
女流と名が付いて
尚且 ....
あんまり心体しんどくて
行き場を失い裸になる
そうして編み戸から入り来る
秋風ひんやり肌に浴び
生きてるなあ 生きてるなあ
俺は自分を取り戻し
静かに目を閉じ胡座かく
何処にもいかず只此 ....
俺は
世の中にはびこってる
嘘やホントの
どっちがどっちでも本当にいいから
ロケットマンでも
老いぼれた犬でも
どっちでもいいよ
スイ ....
子どもにとっては最初から親だが
親は初めてその子どもの親になる
親は職業ではなく職人だと思う
子どもで生きていくのではなく
子どもで生かされていく
成功して欲しいより
失敗しないでほし ....
ロケットが発射
ミサイルかも
空を焼く音
宇宙に突入する音
悲しいかも知れない
張り裂けそうかも知れない
ぼくの敬愛する首領様が
世間では狂人扱いされたり ....
あの人に両肩をつかまれて
力いっぱいゆさぶられた
あなたはなぜだれもあいさないのですか
見上げると空はただただ青かった
きっと光がまぶしかったんだ
あたしはしっかりと目をつむった
....
少し広めのベッド1つ。
どこかの旅先。2人の初めて。
2人のひみつ、分かち合って
それは、とてもとても
変な別れ歌。
と寒い波にさらわれた、
始まりに(しずく)が
落ちたら、堕ちてい ....
いくつかのブラックホールを超えて
僕の船は宇宙を漂っている
星はきらっと輝いたかと思えば
それは一瞬のきらめきであり
あとは黄銅色の鉱石が漂う空間だった
宇宙に風はないというが
少しだけ風 ....
味噌ラーメンには
ウィンナーとナスが入っていた
土曜日の昼餉に
私はシークァーサーの枝が
伸びに伸び
増えて行った葉も
揚羽蝶の幼虫に
大半は食われてしまったと
思い知らされた
コー ....
ジョディ、おまえが産まれたのは
数十年に一度の月が太陽のように夜空で燃える
八月の終わりの夜だったね
いま、開け放たれた窓から見える月は
あのときのものほどではないがそれでも
やさし ....
藤浪が苦しんでいる
若い才能が
壁にぶつかって
もがく姿を見るのは
とても辛い
例え巨人ファンの俺であってもだ
その一方で
自称詩人が
相変わらず能天気なアホ面をして
クソつまら ....
アフリカの仮面の下で夜が流れていた
どぶ川で切った足から火の霊が入ると
真っ赤なオタマジャクシが身動きできないほど
か細い血管を遡り小さな手足を生やして泡立った
新月と時計の針が向かい合う
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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