ここほれ
と背中がつたえてくる
今のお前の生き方
じじばばに見せてやると
{引用=即興ゴルコンダ より}
不毛な恋の戯れは終わった
人生の正午が満ちるとき
実り多い複雑な愛に包まれる
孤独を競い合った仲間たちも
今では社会の不可欠な成員で
もはや孤独でいることが許されない
すべてを失っ ....
私の感性は 多分あなたの感性とは違う
私の心に響くものは あなたの心に響かなくて
あなたの心に響くものは 私の心に響かない
人それぞれだから そんなものなんでしょう
自分が絶対的に正しいと ....
今日は
天気がいい
有り難い!
有り難い!
今日は
カミサンの機嫌もいい
有り難い!
有り難い!
我が家の幸せは
天とカミサンから来る
秋は
秋の楽しみあり
秋は
秋の苦しみあり
春は
春の楽しみあり
春は
春の苦しみあり
夏は
夏の楽しみあり
夏は
夏の苦しみあり
冬は
冬の楽しみあり
冬は
....
今はもう正直に告白してしまうが
私はあなたのようになりたかった
じぶんの思いが大切で
花火のようにことばをみんなにぶつける
本当の自分を押し込めることなく
イヤなことはイヤといい
うれしい ....
「いまは寂しい色をして
小さな声で泣いている」
もっとじぶんのこと
甘やかしてあげればよかったのに
あのときあなたがやさしく心を
つつみこんで抱きしめてくれなかったら
きっと冷た ....
わたしもそれなりに
大きな別れを経験したことがあるけれど
それらすべてに共通しているのは
ライオンがいた、ということだ
動物園が舞台であるわけでも
....
多摩南野に吹く風が透明度を増してゆく。
秋が季節の扉を開ける。
時の歩みに歩幅を揃えると、
あっという間に歳をとる。
嬉しい時、私は笑う。
悲しい時、私は泣く。
楽し ....
過疎化が進み
廃校になった小学校
その使い道を話し合う
地区のイベントや
グラウンドではゲートボール
地区の人の憩いの場所
自由に過ごせる場所
廃校の使い道
地区の活性化に ....
リンリンリン!
と鐘の音がうるさい
目覚まし時計に
起こされて
ねむたい目を
こすりながら
窓をあけると
さわやかなかぜが
ふきこんできて
そのドアをひらいて
....
鳴り止まない波の音
ずっと静かに続いていく
何も内包しない
期待しない
唯々続いていく営み
海は静かに続いていく
静かに静かに続いていく
私は、今までの私を切り離します。
今までを捨てます。
そして、新たな私を始めます。
昨日までの私は、飛び降りて死にました。
私は、今から自由です。
何をしても良い。
切り離した私は、もう存 ....
出島バイパスを抜け
芒塚を過ぎたあたりで
今夜が満月であること
思い出し見上げてみた
トンネルを抜けて
帰ったら何か一節
詠えるような気になって
アクセルを踏み諫早を越え
大村 ....
素敵なお庭だったわね、
あのお家。
こんど伺うときは
ちゃんと
こころを持って伺わなくっちゃね。
そうそう、
ほんとうに失礼しましたよね、
あれほど喜んで迎え入れて下さるなんて
....
ピカソの絵みたいな顔の人が映るから
「嘘つき!」って
テレビに向かって
怒っていると
猫が足元にすり寄ってきた
にゃー
「にゃー」じゃないよ!って
猫にも八つ当たり
ったくどいつもこい ....
世界は驚きに満ち溢れているのに
何の感情も生まれない
世界は美しさに満ち満ちているのに
何の感動も生まれない
自分の生死にさえ無関心で
命を天秤にかけてしまう
ゆらりゆらりと天秤は ....
所謂イタチの最後っ屁のことではなく
おそらく万年ノーベル賞候補が
歯ぎしりして悔しがったであろう
今年度ノーベル自称詩賞を受賞した
在日ペルー人バルガス・サトウ氏の
代表的自称詩集
サ ....
【全国‐同姓同名辞典】によれば、
栄えある1位は、
田中実さんである。
鈴木実さんは、惜しくも3位。
せっかく名前が実であっても、
苗字が田中と鈴木で大違い。
どうせ ....
舟よ出帆せよ
独り魂の旅へ
強く強く己を保ち
震え震え嗚咽し
舟を出帆させよ
広大無辺の大洋へ
久々に暖房の入った喫茶店
お喋りの花が咲く
私は無言で聴いている
ざわつく人々の楽 ....
ロックって何?って訊かれたから
私を動かすエナジーだと答えた
止まってしまった心臓も
ロックのビートで動き出すんだ
笑い転げていたけれど
本当のことだよ
少なくとも私の心臓は
ロック ....
あれは
だれかを
思わせる夕焼け
非常口から
眺めていたっけ
ベランダからも
眺めていたっけ
心の窓が
開いていたっけ
絵の具がこぼれて
しまっていたっけ
わたしらを造っ ....
空が鳥を食んでいる
大地が樹木を食んでいる
愛が私を食んでいる
口腔を歯磨き粉で満たせば
ガス室での緊張
その後に訪う弛緩が
菌と異国の灯火を
消失させるだろう
何枚もの便 ....
山小屋で隣どうしになったオジサンの話である
北アルプスの高い山に初めて登ることになったので
登山専門店へ服を買いにいった
口ではうまく言えないので
今持っている服を持っていった
そして高山用 ....
肌寒い夜
ケータイであなたの声を聴く
長い沈黙のあと
「疲れた」
と、言った
何かが欠けている
と
思ったら
月か
夜が暗くて
秋だなと思う
誰も居なくて
夜だなと思う
寝静まった街は好きで
澄んだ空気に自由を感じる
でも
何でも出来るのに
何も出来ずに
人生だな、とか思う
通り ....
special pink sky
特別な夜のありがとう
special pink sky
特別な夜の愛してる
聴いてる? 知ってる
蹴るよ 感動する このココロ
投げるよ 叫ぶよ 嘆くのは ....
ごめんよ。
みんなごめんよ。
各方面に頭を下げる。
首吊りって。そんなカタチ。
死んでも詫びているんだ。
責めないでやってほしい。
ね、ころがる土のやわら、かさかさ、さして枯れ草に、お、ちる影のはな、つけて、に、おいすぎる、肩、ハ、かがないのは儚いでしょうか細いあしがない土を掘り起こす私を夢に気づかせたのはひとでなし臭い、 ....
街に出れば楽し気な人々の群れ
私は はぐれて1人で歩く
お洒落なカフェでお茶をして
ショッピングバッグを置き忘れる
約束の時間はとっくに過ぎても
恋人からはメールすらこない
誰も私を愛 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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