美しい桜は子供たちだ
しかしカメラのメモリーには
扉ばかりが写って居て
警察を呆れさせる
俺の胸の皮膚が突き破られたのだ
二回も破談になるお見合いに
猫もあきれたのだ
昔とは違う
たっ ....
僕は原宿のいつもの喫茶店にいた
sと そこで 僕は待合わせた
真夏の蒸し風呂のような風景の中で
sは そこで 僕のことを待っていた
アイスジェラートを頼んだ 僕は
sと二人で 外の ....
ショットガンで頭を撃ち抜く
それが会計の合図
「Have a nice day!」と
僕の血を浴びたキミは笑顔でやってきて
テーブル上の僕の赤に 真っ白な羽を落とす
明太スパゲティ 49 ....
文字の海に溺れる
すべて かつての
少年少女
酔い醒まし
夜を仰げ
幾百の
まなざしは
三日月を交わし
空たかく白色にまぐわい
しいか宿る卵から
乱反射する
燦燦の
万 ....
胃癌になって、
さまざまなメッセージをもらった。
⒈あなたは、その肉体でしか生きられないのですよ。
⒉今を一歩引いて、見てごらん。感謝や幸せに
どれほどかこまれ恵まれていたか。
....
夜の月光に
静かな羽根がやさしく舞います
てのひらを胸にあて
赤い血のつながりを確かめます
メガネの少女をいつものバス停でみかけました
そのときのその心には、
けっして忘れない ....
最期の一呼吸まで
悪戦苦闘しながら
生き抜いてやろう。
意味あって与えられた命なのだ。
エアコンを止めて
窓を全開にした
生ぬるい風が頬に触れ 髪を揺らす
少女の頃の感覚と夏の匂いが
ふわりと迫り
床に寝転ぶ
落ち葉を踏むと
くしゃみをするから
肺が潰れて
壊れてしまうね
折り重なった
体をかばい合い
伝染病のように
死んでいく
同じ顔をした
違う命に
秋という音が
渡される時
....
あの頃棲んでいた借家には夜な夜な鼠が現れた。
一匹だったけど煩くて仕方ないから薬局でネズミホイホイを買ってきた。
俺は「ゲゲゲの鬼太郎」の中で鬼太郎よりもねずみ男が好きだった。
彼は世俗の象 ....
その光、その色
ジェラシーに似てる
太陽の末路
心にも沈める
海があったら
こんなにも熱く
燃えたりはしない
鍵穴から
ねじ込んだ想いを
君は受け取って
くれなかったね
あれ ....
側溝に流した葉っぱ
ボクと枝分かれした航路を川の方へゆらゆらと
側溝に流した今日
ボクと枝分かれした時を昨日の方へゆらゆらと
側溝に流した葉っぱ
ボクと枝分かれして青い海へとたどり着 ....
ぼくにもキミにも二つの人格があってさ
二重人格とかそんなんじゃなくて
星のゆりかごに揺られながら
人は二つの人格をそこで宿すんだ
ぼくにもキミにも二つの人格があってさ
二重人格とかそんな ....
500円コインで販売している未来の事
3分先の未来情報
競馬場で入手できれば
紙吹雪の中で、ほくそ笑む自分を見る
1億円で販売している未来の事
10年先の ....
星の死がいつまでもうつくしいってのは
人間のかんかくで勝手にいっているだけで
おなじ星同士からみたら
けっきょくねえグロテスクきわまりないだろう
人間はいろんな色やひかりに
わりあいなんでも ....
おぼろげな夢のなかで
おまえは踊りはじめた
おざなりなワルツのプロローグ
おぼつかないステップの羅列
金属のような月明かりが
照らす板張りの床のうえで
同じリズムが何度も、何度 ....
笑うのにも
エネルギーがいる
口角を上げるのにも
努力と練習が必要
気が付くと
みんな同じ表情をしている
泣くこともなく
頑張りを見せることもなく
日々を受け止めて
言い ....
君が、ひどくカッコ悪いおじさんになってたらいい、って思う
あの頃の面影もなく太ってハゲちゃったりなんかして、肌もガサガサで…
そんな風なこと考えてちょっと愉快になって笑ってしまうあたしは嫌な女 ....
どれだけ愛に幻滅しても
どれほど裏切られて
傷ついたとしても、
あなたが
あなた自身の
愛のすべてを誇れるように
抱きしめられるように
心の根底に決して消えない
愛が、だれにもある
....
滲んで光る月の下
背中にある声は優しくて
瞳を閉じて闇の中
あなたの胸に落ちてゆきたい
鉢植かってすぐ枯らす
屋台の金魚すくっては死なせるみたいなりぼん型につくられて売ってある帯の醜さ!
提灯の影のいちばんうすいとこめがけて投げたみずふうせん
いつまでもごむのにおいが掌にのこっ ....
カジノ反対ってさ
嫌なら行かなきゃ良いだけだろ
一週間に一度は行くのが
義務だってんなら
俺も大反対だけどさ
必死に反対すんのが
いまいち分からない
ダービーの日に
府中でデモして ....
後悔したときは、
後悔に苦しむ
自分を許してあげましょう
だれかを憎んで
腹が立つときは、
仲良くなりたいなと願って
許しましょう
自分自身が許せないときは、
自分が自分を愛し ....
立っている
風のないブランコの上で
身体に巻き付けた鎖の鎧
もう抱きしめたり出来なくなった
誰かの抜け殻に熱を上げて
錆びた鎖には映らなかった
思い出の日々を揺らし始める
砂時計 ....
熱風が吹く夏の午後
僕は木陰に座っていた
何一つ考えることなく
ただ予感がヴィジョンを結ぶまで
草木が揺れ
積乱雲が流れ
風景は異郷と化し
一日も百年も等しくなって
裸の少女が夢見 ....
紙に描いた仮定の人物の横顔
その輪郭線は自分の顔だと主張して
パズルのようにピッタリ向かい合う
二つの概念
対義ゆえに二人ひとりの正面画のよう
口付けを交わし続ける恋人たちのよう
その愛は ....
氷が溶けて鳴る
その音に瞼をひらいた
汗をかいたグラスにジンのなごり
君の香りを撹拌する空調
目覚めぬそのまぶたを震わす夢に
嫉妬しながら氷をつかむ
さあ グラスにもう一杯の媚薬
蜥蜴み ....
○「弱肉強食」
強いものが
弱いものを食うのではなく
悪いやつが
やさしいものを食う
○「人間関係」
悪意はすぐ伝わるが
善意はなかなか伝わらない
○「大型店」
広い駐車場に ....
壊れるから注意
壊れたから注意
壊したから注意
壊されたから注意
ワレモノ注意
我のモノ注意
心を壊そうとモノを壊す
壊れた心がモノを壊す
ワレモノ注意
我のモノ注意
....
無意味に星が光ってる
無音の中に光ってる
無意味に地球がぐるぐる回る
特に変わらず回ってる
だから無駄にブルブル言わせて走る
無駄にでかい声でしゃべってる
にいちゃんねえちゃん ....
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