数える羊はいなくなってしまった
眠れない夜は 眠れないままに
するといつの間にか
読み取れない地図が心に忍び込んでいた
さびしさを塗る潰す色は静寂の絵の具箱の中にある
かもしれなかったが ....
24時間換気の音がうるさくて眠れなくてここに来てる
ひとことダイアリーを見返して思った、俺 ほくろ好きだなって
初恋の子も白い肌に小さな点があって
だから好きになったわけじゃないけど可愛く見えた ....
燃えている
私の魂が
寿命を蝋にして
燃焼している
輝いている
精神が輝くものは
その目を光らせ
その目を光らせるものは
その世界を光らせ
その世界を光らせるものは
鬱屈をかち ....
今日は資材置き場の東側から
帰って来た
何時もは西側からだ
すると家に帰ると
家の東側の駐車場で
新しく契約した人が
私の叔母に当たる人と何か喋って居るのが
ビビンバチャーハンを食べ終え ....
誰もいない小川に
僕が 釣り糸を垂らしていたのはいつだろう 小川に
冬のある日 釣り糸を
しかし冬の日に小学生だった 僕は一人だった
だけど 今でも僕は川に釣り糸を垂らしてはいる ....
「ママがパパがいないからごはんもせんたくもらくちんでいいというからパパのこときらいなったのときいたらわらったの だからわたしはママをおこりました でもよるトイレにおきたらママはテレビのよこのパパのしゃ ....
僕はまっすぐ歩いているのに
人にはまったくそうは見えない
足をひきずり
右へ左へ
だけど僕はまっすぐ歩いてる
だれかが僕を評価する
価値が無いとかおかしいだとか
僕はそれでもまっ ....
霧島の硫黄山が
250年ぶりに噴火した
硫黄山を源流とする長江川から
基準200倍のヒ素も検出された
これから田植えの時期だが
川の水は使用禁止になっている
またその下流の川内川でも
大 ....
皮肉をいわなければ死んでしまう貝があって
それはそれで良いだろう
まっすぐな誤解はいつも答弁を
許してはくれないから
せめて僕を許してくれないか
家を売らなければならないヤドカリ
....
本なんかを好きにならなければ
きっと
友達をたくさん作って外で遊べたはずだ
本なんかを好きにならなければ
きっと
浮かれて騒いで楽しく生きていけたはずだ
本なんかを好きにならなけれ ....
街は、あなたが必要です。
かたあしで立つと、揺れる街
みあげればみえる
幾千幾万の銀河系の白い糸の模様たち
星座となのる用意があるものたちです。
街の灯が深く味わいもされず ....
長い道を歩くのは
そのさきに本屋があるからさ
首輪のない猫たちが
僕を追い越していく
光の指す場所を
指差す子どもたちが
公園の水飲み場で円卓を作ってる
濁った水がいくつか
....
ここに詩に依存している私がいた
二十四時間 年中無休
頭のなかには詩が虫のようにわいて止まらない
耳から眼から 口からも
詩の虫は侵入してくるから
もう手に負えない
負えなくなったから ....
解熱剤はきかなかった
静かな熱
夜が明ける手前
雲の形が認識できるまで
寝返りを打つ体力も残っていない
生まれてから
今さっき
窓にぶつかって落ちた
カナブンのことまで
順番に思い出 ....
顔面は悪いアンパンマンだが
髪型はどっからどう見ても
食パンマンだ
オバサンパーマで
威厳とは程遠い
風貌だった親父を
反面教師としつつ
後頭部の刈り上げに
巨大な瘤があって
一 ....
○「親子げんか 口が悪いのは親ゆずり」
○「親子げんか わが子と思えばついむきになる」
○「親子げんか クソババア!クソガキ!の応酬になり」
○「親子げんか 夫はいつも知らんぷり」
....
暗く清い女の子だった
こんなに、水のように柔らかい裸足では
どこへも逃げだせないだろうと思っていた
彼女は星の連なりを蹴飛ばし
夜の幕を裂いて、去った
綺麗な笑顔の残像は流れ星のよう ....
喜びと悲しみが混ぜ合わさって
無と自信にみなぎっている
内に幸福がある
その幸福すらも飽きるのは人間であるから
何も求めない
善なる光に身をあずける
怒りのない人生などない
....
ららぽーとに、お買い物に行くと
優しい気持ちになれる。
終わらない日々の暮らしの水の流れは
ゆっくりと、でもかくじつに、
私をなにも持たないお手軽なストーリーに
スキップす ....
あたし
今日は割と正常に動けたけど
明日どうなるかわからない
消耗して故障して
ジャンク品になるかも
ジャンク品になったら
誰かの部品取りになる
誰かの観賞用になる
何かの実験用に ....
「あたしジャンク品よ
故障品で保証なし
動作不能の恐れあり、返品不可よ」
「現状のままってことか」
「そう、期待されたことはできないの
でも、引き取りてがないのも事実よ」
....
1.
小鳥の声で
目覚める季節
新たな気持ちで
街に飛び出し
行き交う人の
笑顔に触れて
私はナイフを
握りしめた
傷つけることは
刻みつけること
私を
焼きつ ....
右手をピストルにした
銃口は人差し指の先 中指が引き金
銃口を自分のこめかみに当てた 躊躇わずに引き金を引いた
バーン
銃声を口で声にした
死んだ真似をしたら 胸の隙間から冷たい風が吹き込ん ....
春は
どんな味か
東子さんという人がいた
はること読む
読書好きの父親がつけた名だそうだ
和歌とシェークスピアが大好きな人だったがある日
蒸発した
一箸の若草色
おめでとうなの ....
探すことに倦んだ僕を横たえる
腕をつかむ彼らが告げようと口をひらく理由は何だろう?
冷たい壁が生えている丘の向こうから
元気が出る歌とやらを試されている
いや吟味されている、いや選別されて ....
惑星が暮れていくころ
水たまりが1つだけ
水の中
水の色
惑星が暮れていくころ
新しい日差しが充電をはじめてる
父はとても厳格な人で
私達姉弟が幼い頃は
「男が泣いてもいいのは
親を天に見送る時だけだ」
と言って泣く弟を叱っていた
今、泣いている弟と母に
挟まれる形で立つ
その父親の頬に
涙 ....
落ち込んでるときに、
自分も嫌いになって、
何もかもが嫌になって、
胸のあたりも苦しくなって、
何をどうしても起き上がれなかった。
そんなとき普段はしないんだけど、
....
1.
あなたが私を
好きだって
知っていたのよ
私は何とも
思ってないけど
お金になるって
聞いたから
キスして欲しい
キスして欲しい
思わせ振りに
瞳を閉じて
....
ドキドキをありがとう
乾いた心に潤いくれて
脳内物質ビシバシ分泌させてくれたあなたにサンキュー!
待ち合わせの約束なんてもう何年してなかったかしら
少女のような私の心はずっきゅんばっきゅん ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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