死人にビスケットを持って会いに行く
後悔とかがないライフスタイル
一人ぼっちじゃないんだろね
金くれ
見つけあった街に戻って
やり直しを終わらせる
ついに勃発したゾンビ大戦
ゾン ....
皐月の風は 空色に
そして ひかりは 海色に
染まり上がって おりました
町のはずれの 広場では
森のからすが 飛んできて
子どもが 作った ....
うっすらと浮かんだ額の汗に
太陽と雲が逆さに映りこんだ
霧島から噴煙が上がっている
牛たちは
寝そべったり
エサを食べたり
思い思いに過ごしている
鴉に啄まれた
タヌキの死 ....
手が凍えると
少しでも 温めようとして
両手をこすりあわせる
身体が凍えた時に
おしくらまんじゅうをした
子供時代を思い出す
足が震えたら
地団駄を踏んでみる
足元の氷が割 ....
かろやかに壊れゆく春の記憶は
描かれた風景に変換されて
消えてゆく
ひそやかな時はうつりゆき
しろい指のかたちだけがのこる
春が終わってまた誰かの消息をたずねる
夏が終 ....
君の声が届かなくなってから
ありふれた愛の言葉を避けて
世界を逃げ回るよりも僕は
耳のない自画像を描いたよ
アンテナが折れたテレビのように
白黒の雨が身体を濡らし
全てを閉ざした心もい ....
眠るみたいに死ねたら理想
死んだみたいに眠れたら理想
もしかしたら
必死に墓穴を掘りながら
墓穴を掘るために
生きているのかもしれないんだぜ
だとしたら滑稽
可笑しくて泣けて ....
そしていくつか孤独になる
ぼくだけが泣いてなかった
頭とか目とかサランラップ
ぐるぐる巻のサランラップ
体を動かしても上手くいかない
感謝が足りないことぐらい分かって ....
考えてみたらあたりまえだけど
詩をかくひとにも
なにかしら毒のようなものをまとう
ひとがいた
目立ちたいひと
偉くなりたいひと
人を貶めたいひと
なんだか
スンと
さみしいき ....
車窓。うつりこむ向こう側。
透き通った淡い光は流れている。
空の輝いてしまう星空が流れるから、
唐草に巻いてぼやけている。白む。
遠く波打つ一線は、静かな漁り火。
それは海岸 ....
波打ち際に僕は佇んだ
俺の口元はオヤジのそれであった
おまいら、馬鹿みたいに、、、
そして彼は何処かへと消えさせられる。
ある時は彼は暗い箱の中
またある時はギラギラ ....
もう一年が経ちますね
文通の始まりの季節が
花水木の頃でしたから
一日たった三行の文通を
提案してくれたのは
あなたの方でしたね
そうでしたね
気が短いので次の便りを
待ちたく ....
天は雲から雨を紡ぐ
恵み災い七重八重
おぼろ単衣に織り上げて
過ぎ去る盛り嘆いてか
逝ったものを想ってか
俯く{ルビ顔=かんばせ}つめたく包む
想い溢れて七重八重
火から滴る ....
まウちメあアわワせセ
おオとトとトいイのノ
じジゆユうウにノじイ
もハよキりチえガきエ
まリちョびウとアはシ
こモなツいレこテとタ
しハっシてッたテわタ
こコいイびビとトのノ
てナいヲ ....
真夏は
シャーベットが
ありがたかった
ザクザクの路面で
そんな日々を
思い出す
ギザギザの心は
まるで
氷柱みたいに
心を 射抜くから
少し 温まる頃
陽光に充 ....
俺達小農は機械貧乏さ
狭い田んぼに大型機械が
窮屈そうな顔して動き回る
鳥獣対策の柵の中を
窮屈そうな顔して動き回る
1年に半日しか使わないのに
何十万もする種蒔き機
1年に1日しか使わ ....
あれくらいしないと勝てないのさ!
俺達や勝つことが至上命令なのさ!
勝てば官軍負ければ賊軍
結果がすべてさ
ふだんしてない奴がやるから
ばれるのさ
いつもやっている奴は
もっと巧妙さもっ ....
一点の曇りない空から 一点の落下物
一羽の鳥が著しく体調を崩して飛ぶ力をなくした
深い河の水面は細波 そこに落ちて水没した
河に架かる鉄橋 電車が渡っていく
満員の車内で扉の近くに立ってい ....
溶けそうなキスしたら
逢えなかった時のモヤモヤが
完全になくなった
あなたは魔法使いだね
私の心の状態を整えてくれる
キスは甘いほどいい
心にダイレクトに浸透する
愛に身を委ねる ....
唇が羽ばたいて美しい言葉を吐くとき
肺が搾る情熱の{ルビ泡=あぶく}は音をかき鳴らす
心臓の歯車が{ルビ描=か}きなぐる視界のそのずっと奥まで
背中を押し続ける真実が、今キリキリと君に発火する
....
星の光が時を教えてくれる。
まだ1週間もたたないから
山頂から見た星をおぼえている。
夜風はまだ少し冷たくて、
あなたは小さな声を、
(寒い)
僕をみあげてそっ ....
壊れた
涙腺の
泣けない宙吊りの私
失った
良心
痛まない恐れ知らずの私
人の様で人でない
助けを求める
誰に?
結局は単細胞 原子の造りだす脳の
....
「自称詩人は
忘れられることはない
だって
誰にも覚えられていないから」
それについては特にない
どうでもいい
本当にどうでもいいんだ
寝たきりだか
立ったきりだか知らないが
....
1
夏とともに
現れるあなた
アスファルトの照り返し
眩しいほどに
額に滲む汗
そっと手で拭うと
ノースリーブから覗く
ディープブルー
あの衝撃が
私の時を
止めたままに ....
伸ばした髪が肩に届く頃
もう一度だけ君に愛される
そんな不確かな夢を持て余し
充電はいつも満タンにする
新しい発明の名の下で
思い出の続きを生きられるなら
誰よりも早く走って行くから
....
朝目覚めると
ライオンになっていた
金色の鬣
大きく裂けた口に鋭い牙
威圧的な眼差し
洗面所に立った私は
鏡に写った自分の顔に驚愕した
慌ててリビングに駆け込むと
家族は初めこそ
困 ....
どこまでじぶん中心なんだろう
じぶんの正しさを主張したとて
果して意味などあるのだろうか
素肌の日差しがまだやさしい
アスファルトもまだ溶けない
衣服にもまだ熱がこも ....
独り暮しで 卒寿が 過ぎた
もてなくって いぃ
もう もてなくっても いい
神秘の三次元に 許されるなら
だが そのとき
立っていられるだろうか
おのれの年齢に ....
新しい時計が時を奏で始めている。
今日海へ行った。
あなたは無邪気な子供のように、小さなカニの居場所を僕に告げた。
湿気を含んだ海風が僕らを包んだ。
さようなら、僕の遠い日。 ....
新しい季節は
昼の休憩時間に不意に訪れる
事務机(デスク)に寝そべりながら
その頭髪は午後の陽光にほんのりと茶色に透けている
まだ汚れも老いも知らない
化粧された瑞々しい肌と あどけなさの残 ....
946 947 948 949 950 951 952 953 954 955 956 957 958 959 960 961 962 963 964 965 966 967 968 969 970 971 972 973 974 975 976 977 978 979 980 981 982 983 984 985 986
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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