それはやさしい夢の世界の終わりです。
恋なんて、
煌めく青春その1ページ、
刹那咲き濡れ、枯れ行く花さ。
そのいっとき、
熱い気持ちで突き ....
⒈
十年後でも
百年後でもなく
一瞬一瞬を
紛れもなく生きて
今がある。
⒉
優しい
風になって
微笑み一つ
あなたのもとへ
運びたい
⒊
君が歌う
空 ....
死へのあこがれを
4階のベランダでかみしめてた
YESかNOの答えを求められて
あいまいな答えをして殴られた
コンクリートに打ち付けた
頭はよけいパーになってしまった
パーにな ....
思い出には勝てない
どう転んでも勝てない
哀しみよこんにちは。
哀しみよこんにちは。
日本広しといえども
飲める坐禅会というのは
ここだけだろう
T県のS寺
座ってお粥を食べて飲んで語る
僕はここで
さまざまな生きる喜びを知った
もちろん和尚も無類の酒好きだ
いただいた ....
「ボケも笑えるうちはまだいい
笑えなくなったら深刻だ」
「人のボケは笑えても
自分のボケは笑えない」
「人のボケ見て我がボケなおさない」
「なくなったはいいが
盗られたと ....
金がないのは何もないのに等しいかな
何もないのは死んでいるのもいっしよ
かもしれません
朝
まな板が包丁で叩かれる
食材が切られ
瓦斯に火がつけられて鍋に水が張られる
魚が焼かれ漬け ....
彼女は私を自動的強制的に愛するシステムだということを私は知ってしまった!
彼女からの愛は総てプログラムによって事前に定められたものであった!
彼女の笑みは必ず口角を30度上げ唇を潤わせて行われるの ....
余計な荷物をしまおうとして目に入る
押入れの奥に置かれた段ボール
ふた箱分のCDを
買った順にはじめから
開封して聴きたくなっている
何を天秤に乗せたらいいのだろう
外にはもう出たくないの ....
猫のように飛べたらいいのに
草原を這い進む低空飛行で
ミステリーサークルを君に作ろう
気がつくとひとりで夜汽車を見つめて
オーンオーンと長泣きする
疲れたから全部を垂れ流して
引きずるよう ....
狂った世界の鼓動からは
もう受け取るものはなにもない
梅雨の晴間のウザったい午後に
少し前に死んだ詩人の詩を読んでいる
俺の世界は幸か不幸か
たいして変化してはいないが
本棚に並んでい ....
ズーラズーラ
ホゴイゴ
ズーラズーラ
ホゴイゴ
山の夜ならいつかは消える
寝ないといけない猫の子が
ズーラズーラ
憑いてくる
憑いてくる
憑いてくる
フォッサ!
....
方形の中に立ち或いは座り
ゆっくりと口から出るがらくたを置く
いくつか向こうの方形にも人がいて
horizontalには向こうだが
verticalにはずっとずっと離れてる
見える限りに見れ ....
僕は半年ぶりぐらいに そして
しかし テレビのサッカー中継に海を思いながら
飲み屋で 僕は でも yに会い 目を 閉じていた
前と同じ食べ物を そんな 隣で注文されていた 僕は飲み屋で
....
新しい歌を聴いて、ぞっとした。
いずれこの歌も、思い出になる
現在進行形の、この恋の全てを当てはめて
失った先も、聴くんだ。
苦しくなると
あたしの中の
自称詩人が甦る
耐えられないと
自称詩人が顔を出す
自称詩人なんて
嘘なのに
どこにも存在しないのに
つい自称詩に
頼ってしまう
あたし ....
命はいつも燃えたフリをして
シャツの襟に黒い灰を残す
戦ったばかりの今日でさえも
明日から見れば練習の日だろう
夕陽とゴールが重なるまでに
どれだけの汗を流して来たのか
果てなき夢 ....
本当は それぞれが 輝く筈の
星空を 見上げれば 一等星が
眼に映る 確率が 大きいから
何時だって 嫉妬 されるのね
個々に 良い瞬き方を 知って
実践している 星たちの 中で
....
あなたの感情のの中に
1つの欠片でも私があるのなら
それを1つの種子にして
私はあなたの中に蔓延りたかった
過ぎてしまった歳月の中に
ふとよみがえった記憶には
切ないあなたへの恋心 ....
つむじまがりのへそまがり
ろくろっくびのしんせきか
すっぴんびじんはどこにいる
夜盗のはびこるこのまちで
つけまとフェイクでまどわして
やっぱりあなたはいいおんな
ついでといっ ....
遠すぎて不安になった心が
ポケットの外で鈴を鳴らした
助けてという言葉の代わりに
瞬きの音を残してゆくよ
りんりんりんと見つめる夜空に
リンリンリンと電話を掛けたい
あの人の番号を ....
雨のにおいがする
一年ぶりの青紫を滲ませて
水たまりは歌う
いいな
そうだ きいてよ
わたし
ほんとうはクラゲに生まれて
不老不死の体で漂っていたかった ....
自己紹介で特技をきかれた
特になし
そう答えたならもう
終わりだと思った。
ようやく気がついた
あの子より私の方が絵がうまかったかもしれない
あいつより私の方が難しい曲が弾けたかもしれ ....
耳たぶが痛い
イヤリングのネジを巻きすぎた
気取って慣れないおしゃれをする
乙女心は大人になったはずなのに。
あなたは目を閉じる
すると見えてくる
哀しみ
逃げるのではなく
拒むのでもない
内側にある哀しみと
向き合う
泣いている人が
本当に悲しいのかは
外側からはわからない
笑っ ....
ひとつの楽曲が
獣のように現れては去って往く
そんな境界で白いけむりを手繰ること
倒木の洞
爛熟の火照りから上ってくる
固く閉ざした{ルビ鞘翅=さやばね}の囁くような反射
メモ書き ....
ジイチャンは群れない
ひとりコップ酒
愛犬の尻尾フリフリで
癒される
ジイチャンは無口
ひとりコップ酒
演歌を聴きながら
己れを鼓舞する
ジイチャンは仕事が命
ひとりコップ酒 ....
旧盆が近づいている というのに
遠吠えがしている というのに
墓地の風と光り が 漂ってはこない
( いまや ....
涎を垂らして待つ群れを高速で投げ飛ばし
つまらない説教や自慢話にうんうんと頷く
夢を人質に搾取され続ける
ヘラヘラしながら黒焦げになり
構ってちゃんに愛想を振りまく
勘違いと依存に精神を ....
「そうか、今日も早出してたのか?」
「あぁ、働き方改革でな
成果主義とか言いながら
時間規制を設けることが矛盾しているよ」
「そうだよな、俺たち凡人に
時間内に成果を出せと言っても
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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