ふと
首から
肩にかけて痛みが広がり
ゆっくりと左側が痺れてしまって
頭までぼーっとして来て
呻く事
約三十分
左右に揺すると
音がするようになってしまったので
どうにか成らない ....
感動ドラマは
最後には正義が勝つという
ストーリーである
戦争になると
どこの国も正義のための戦いになるが
勝つた国がほんとうの正義になる
○「山羊ファースト」
隣家の山羊が三匹
うちの畑の人参を食いに来ている
飼い主のじいちゃんに話したら
来たらたたいて追い払ってくれという
つなげばすむことなのに
それはやろうとしない
....
君が誰かの胸で眠る間
ひとりで強く生きているんだから
助けてと言わない人になりたい
私とともに詩が目覚める時
いつもそこには大きな穴があり
入り口と出口を間違えながら
少しずつ背が高く ....
「内なる光」
人が一番偉いなんて事は無いんだ
動物も植物もあらゆるものには魂が宿ってる
大事にしようと思う優しさが、内なる光に呼応する
失われて行くもの、新たに命を得られるものあらゆる ....
それでも少しでも
陽気でいようとした君
その痛みの響きが夜を震わせている
どこかから落ちる夢を見て
怯えて目をさました君
今からでも間に合うならば
この手を差しのべさせて欲しい
....
日照りが続くと
実感するよ
僕達が
柔らかい機械
なんだってね
えら呼吸を忘れ
体内に海を抱えて
何処へ行くつもりなのかな?
いっそのこと
部屋中を海水で満たしたいな
....
この地球にたどり着くまでに幾つかの星を寄り道してきたかもしれないが記憶はなかった
この地球は美しい
電信柱に悪酔いしてゲロを吐かれまくってもこの地球は美しい
昨夜、居酒屋で合コンした後に若い ....
シェーバーが見かけよりもズッシリと重いのは
何故だろうと不思議だった
携帯よりも小さい旅行用のシェーバーなのに
充電池の部分が妙に重いからだ
そう信じていたけれど
ちょっと ....
夕方の繁華街でカッブルがチンピラに絡まれた。
チンピラはいかにもチンピラでカッブルはいかにもカッブルだった
チンピラがいきなりインネンをつけてきた
カッブルの男の方がガンをつけたと不条理な言いが ....
彼女は私を自動的強制的に愛するシステムだということを私は知ってしまった!
彼女からの愛は総てプログラムによって事前に定められたものであった!
彼女の肌のつやも髪の長さも総て私のために常時調節されて ....
庭のゴミが風に舞う
青嵐だ
異説に虚しい人も舞う
レイジ君が侵入して来て
大和を薄紫に変えて
持って行ってしまう
渦が私の皮膚を汚す
無視のワードが起こす風に
さらに舞うゴミ
エモン ....
家に来たとき
まだ子供で
カメラに収まらないほど
暴れん坊で元気だった
ガゼルみたいに飛び跳ねて
片時もじっとしなかったっけ
じいちゃんが倒れた時
家族に知らせようと遠吠えした賢 ....
君が君とはまるで違う小さな花に水をやる時
じょうろの中に沈んでいる冷たい一個の星が僕だ
ビー玉越しの景色を一通り楽しんだなら
必ずベランダから放ること すべて朝食前に
僕の口笛が余韻を引いても ....
僕のいちにちが始まる朝に
必ず見上げる景色があった
あの屋根よりも遠くへ行きたい
あの緑よりも光を浴びたい
夏を急がない透明なプール
その柔らかな水面は映らず
騙し絵のような空に鍵をか ....
眠れているから
朝が来るんだ
晴れているから
外へと出るんだ
ちぎれているから
雲を呼べるんだ
希望の唄には
締切りがなくて
良いことが
生まれる度に
継ぎ足す
メロディや歌 ....
世界は時を刻んでいく
わたしが嬉しくても哀しくても
世界は確実に移り変わっていく
(人は生まれて死んでいき)
わたしの鼓動が途絶えても
世界の律動は止むことなく
続いていく響いていく
....
「なので、先生、どうしてもね
ポジティブ思考ができないんですよ」
「そうですか
ポジティブ思考ができない症候群ですね」
「先生、なんかそのままの病名ですが?」
「そうです、それでいいじゃ ....
街並みは 死んでいるのに
それでも
救急車の サイレンが
老残の背すじを
しゃっきと させてくる
とは・・・・・・・・・
まさに
....
どうして君は笑わなくなったの
僕の前で見せる顔といえば
うつむきがちに視線を外して
輪郭をなぞるための愛撫に
シャボン玉の泡でも近付けない
どうして君はすぐ行ってしまうの
追い駆け ....
夢のような暮らしの中で今日もまた朝を迎える。
夜の魔力が次第に解けて、鳥たちの声が聞こえる。
テラスに出ると庭のあちこちで色鮮やかな薔薇が咲いている。
私は今ここに在る事に感謝する。 ....
夏独特の匂い
夏の揺らいで見える街
留守電に入れた「逢いたい」と
逢えない夜は切ない
逢っていても何だか切ない
「今日は逢えない」と電話があり
そのまましばらく話した
仕事の ....
あなたは僕を待っていた白いシーツの上で
電話も出来ず声も出ず
赤子の声を嫌い痛みを敵のようにしていたあなたが
ただ僕を待ちながら天井を見つめる檻の中で闘っていた
あなたが望んだ最後の望みは僕と ....
恋=好きだったのならどんなによかったのだろう。
あの人の形をした人形はそこらじゅうにころがっていてでもたいがいはダミーだった。
だからなんだ
私がはらりとでも思ってしまったのならあっという間 ....
たそがれよいとこいちどはおいで
やってくるなつ夢みてうきうき
うたをうたってようきにわらおう
しあわせいろのみらいがみえる
やまのかなたのおれんじそまった
....
せっかく
決勝トーナメントに進めたのに
何でニダニダハシムニカに
自分達を正当化するための口実を
与えるかね~
だからサッカー、大嫌いなんだ
それはともかく
日大アメフト部監督が
....
生きることに不真面目だから
自称詩なんかに逃げるんだ
きつい現実から目をそらして
ゆるゆるの関係性に逃げ込むんだ
おまえさ
ただの一度でも
自分以外の為に
(人でも神でも馬でもいいよ ....
色々と、忘れて淀む
沢山の核心が稚樹のまま死んで土に還ってゆく
僕は毎日夢を見る
何もかもが分からない
自分が在るという事以外存在するものがない
人は僕を何と呼ぶのだろう
まと ....
朝とも夜とも言えない時間に
新聞配達のバイクが来る
彼等が世界を見ている間に
僕等は寝息の中でキスをした
みんな眠ってるうちは死なずに
透明な空が綺麗だと思う
彼等と僕等が交代する ....
妄想の中の幸福は形が丸く色は薔薇色?
薔薇色と言っても色々あるよなぁと思えば
考えるのが面倒になって
もうそのことから幸福を一つまみ
外側に放り投げてしまっているような気がするから ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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