アレクサ、股広げて
「マタヲヒロゲマス」
アレクサ、顔に乗って
「カオニノリマス」
アレクサ、身体を反転させて
「カラダヲハンテンサセマス」
アレクサ、ポコチン咥えて
「イヤデス」
ク ....
もう一度また
受け入れなさい
沈み開放するのです
お風呂でその
束縛を断ち切りなさい
子供の頃を想い出すのです
湯船で
体がジンワリと温まったら
肩まで ....
息詰まったときは、
少し心を込めて
「オーレーはジャイアーン・ガーキだいしょー!」
ってつぶやいてみろ
な。
心配ない。
苦しみなど無い。
養鶏場のトリは、優しい声でクワクワ喋る。
遺伝子レベルの優しさで、押し込められた場所を快適と認識する。
モモムネに切り分けられる日に備え、楽しい日 ....
「おはよう。」の声に反応をして
力いっぱいに両腕を動かす
生後二カ月目の甥っ子。
小さな身体をそっと抱き上げて
ミルクを飲ませる妹の横顔は
また一つ新たな変化を見せている。
よちよ ....
追視を始めるくりくりとした大きな瞳は
一点を眺めたまま離さない。
目じりと頬に皺を寄せて
くしゃりと笑った父の顔を。
丸くて小さな手は
元気よく動いて何かを掴もうとしている。
頭をなで ....
なんだかな
いっしょうけんめい悪ぶって
せいいっぱい知らんふりして
こっそり泣いてるのかくして
今日も笑顔です
こんなに淋しくてしかたないのに
こわくてひとりでしかいられない
滑 ....
男ごころと
女ごころと
人間の心には
形も色もない
男の体と
女の体と
人の体には
確実に
形と色がある
目でみて
耳で聞いて
鼻で嗅いで
手で触れあえる
お互いの体 ....
歩いていたの1人
どこへでも行ける足を身につけて
目に広がる全ての道を進んでいる
知らない道なんてないくらい
雨や風や雪
朝と昼と夜も
ずっと歩いていたの
時間もわからないくらい
前も ....
いつまでも僕らは震えたままでいる
排水溝の淀んだ臭いが胸いっぱいに詰まるスタートライン
今朝のテレビの占いが最下位にでもなったものなら
惰性を繫ぎ止める糸は完全に切れてしまうかもしれない
....
案山子の首はぶぅらぶら
揺れているのは首だか、風だか
ちいさな呟きが繰り返されて
とうもろこし畑から風がくる
とうもろこし畑から盆の東風
だれかくる来るようにおもう
木の葉を撫 ....
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診察室のお近くに ....
からめあった足の白さが
波打ちぎわまで押し寄せてきた
夜半にくるくる回る満月
血に濡れた髪を真銀に染める
あなたの友人は
みな海底から這い上がり
石榴の頭であなたにすがりつく
....
動かない川の水面に、
漆黒と銀白の陰陽
濃密に混じり輝いている
対岸の雑木林、
淡い陽光に照らされ
そよとも揺れず
枝絡み合い重なる奥に
白い空間 ぽっかり開く
凝視されて ....
暇な嫁さんのせいで
首相の座を追われそうになるぐらい
暇人はとても危険な存在なのだ
まともな人間であれば
1日を懸命に生きることに精一杯で
アホなことを考える暇はない
暇人だから
ア ....
澄ました正装のように
白い波は悠々とした
砂浜は遥か彼方まで
カーキに揺れた
私は独り
この海辺に座り
あわれ と ああ
の
間にある
汚れた虹のような
渋味のある断崖を
....
何もしない日々だらけでいい
孤独な夜があってもいい
そう肯定さえしてくれれば
たぶん結構みんなが
起きてだらけて
録り貯めた番組を消化する
外に出るのはしんどいから
ありもの ....
魂の相性が気持ちいいの
やわらかな摩擦がいい……
言葉と心を
大切に汚し、ゴミにするの
海の中の、どこかには
息ができる場所があるって
夢に見るほど、憧れてたのに
あなたにすべて ....
窓際に置かれた背の低いチェストの上で
春の雨上がりに光る
束の間のまぶしい陽射しに
君はまた新しい居場所を見つけたんだ
少しずつ変わっていくこの部屋で
微かな戸惑いをやり過ご ....
肉身の疼く
夜陰の沈黙に
心は乱れ不安に駆られ
詩と死と戯れる余裕すらなく
焼酎を二杯、三杯と
焼け付く視野に
蜘蛛の巣張り
払いのけても払いのけても
辺り一面の糸は切 ....
無駄な命は無いと言って
若い命ばかりが
無駄にされている気がする。
戦わない事が平和だと言って
....
僕は
駅で列車を待ち受ける
サラリーマンを見ても
線路に突き落としたりはしない。
スーパーの工具売り ....
夏の夜に眼を閉じて世間を遠ざける
蚊取り線香の燃えていく匂い
いえ、あれは父が煙草を吸い尽くす音
いえ、あれは兄が穴を掘る遠い音
いえ、あれは舟に乗せた人にふる音
どこに行けばいいの ....
少年が絶望を知るには早すぎた
下駄箱の中のパン屑 やせ細った体
一人ぼっちの登下校 あざだらけの顔
踏みつけられて突っ伏した地面から見上げた林間学校の夜空 ネオンライトのない
その自ら ....
大事なことを
言わずに別れる
そんな癖が付く
消える変化球
指に挟むのが
指なら良かった
言葉の画鋲で
心を留める
動かないように
風は遠慮しろ
子供は
煙草を吸って
大人になった気になって。
男は
乳首を吸って
偉くなった ....
あおぞら
シーツが風に舞っている
ひとり
取り残された午後
しろい夢は
触れても何も感じえない
ただ繰り返す呼吸
紋白蝶がふわりと
青に透けて
ひらりひらり舞 ....
ぼけた雲がニヤニヤしながら見下ろしている
2~3時間の命しかないロウソクが
辛うじて火柱を存命させているような
静かな私たち
線香花火の真ん中で
大海を泳いでいる
誰も助言なんかしちゃ ....
【さかくだり】
あの懐かしい橋を渡れば
蛙のひしめく道がある
いきものを ころさないように
体が傾むく川下にむかって
足をゆっくりと あるく
あの懐かしい橋を見下ろせば ....
三日ぶりに入ったその部屋であなたは
やはり窓のそばに座っていて
あなたの世界は四階の窓から見える
この建物の北側のビル群と
真下を通る車の音
時折近づいてくる救急車まで
首だけをこちら ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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