君の吐く息が
白く耐えながら
背中に当たって
羽根みたいだね

優しい人で
良かったなんて
その言葉だけで
意識は飛べる

空よりも遥か
遠い未来を
犬に襲われた
鳥は知らな ....
未だ薄暗い病棟の廊下を
行き来する人達、
それぞれの様々な幻を
歪な足取りで運んでいく
とんとんとん、と
縺れて引き摺り屈曲して

閉鎖病棟の午前四時
反復される夢現、無限
心の中に部屋を作りました
狭くて殺風景でいったい何を
飾れば良いのでしょうか

写真は映りが悪くて
捨ててしまったから
東京がスッポリ入るくらいの
夢を探しに出掛けませんか

ミッキ ....
今日も生きている!生きている!
みんな生きている!生きている!
死の幕が降りるまでは生きている!生きている!
それぞれの生を生きている!生きている!
いろいろあっても生きている!生きている!
 ....
人が悪く見える時
それは
自分の心が汚れている時

人が善く見える時
それは
自分の心がきれいな時
いつもの日常は
新しい朝から始まる
何もかも新しく感じられる

お決まりの喫茶店に行き
お決まりのコーヒーとサンドイッチ

陽差しが心地良い
朝の涼しい風が
良い気分にさせる

 ....
子供のころから若さが嫌いだった、気に入らないことがあるとグズグズと駄々をこねたり、癇癪を起したりするのが嫌いだった
子供のころから若さが嫌いだった、学生服をほんの少しやんちゃにアレンジした、中途 ....
焦燥の、密やかに、孵る、か細い、
雛の、誘われた、私の、
嘴、
支配者たる、無数、の、

無数、に、

蠢く、

メイメイ、

愚者を嘆いては希望に胸を踊らせ、不甲斐なさに溢れ落 ....
わたしは一秒一秒を大切にする。拾ったりくべたり、光のような爆ぜ方をするそれらを全身にまとって、何者でもない何かになりかけようとする。呼吸をひとつひとつ創ったり、乱したりする。銀色の分散みたいに .... おとうさん
おとうさん

ね、なぜ泣くの

わたし 涙も出ないで
ゴミを見るような
凍える目をしていた という

金色の夕日が差し込んで
葉っぱが
秋色に染め上げられていく
一 ....
弌、
強制性交ってなんじゃらほい?

よく分からないので調べたら
口とかアナルとかに挿入しても
はたまた被害者が男でも
犯罪として成り立つっていう風に
法律が改正されたんだそうだ

 ....
ギャンブルに入れあげて
家庭を顧みないのと
ボランティアに入れあげて
家庭を顧みないのは
家族にとって
まったく同義の"迷惑"だということを
マスコミは決して伝えない
 ....
何かしてもらったら
ありがとうと言いなさい
自分が悪いと思ったら
素直にごめんなさと言いなさい

自分が嫌だと思うことを
人にはしないようにしなさい
挨拶をされたら
微笑んで礼を返しな ....
汚れない
スニーカーで歩く
良く晴れた午後に

見上げた空
見下ろす人

屋上にいる僕は
自分だけが
熱帯魚みたいに
揺れながら

聞こえてくる
ブラスバンドの音と
一緒に ....
スプーン一杯の愛の言葉で
ハチミツみたいな関係になって
転がってゆく琥珀色の海を
名前で呼び合う未来の命を

宿した体に重たい
銀河のレールが見えて
美しいと言う時間が好きだ

君を ....
滴る液体は何色だ?
フェードアウトしていく最中
街灯のように光るものを
届かないとわかっていても手を伸ばす
本能がそれを追いかける
まるで危険知らない蛾達のように
悲しくも緑色を散らしなが ....
死んだ時に見られたら恥ずかしいものってなんだろうね。なんて話題はドーナツをかじりながら流すくらいでいいでしょ。この体がそうであるように、恥も心配もあの世には持っていけないよ。わたしが思案してるのはいつ .... この地球が何一つ前兆を現さずに
突然
引力の全てを失ってしまった

あってはならない事態が起きてしまった
もはや地面にへばりついていられなくなって
宇宙に飛散していく有り様に
全人類を代 ....
かろやかに交わる空の他愛暗がりへと向かう瞳の投影



暗がりで上せない食事をする
船は往く
昨日の港を
遠い背後に置いて

船は往く
未開の日々を
目指して

揺れ動く海の{ルビ面=おもて}を
魚のリズムで、跳ねながら

甲板に立つ旅人よ
潮風に
頬を{ル ....
このがらーんとした
人っこ一人ない
田畑の
さびしさは何だろう

家の無い人のように
風呂敷包みを手に、ぶら下げ
虚ろな目は
まっさらな青空を視る

遥か遠い黒点の
翼を広げ、浮 ....
水に溶かした
これまでのこと

光に透かした
これからのこと

誰にも言わないのに
君は知っているから

明日よりも
もっと先にある
希望のベクトルで
待っていてくれる

 ....
 老舗の店が
 建っていた
 老舗の店で
 買い物をした
 老舗の歯医者で
 口の中を血だらけにした
 はずであった
 ように思う
 が

  赤土が
  むき出しになった
  ....
ブラウスの白いポケットで透ける
ブローチの星に名付けた永遠

胸に秘めたままの想いと同じ
喋らなくても重さで伝わる

この世界の果ては見たことがない
あの正夢の続きは知っている

星 ....
無限の記号の子供が突然起立して
あと8分でお前は死ぬと言う
爆音が耳元に流れ
身体は震える様に踊り
空中で破裂しそうになる それを
今までの我が尊厳で抑え付け
軌道修正を図る 一体何の為に ....
なんか、また
色々やってるみたいじゃねえか
マスコミも免罪符みたいに
チョロチョロ報道してるけどよ

おまえらさ
戦争の記憶を風化させてはいけないって
バカの一つ覚えみたいに繰り返すが
 ....
ひまわり畑に抽象など要らない
ひまわりが人のようにひとりずつ
死んでいく死んでいく真昼
ひまわりは枯れては青空を見返す
死をさえぎるどんな光も要らず
衰弱はどこまでも澄み切っていて
笛 ....
小学生の頃、道徳の授業を使って「平和学習」という授業があった。

平和学習は数週間ほど続いた。
「はだしのゲン」のアニメのビデオを観たり、
実際に戦争を体験した人達の話を聞いたり、
給食のメ ....
*
三島電灯機械製作工場は大きくなりすぎた。

*
年々その規模は拡大し街は浸食された。
僕の家の玄関にもそれは入ってくる。

*
56年の時点ではドアの隙間から鉄屑を突き出す程度だ ....
戦争が哭いている、
魂が・・哭いている

残虐な争いの狭間で
呻き声をあげ
大事な大事な
命が、蔑ろにされ
露と消えていった

その「痛み」を想像して
共感することしかできない
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
羽根ミナト 螢018/8/18 17:21
病棟の朝ひだかたけし418/8/18 14:15
迷路ミナト 螢018/8/18 9:36
生きている!ホカチャン018/8/18 6:00
心の眼018/8/18 5:48
新しい朝夏川ゆう318/8/18 5:19
子供のころから若さが嫌いだったホロウ・シカ...1*18/8/17 21:48
日向に焦がす118/8/17 18:59
わたしは一秒一秒を大切にする。ねことら118/8/17 17:50
あの子田中修子4*18/8/17 17:00
真夏の富田林、逃げる強姦犯花形新次018/8/17 16:23
ボランティア中毒118/8/17 15:53
少しずつだけどHAL4*18/8/17 14:05
HAPPYミナト 螢018/8/17 12:17
祝福018/8/17 10:28
色なんて分からないムウ018/8/17 8:34
生まれかわりの手ざわり青花みち218/8/17 8:17
断崖こたきひろし218/8/17 5:35
_雨へのダブリ...018/8/17 0:10
時の航路服部 剛218/8/16 17:58
対話218/8/16 17:41
翌日ミナト 螢418/8/16 15:02
再開発北村 守通218/8/16 12:18
ミナト 螢018/8/16 10:17
コウソクのシ狩心018/8/16 9:18
反戦バカ花形新次118/8/16 8:16
残暑から始まる葉leaf218/8/16 4:48
平和のために自分たちに出来ることを"考える&quo ...少年(しょー...018/8/15 23:40
三島電灯工場佐藤伊織218/8/15 23:07
終戦の日八木ヒロマサ118/8/15 20:47

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