働き方改革と共に
働き側改革しないとなぁ
課長はそう言って
仕事量は減っていない
仕事の蟻地獄から抜け出せないし
退場したら生活が蟻地獄
いつか食べられるのなら
汚れ ....
なににも従わない
虹の入り口を知っている
あなた、
昇らないのは
透明な髪と透明な羽を持たないから?
吊るされた人の
子どものころから消えない孤独の性が
引き攣った泣き ....
振り返ればふと懐かしい
貴方に初めて出会ったあの海
少し照れながら話しかけてきたのは
貴方じゃなくって友達のほうだったね
ええすごく覚えてる
あの浜辺で砕けて言えばナンパされ ....
なにも
カッコつけたい
わけじゃなく
いつまでたっても
辿り着けない
力なく
のほほんしてると
日々が逃げて
食っちゃ 寝て 起き
食っちゃ 寝て 起き
なにしてんだか ....
秋というだけで 物悲しい
青空というだけで 晴れ晴れとしてくる
恋人というだけで なつかしい
愛というだけで 燃えてくる
秋の夜長の 想いの庭に
いとしい言葉たちを
....
家から見える瀬戸内海
時間、時間で変わる
その景色を見て育った
瀬戸内海の周りだけが
その場所特有の時間の流れがある
潮風の香りを感じると
何故か思い出が浮かび上がる
子供の ....
泣きじゃくり
投げつけた言葉が
貴方になにか傷をつけられたのか
わたしはこの涙を
貴方にみられたくはない
歪んだ顔で目を瞑っているこの泣き顔を
髪をやさしいてのひらで
梳くよ ....
100年後の日本より大事なこと
それはLGBTの方たちの人権
この国の行く末なんかより
人権のほうがずっと大事なのだ
100年後の大相撲より
獣医学部新設より
....
眩暈は麗しく不確かな場所へと誘う
「 手の上の月」
眩暈は激しく
私は床の上に横たわ ....
男の子が砂漠に沈んでいく
女の子も砂漠に沈んでいく
女の子にみえる男の子も沈んでいく
男の子にみえる女の子も沈んでいく
背の高いひとが沈んでいく
背の低いひとも沈んでいく
痩せているひ ....
ひさしに積もった
雪は
何を待ってると思う
君は自分のことがわからないことについて
どう思う
と思うともう重くてたってられねー
次第に強くなる
風の夜に
窓は何を感じてると ....
狂ってしまった
消火栓を
一人抱いて
美しい風
不可能犯罪の方法を
書いて捨てるノート
右手で爪を握って
左手で鳥を真似する
くびれた時間の
一番細い部分
美しい風
しま ....
ブランコに乗って
何処行こう
ブランコに乗って
飛べるかな
白い雲と
青い空
ピクニックの気分
おにぎり忘れたよ
ブランコに乗って
何処行こう
ブランコに乗って
潜れるか ....
七色の虹が架かったその先へ 飛んでいこうよ夢の国。
そこでは女神と妖精が ユニコーンと一緒に踊ってる。
七色の虹が空に現れたなら 急いでいこうよ花の国。
世界中の花が集まる花園で ....
電気ケトルと時計の間に住む老婆が教えてくれた。「お前が眠っている間に夜中の雲から女の腕が伸びてきて、窓をすり抜けてお前の顔に透明な手形をつけていったよ。その手形は洗っても落ちないだろう。もう逃げられな ....
私は地球の人になる
道路標識はよく見て
交通ルールをしっかり守る
ご贔屓のチームがあって
試合結果に一喜一憂
ほどほどに勤勉で
ほどほどに憤り
ほどほどにやさしく
ほどほどにやらしく
....
君は視力が悪かったとしても
人よりたくさんの星を見て来た
ショルダーバッグの
マタニティマークが目に映るから
席を譲ったりできるのだろう
優しさは心に余裕がないと
分けられずに千切 ....
○「人間関係」
人間関係で揉まれていないから
腹にしまっておくということが
できない
人間関係で揉まれていないから
気に入らないことがあるとすぐに腹を立てる
人間関係で揉まれていないから
....
棚の整理をすると黒い泥が詰まったビニール袋が出てきた。たぶん玉ねぎか何かを仕舞い忘れたきりで、腐り落ちて液状化したものなのだと思う。袋が破れていれば大惨事になっていただろう。二重三重に包んでゴミに出し ....
俺と言う人体はおとこで
君と言う人体はおんなだった
人間と言う生き物が地球と言う星の上で
立って歩いている不思議
それを何ら不思議と思えない、思わない
日常の生活も
また不思議と言えな ....
素晴
きみの声が
きこえない
素晴
きみの今は
どこにある
彼方からくる
合図の意味が
わからない
素晴
この世界では時々
確かな偶然を見る
読み取りが ....
お月見
少女は青い服を着て
ひと晩ぢゆう恋文をかかずにゐた
姉さんの形見のコーヒーカツプに
月をうかべて
{引用=(二〇一八年九月二十五日)}
....
羽が飛び降りる
苦しいことばかりだね
辛いことばかりだね
僕が祈ると君は笑う
手を組むたびに
髪の毛を掴まれて
床に投げつけられる
なんでこんな目に?
見上げると笑顔が眩しい
神 ....
あの頃京都で小銭で呑もうと思ったら
木屋町三条下がるのアフリカだった
500円玉の現金を一々渡しながら
....
月の明かりは煩わしい
部屋の蛍光灯は眠りを誘う
冷たいジンを飲むのも
今夜が最後だろう
準備は出来ているから
カーテンを締めて
月を消せ
僕らは、揺れているだろう
冷めた血を滴らせながら
僕らは揺れているだろう
なにも見えない世界や
なにも聞こえない世界
そんな世界のことを
恐れ、そしてどこかで憧れもしながら
....
うつつわさはのくにのくにぶり
わさえ
いりのはのいり
ぬさえ
のまた のさのさ
げんせんじょうどん
いでんのあがりの
よこさ のさのさ
わささち
どさけさ
どさけ ....
貧乳者が虐げられていることは
社会的な大問題だと
声高に主張する人は少ない
確かに世の中には
貧乳マニアが存在し
それ向けのAVもある
しかし、大多数は
美乳や巨乳が好きだ
....
白いクルマに乗って
知らない町に着いた
知らない人に会って
知らないうたを歌った
そのまますべて流れて
暗くなったら波音
ああ
知らない人になりたい
眠ることが
難しい夜に
錠剤を飲んで
心で溶かす
落ち着くようにと
処方された時間を
私のために
使ってくれる人
先に夜の歯車に
挟まれて
君を置いて行く
かも知れな ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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